こんにちは、LIGの代表のゴウです。
実はこのたび、フォト蔵とAdobeが共同で主催するフォトコンテスト『Adobe Photo Museum』の審査員をさせていただくことになりました。
「今一番、カメラマンに近い男」
と言われ続けてはや数年。カメラが趣味でLIGでもいろいろな写真を撮ってきましたが、まさかこんな素人がフォトコンテストの審査員になるとは…。
恐縮過ぎて、お腹が痛いです。
PhotoshopとLightroomを活用して名画を作ろう!
さて、今回のフォトコンテストのテーマは「名画」。
世界的な名画の雰囲気をAdobeの画像編集ソフト、PhotoshopとLightroomを駆使して表現しようという趣旨です。
例えば、ボッティチェリの「ヴィーナス誕生」を
こんな感じで表現したり
ゴッホの「ひまわり」を
こんな感じで作ったりするフォトコンテストです。
これまでのLIGの作品
実はこれまでにも、LIGでは名画をテーマにした作品を作った事があります。
レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」。
出演者が大勢いるので、構図を決めるのが大変でした。
それにPhotoshopを使って調整をかけるとこんな感じになります。
ぐっと、絵画風になりましたね。
最終的にはこんな感じにして、2014年の年賀状として配布しました。
今回、新しく作ってみました
フォトコンテスト開催にあたり、せっかくなのでLIGでも何か作ってみることにしました。
今回作ってみるのは、デザイナーの「たかあき」。
深夜2時に出発し、やってきたのは長野県。
モデルで広報のヨシキさんも連れて行きました。
さっそく撮影開始です。
この日の長野は、ひどく冷え込んでいて、地面には霜柱が立っていました。そのせいで、裸足のヨシキさんの指先は限界を迎えていましたが、やはり良い作品を作るためにはある程度の犠牲は必要です。
なぜか他の観光客の人たちも集まってきて、ちょっとした撮影会みたいになりました。
さて、撮影が終わったら大量の写真をLightroomで読み込みます。
今回100枚強撮影した写真の中から使用する画像を選んでいくのですが、ラベル付けやレーティングなどが簡単にできるので絞り込むのも簡単。さらにRAWデータを現像して露光量やホワイトバランスなどを自由に調整する事ができます。また、今回NikonとSonyのデジタル一眼で撮影したため、様々なメーカーのRAW形式に対応しているLightroomならではの強みをより一層感じました。
撮影→選別→現像
までの作業フローは、Lightroomを使う事で劇的に効率化されます。
こうして選ばれた写真がこちら。
(紅葉も終わっていた事もあり、めちゃくちゃ寂しい雰囲気ですね…)
さて、ここからの画像編集はPhotoshopを使っていきます。
まずは画角を調整します。
「色調補正」を追加し、明るさ、色相・彩度、カラーバランス、トーンカーブなどなど色みを細かく調整していきます。これだけでもかなり雰囲気が変わりますね。
次にディティールのシャープとノイズを調整、フィルターギャラリーを追加し、絵画風のタッチに変えていきます。
・
・
・
・
・
・
こうして完成したのが、こちら。
昭和を代表する日本画家、東山魁夷の代表作『緑響く』を表現してみました。
美しい湖面に映える一頭の白馬がとても印象的な作品ですね。
興味がある方はぜひご応募ください
こちらのコンテスト、 11月30日(日)まで募集を受け付けております。
最優秀作品には最大で30万円の賞金、そして展覧会での展示が約束されています。
現代の技術を駆使し、世界的な名画たちをそれぞれの感性で表現してみてください。
たくさんのご応募、おまちしてまーす!