Web事業部実績紹介
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2014.03.24

3Dプリンタが使いたくなる3-PRINGPRODUCTに行ってきた

ほっしゃん

こんにちは、新人デザイナーのほっしゃんです。今回はWeb上で話題になりまくっている「3Dプリンタ」によるモノ作りを覗きに、渋谷ヒカリエで3/10(月)まで行われていた「3-PRING PRODUCT」(サンプリングプロダクト)に行ってきましたので、見逃した方の為にレビューしたいと思います。

3Dプリンタとは
その名の通り、3Dで出力してくれるものすごいプリンタのことです。通常のプリンターはインクを紙に吹き付けますが、3Dプリンタはプラスチックなどの細かい粒を少しずつ上から落としてプリントするようなものだと思って下さい。

3-PRING PRODUCTのコンセプト

この展示では、メーカーから販売されている製品(どれも無印良品で買えるもの)に、3Dプリンタで制作した部品を組み合わせることで全く違う用途に使用したり、より自分らしくアレンジしてさらに便利に使えるようにするといった、新しいD.I.Y.のあり方の一例をデザイン、展示しています。

3Dプリンタなら、インターネットに繋がっていさえすれば、敷居の高かった「プロダクト」も簡単に作れてしまう…!そんな夢のような話を耳にしたら、デザイナーとしてはチェックせずにはいられないですよね。

百聞は一見に如かずということで、早速作品をチェックしてみましょう!

「ちょっと足りない」をD.I.Y.!

ケース

まずはこちらのポリプロピレンケース。色がついてかわいくなっただけじゃなくて、小物を入れた時にもスタッキングできるようになっています。これはかなりの省スペースになってすごくいい!!

 

chest

そしてこちらのポリプロピレンの引き出し。ジョイント部分を作ることで、ちょっとしたカウンターに変身しちゃってます!数千円で、オフィスにワークスペースがひとつ増えるかも…!?

 

joint

緑の部分が3Dプリンタで作られたジョイント。うまくついています。

木材や梁はどこのホームセンターにも売っている規格です。

 

clock

下の白い時計が元になったデザイン。そしてこちらの時計は、吸盤でくっつけられるので、自立させたり鏡につけたり、大活躍してくれそうです。色もかわいいですねー!

「違う用途に」D.I.Y.!

既製品の使い方は、何も商品の通りじゃなくってもいいんです。

ランプ

ケースをひっくり返せば…!これ、もとはポリプロピレンケースなんですけど、どんなお部屋にも調和する、シンプルなライトに変身。

「展示器具」だってD.I.Y.!

私がこの展示で一番素晴らしいと思ったところは、照明や展示器具も同じコンセプトで作っているところです。

pendant

ペンダントライト → 例のポリプロピレンケースで照明も作っちゃってる…!

 

椅子の上に一枚板をのせるだけで、簡単に展示台が作れるすごい技。

大きな展示台 → 椅子の背にジョイントをつけて、ボール紙でできた軽いボードをのせるだけ。

椅子の上に一枚板をのせるだけで、簡単に展示台が作れるすごい技。

 

ゴミ箱で記帳台。

記帳台 → ゴミ箱を重ねてちょうど良い高さに!このゴミ箱は軽くて頑丈なので、搬出や搬入時、段ボールなどの梱包材の代わりにもなりそうです。展示に関わるゴミも少ないし、軽いし、本当にすごい。

いかがでしょうか。過去の曲や音源の一部をサンプリングするように、既製品を引用しながら、そこに3Dプリントで制作した部品を加えて、オリジナル製品を作り出していく。それがこの展示の、素晴らしいコンセプトです。

LIFE HACKが面白い!

紹介した作品には無印良品の製品が利用されていますが、既製品を自分たちの手でD.I.Y.カスタマイズすることで、より生活を楽しもう、という人々が増えています。以下に、lifehackがしたくてしょうがなくなる参考サイトをご紹介します。

ではその名のとおりIKEA製品を改造するアイディアが満載。

有名ですが、新しい技術を駆使して生活をもっと便利に楽しくする便利なアイディアがいっぱいです。

3Dプリンタはオンデマンド印刷のように、少ない数からでも発注ができますから、家庭やオフィスで、自分たちだけのプロダクトが安価に実現できます。lifehackに非常に親和性の高い技術であると言えます。

でも、3Dプリンタを持っていないんだけど…

この記事を読んでいただいている方の中に、もういますぐにでも使いたい方がいらっしゃると思います。私も同じです。でも、肝心の3Dプリンタが無いのです。そんな方のために、実際どうやって作っているのかもちゃんと伺ってきましたよ!

  • 今回の展示を企画なさったTAKTPROJECTさまでは、CADデータを作成してDMMオンラインプリントしているそうです。
  • CADはちょっと敷居が高いです、なんとかなりませんか?という質問をぶつけてみたところ、なんと無償で利用できる「123d」なるCADアプリがあることを教えていただけました。詳しくはこちらのサイトの記事をご覧下さい。
  • ある程度教わってみたいという方は、鎌倉が近ければFabLabKamakuraで講習を受けて使用することができます。
  • 渋谷が近ければFabcafeで講習を受けて使用することができます。

おわりに

Web制作の現場でも、撮った写真をテクスチャとして利用したり、既製のライブラリをサイトに合わせてカスタマイズしたりといったサンプリングは頻繁に行われています。普段とは別の角度からデザインを考えることで、大変多くのヒントを頂いてきました!

デザイナー以外のWeb制作の現場ではあまり馴染みの無いことにも見えると思います。けれど、3Dプリンタをはじめとするデジタルファブリケーションは重要なトレンドであること、また、少人数の制作会社やスタートアップの現場では「自分たちしかやる人がいない」けど「お金をかけずにかっこよくしたい」という時が少なからずあるはずで、そんな時でも楽しんで対応できる柔軟さが制作会社の基礎体力になるのかもなあ…などと考えました。

製品としてパッケージされているものも、ちょっとしたアイディアを加えることでより良くなるのですね。デザインの基本的な楽しさが伝わる、とても良い展示でした。今度は、制作したデータをもとに実際に使ってみたいと思います!

※本記事の執筆にあたり、主催のTAKT PROJECT 宮崎様に掲載許可をいただき、とても丁寧にお話を伺うことができました。ありがとうございました!