開発コストを削減「BiTT開発」って?
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2015.06.06

PV・UUの大きなジャンプアップ、良質なコンテンツとは【LIGブログの5月度アクセス解析】

LIGブログ編集部

こんにちは、コンサルティングチームのヒロさんです。引き続き、自社についての分析をしてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

5月度トピック

500万PV達成までの道のり(サイト改修編)

さて、ついに500万PVを達成し、1000万PVも見えてきたLIGブログですが、その背景では下記のようなサイト改修をおこなっておりました。

  • 改善するための仮説をとにかく挙げてみる
  • イベント計測
  • ヒートマップによる分析
  • 回遊率向上の施策立案、実施と検証
  • ABテストの実施と検証
  • ページネーションの導入と検証
  • スマートフォンのUI/UXの改善
  • 表示スピードの向上

それぞれ、詳しく解説させていただきます。

改善するための仮説をとにかく挙げてみる

サイト改修に当たるグロースハックチームは、発足当初とにかくサイトを改善するということに対して未経験な部分が多くありました。
そこで、メンバー全員でとにかく改善のための仮説を挙げるということをして、ヒートマップなどのエビデンスを元に、どの施策が効果がありそうかの仮説検証、そして実施するフローにしました。気が付けば、仮説だけなら100近くがピックアップされておりました。

イベント計測

Google Analyticsにより、仮説検証の指標を出すために、さまざまなイベントの計測をしました。個々のイベントの内容については省略します。

ヒートマップによる分析

これまでLIGは、ヒートマップを導入しておらず、導入してみればなかなか気付けなかった部分がわかったり、ユーザーの視点で客観的にサイトを見ることができるようになったりと、とてもよい効果が上がりました。ヒートマップを元に、仮説を立てて実施した施策もたくさんありました。

LIGで導入しているヒートマップツールは、Ptmindさんが開発しているPtengineです。
興味がある方は、こちらの記事「Webサイト制作の中心に分析を!Ptengineの便利な機能と使い方【導入編】」をご覧ください。

回遊率向上の施策立案、実施と検証

上手く行った施策も、上手く行かなかった施策もあり、グロースハックチームとしてよい経験となりました。
具体的な内容についてはこちらのイベントでお話しさせていただきますので、よろしければぜひお越しください。

トライ&エラーを繰り返しながらPDCAを回すことで、結果として今回の数字につながったのではないでしょうか。

ABテストの実施と検証

こちらも、今までLIGサイトについて戦略的に実施していなかったABテストを開始しました。前述した通り100近い施策があったため、個々の事例は紹介できませんので、こちらは別の機会にまとめたいと思います。

LIGで導入しているABテストツールは、Visual Website Optimizerです。
興味がある方は、こちらの記事「ABテストツール「Visual Website Optimizer」でWebサイトの改善をしよう【導入編】」をご覧ください。

スマートフォンのUI/UX改善

現状でも改善点は多くあるのですが、スマートフォンのUI/UXがよいとは言えず、根本的な改善が必要でした。特に回遊率が悪く、回遊率の改善が急務でした。ユーザー視点で考えなおす必要がありました。

まずはヒートマップなどでページがどれくらいの長いとユーザーが離脱するのかを測定して、その結果にもとづきページが縦に長くなりすぎないように要素の削減をしたことがありますが、やはり最終的には記事ページを分割したのが改善のキーポイントでした。
現在、スマートフォンはリニューアル時の数値から大幅に改善されています。

すべて[ページ/セッション] スマホ[ページ/セッション]
2015年5月 1.70 1.77
2015年4月 1.56 1.42
2015年3月 1.52 1.36
2015年2月 1.52 1.36
2015年1月 1.59 1.43
2014年12月 1.53 1.40
2014年11月 1.49 1.30
2014年10月 1.57 1.35

表示スピードの改善

ページの表示スピードは、直帰率や離脱率に影響を与えるとよく言われています。その関係性を調査してみました。

下記は、リニューアル後の2014年11月の数値と2015年の5月の段階での平均読み込み時間(秒)です。ページネーションの影響もありますが、スマートフォンの表示スピード・直帰率が大幅に改善されています。
まだまだ対策は十分ではないので、引き続き検証・改善していきます。

平均読み込み時間(秒) PC/平均読み込み時間(秒) SP/平均読み込み時間(秒) 直帰率 PC/直帰率 SP/直帰率
2015年5月 7.68 7.66 7.69 68.30% 67.28% 68.87%
2015年4月 9.39 9.18 10.19 72.21% 67.05% 78.01%
2015年3月 8.58 7.85 10.50 73.80% 67.98% 79.96%
2015年2月 7.00 5.70 10.80 73.02% 67.71% 79.07%
2015年1月 7.58 7.24 8.51 72.55% 67.04% 78.32%
2014年12月 8.58 6.88 13.03
2014年11月 9.93 11.10 11.10
2014年10月 8.35 6.77 11.15

※2014年10月〜12月の直帰率の表示は、正しい数値が取れていなかったため掲載しておりません

500万PV突破までの道のり(コンテンツ編)

ここからはグロースハックチームとして、編集部メンバーがコンテンツについて取り組んだ施策のご紹介です。これについても、ヒートマップやA/Bテストなどエビデンスにもとづいた仮説と検証を心がけています。

  • 過去記事の再放送
  • スマホにページネーションを導入
  • それぞれ、詳しく解説させていただきます。

    過去記事の再放送

    まず、編集部として過去記事の再放送をはじめました。これは過去に人気があり、現在も需要がありそうな記事、または当時は読まれなかったけれど、今ならより読まれそうな記事を、再編集して配信するというものです。
    もちろん掘り起こしの意味もあるのですが、記事によっては更新されることでGoogleに再インデックスされ、検索順位が上昇したものも多く見られました。

    考えてみれば、過去記事に手を入れて再度公開するというのは、ユーザーに対して親切なことであり、Googleはそこを評価するのではないかという示唆が得られました。引き続き検証してまいります。

    スマホにページネーションを導入

    ページネーションをするかどうかは非常に悩んだ部分でもあるのですが、LIGブログは平均してひと記事当たりの文字数が3000字、場合によっては7000〜10000字になることもあるため、スマホだと読みにくいというのがまず実感としてありました。

    数値で見ても、スマホの直帰率はPCよりも約10ポイント高く、PVはさらに大きな開きがありました。また、ヒートマップでも、大部分のユーザーが途中で離脱していることがわかりました。

    これらのことから、ページを分割して遷移の機会を提供することがむしろユーザーのメリットなのではないかと結論付けて、ページネーションを実施した次第なのですが、5月の結果を見て驚いたのが、PC・スマホの直帰率とPVがほぼ同水準になっていたことです。

    今回の施策を行ったことで、スマホにおいて、ページを分割してもユーザーの読みたいモチベーションは下がらない、とわかりました。直帰率に着目すると、リピーターよりも新規ユーザーの改善が著しいことも分かっています。
    これまで「長すぎて読む前に躊躇ってしまう」「重すぎて読み込みを待てない」と思っていたスマホユーザーのUXを改善できたかもしれません。

    引き続き調査をしていきますので、今後の結果報告にもご期待ください。

    検索キーワードランキングBEST10

    「tumblr」というキーワードがじわじわと流入を増やし、ついにランクイン。地道に「tumblr」に関するコンテンツを増やしていたので、こうして結果が実を結ぶと、コンテンツマーケティングとはユーザー目線で必要としている情報を集積していくことだとあらためて実感させられました。

    順位 キーワード セッション
    1位 フォトショップ 使い方(Google 1位),photoshop 使い方(Google 1位),photoshop (Google 6位) 90,860
    2位 ビジネスマナー(Google 3位),ビジネスメール マナー(Google 2位) 87,203
    3位 一眼レフ おすすめ(Google 2位),一眼レフ 初心者(Google 3位) 82,439
    4位 facebook 登録(Google 2位),フェイスブック ログイン(Google 5位) 71,442
    5位 illustrator(Google 4位),イラストレーター 初心者(Google 1位) 64,193
    6位 告別式(Google 1位), お通夜 マナー(Google 2位) 44,972
    7位 tumblr(Google 2位),tumblr テーマ(Google 2位) 44,589
    8位 フリー画像(Google 1位),無料素材(Google 2位),フリー素材(Google 2位) 40,494
    9位 名刺交換 マナー(Google 2位),名刺 渡し方(Google 2位) 24,258
    10位 iphone6 バッテリー(Google 3位),iphone6 電池(Google 6位) 21,019

    「tumblr」の記事に関するアクセス解析

    LIGブログ内での「tumblr」に関する記事ごとのアクセス状況です。

    ページタイトル オーガニック検索 セッション ページ/セッション ページビュー数 直帰率
    多機能型SNS「Tumblr(タンブラー)」が人気の理由と特徴、簡単な使い方まとめ 44,634 54,187 1.76 95,164 62.20%
    Tumblrをカスタマイズしてブログをおしゃれなデザインにするおすすめ無料テーマまとめ 4,169 4,507 1.36 6,136 50.83%
    Tumblrでもここまでデザインできる!オリジナルカスタマイズの実例解説 3,369 3,625 1.54 5,579 59.01%
    Tumblrテーマを本気でつくる Vol.1「テーマカスタマイズの基本編」 840 601 2.32 1,396 60.23%
    Tumblrテーマを本気でつくる Vol.2「テーマカスタマイズの独自タグ理解編」 416 360 2.43 874 71.94%

    「tumblr」の検索流入比較

    5/5に公開した再放送の記事「多機能型SNS「Tumblr(タンブラー)」が人気の理由と特徴、簡単な使い方まとめ」にアクセスが集中し、その結果その他の記事の検索流入が多くなったので、ここ3ヶ月間を比較してオーガニック検索はどのように変化したのか調査してみました。

    オーガニック検索 セッション ページ/セッション ページビュー数 直帰率
    5月 55,325 65,190 1.72 111,926 61.77%
    4月 14,570 16,274 1.28 20,803 71.00%
    3月 11,516 15,989 1.53 24,487 70.81%

    一時的に記事にアクセスが増えた結果、オーガニック検索で上位表示されるようになり、以降の大幅な数値の改善につながったのではないかと仮説を立てることができます。
    ページ/セッションの値も大幅に改善しており、サイト内で「tumblr」に関する記事への回遊も見られ、他の記事のアクセス状況にも影響を与えたのではないかと思います。

    流入元サイトTOP5(検索エンジンを除く)

    上位のFacebook、Twitterに次いで、docomoの検索エンジンが3位にランクイン。
    docomoのAndroid携帯からの検索流入が増えてきているとわかります。

    順位 サイト名 セッション 前月比
    1位 Facebook 171,063 +3,971
    2位 Twitter 27,092 -2,317
    3位 docomo 26,729 +5,609
    4位 hatena 19,488 -9,848
    5位 bing 16,541 +249

    ブラウザ人気TOP10

    順位 ブラウザ名 バージョン 主な
    デバイス
    セッション
    1位 Safari 8.0 スマホ 587,687
    2位 Chrome 42.0.2311.135 PC 294,749
    3位 Internet Explorer 11.0 PC 292,456
    4位 Android Browser 4.0 スマホ 245,194
    5位 Chrome 42.0.2311.152 PC 168,109
    6位 Safari (in-app) (not set) スマホ 153,024
    7位 Safari 7.0 スマホ 124,543
    8位 Firefox 37.0 PC 115,220
    9位 Chrome 43.0.2357.81 PC 102,986
    10位 Chrome 43.0.2357.65 PC 87,162

    5月も概ね安定しており、Safari8.0、Chrome、IE11.0、Android Browser、Firefoxと並んでいます。
    Firefoxが順位を下げているように見えますが、これは最新バージョンへの乗り換えが進んでいるためです。おそらく来月にはFirefox38.0が最多となるでしょう。

    先月までTOP10入りしていたChrome4.0が、ランク外へと順位を落としました。Chrome(PC)のバージョンが乱立したのも1つの原因ですが、それにしても2万セッションも下がっています。
    気になって調べてみると5月20日以降のアクセスが大幅に落ち込み、半分以下になっています。新しいバージョンが出たわけでもなく、原因は不明です。原因が分かり次第、またこちらでご報告いたします。

    OS人気TOP10

    順位 OS名 バージョン 主なデバイス セッション
    1位 Windows 7 PC 840,710
    2位 iOS

    8.3

    スマホ 479,979
    3位

    Windows

    8.1

    PC 224,361
    4位

    Macintosh

    Intel 10.10

    PC 181,821
    5位

    Android

    4.4.2

    スマホ 163,297
    6位 Android 4.2.2 スマホ 116,578
    7位 Macintosh Intel 10.9 PC 105,687
    8位 iOS 8.2 スマホ 89,304
    9位 Android 4.4.4 スマホ 82,486
    10位 iOS 8.1.3 スマホ 77,613

    バージョンアップなどの影響で全体的に順位が変動しています。4月9日リリースのiOS8.3は予想通りスマホOSで最多となりました。逆に根強い人気があったiOS7.1.2はやっとランク外、11位に。

    Android4.4.4はついにTOP10入りしました。そろそろと思い始めてから約半年。意外とランク入りするまでが遠かったです。ちなみにですが、3月に発表されたAndroid5.1は5月時点で29位で、LinuxOSなどに近い数値です。これからの動きが楽しみです。

    さて、先月の分析はここまで。もう一度朽木にバトンタッチをします。

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