LIGPR

【Sansan株式会社編】モチベーションを刺激する、イケてるベンチャー企業のオフィスづくりとは?

misaki


【Sansan株式会社編】モチベーションを刺激する、イケてるベンチャー企業のオフィスづくりとは?

こんにちは、ライターのmisakiです。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、LIGは8月にオフィスを増床しました。
最初は机と椅子しかなかった空間でしたが、カーテンがとりつけられたり、オフィスオアシスが設置されたり、日々オフィスの進化を実感しています。

しかしながら、まだまだ快適さは追求できるはず。オフィスが働きやすい環境であれば、モチベーションもあがり、業務効率だって自然とあがるはずです。

そこで今回は、オフィスに詳しい三幸エステートさんのご協力のもと、先進的なオフィスづくりに取り組まれている企業さんに「働きやすいオフィスづくり」についてお話を伺う機会をいただきました!

記念すべき第1回目は、以前こちらの記事でもご紹介させていただいたSansan株式会社さんです。

Sansan株式会社とは

2007年に創業以来、法人向け名刺管理サービス「Sansan」と個人向けの名刺管理アプリ「Eight」を手がける。「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」というミッションのもと、東京オフィスの他に、2010年徳島県神山町にサテライトオフィス「Sansan神山ラボ」を開設し、多様な働き方を先進的に取り組んでいる。

そんなSansan株式会社のオフィスは、2014年度に「日経ニューオフィス賞」を受賞、他メディアにも多数取り上げられている先進オフィスです。

今回は、経営レベルで新しい働き方の革新に取り組む役職・CWO(チーフ・ワークスタイル・オフィサー)である角川さんにお話を伺いました!

9796 人物紹介:Sansan株式会社 角川 素久 さん
慶應義塾大学卒業後、大手コールセンター会社に入社。営業、経営企画、経理部門等を経て2007年に中小企業診断士登録、同社退職後に4人の仲間とクラウド名刺管理サービスを提供するSansan株式会社を創業する。2013年にCWOに就任。

「デジタル」と「アナログ」が、Sansanらしさを表現するにはぴったりだった

0045

タッチパネル式の受付と、石壁のあるエントランスのデザインに驚いたのですが、このデザインについて社員さんの反応はいかがでしたか?

角川
きっと、みんな「Sansanらしいな」って思っているのではないでしょうか。

今回オフィスをつくるにあたって、Sansanらしさをいろいろなところで表現して一体感を醸成しようという目的がありました。
会社の顔であるエントランスには一番Sansanらしさを表現したい。そう考えたときに出たキーワードのひとつが「デジタル」と「アナログ」だったんです。

なぜ、「デジタル」と「アナログ」という正反対のものを?

角川
僕らは、「紙の名刺をデジタルにする」ビジネスをしています。データも人力を使って入力しているので、サービスの提供自体もデジタルとアナログがキーワードとなっている。また、渋谷という都会で働いていながら、Sansan神山ラボのような田舎でも働いています。いわば、デジタルとアナログなワークスペースを行き来しているんです。

僕らはまだ世界のどこにもない価値を生み出して、新しい市場を切り拓いていこうとする会社なので、すでにつくられた○○風に従いたくはないんです。
自分たちの「らしさ」から考えると、自然なデザインになったんじゃないかなと思います。

移転してから1年。新オフィスは苦肉の策から生まれたものだった

garden02

—新オフィスになってから1年が経ちましたが、振り返ってみていかがでしょうか?

角川
実は、このオフィスは苦肉の策でつくったものなんですよ。新オフィスの要件が社員の席を160席、社外会議室と社内会議室をそれぞれ4部屋ずつ、30席規模のセミナールーム、広々としたリフレッシュルームだったのですが、移転計画の途中でスペースが足りないという問題が発覚しました。

そこで、いろいろ考えているうちにふとひらめいたのが、リフレッシュルームとセミナールームと社内会議室は兼ねられるということでした。

この3つの要素を一番いい場所に、贅沢に使ったのがこのフリースペース「Garden」です。広くスペースをとって目的を兼ねさせたら、結構ヒットしたなという感じですね。

オフィスのデザインについては、事前に社員の方から要望を聞いたとのことですが、どのような意見が出たのでしょうか?

角川
社員のみんなには、各部署ごとに意見をとりまとめて、毎週月曜朝の全体朝礼でプレゼンをしてもらいました。2ヶ月ほど時間をかけてやっていましたね。

開発部ですと、集中して仕事ができるような環境や、リラックスできる環境がいいという意見が多かったです。営業系だと、コミュニケーションがとれるようなオフィスがいいという声がありました。彼らは普段は外出しているので、ワークスペースに対する欲求は高くはないんですよね。

全体として、リフレッシュルームがゆったりしていて、緑が多いオフィスという要望はみんな共通していました。

0100

社員さんの声がまさに反映されたオフィスなんですね。特に、フリースペースはどのような部分にこだわってつくられたのでしょうか?

角川
このフリースペースは緑が多くて、多様な働き方ができるというのを目的にしています。今日はちょっとハンモックに揺られながらやろうとか、ハシゴで高い場所に登って寝っ転がってやろう、窓際で景色を変えてやってみようなど、いろいろなスタイル、場所、姿勢で仕事をできるようにしています。

これは、Sansan神山ラボでやっている働き方のひとつなんですよ。Sansan神山ラボは、単なるオフィスじゃなくて民家でもあります。こたつもあれば、座敷もあり、外もある。場所や形にこだわらない働き方を実現しています。

転地効果という言葉がありまして、旅行とかで遠くに行くと気分が変わるじゃないですか。そういう状態で仕事をすると、刺激を受けて自由な発想が出やすかったり、集中しやすいんです。それを僕らはSansan神山ラボで実感したので、このオフィスでも執務室とは違う空間をつくって、多様な働き方を実践しています。

1年で社員数が1.5倍に。ここには、Sansanのカルチャーが詰まっている

9796

—フリースペースには、社外の方もいらっしゃるのでしょうか?

角川
外部の方もよく来ます。まずは勉強会。最近、特にエンジニアの勉強会が活況でして、弊社でエンジニアの勉強会を月3回ほど開催しています。実はそれが採用につながるケースもありますね。

もともと貸し出し目的で作った場所ではなかったのですが、社外から貸し出し依頼があった際は、ブランディング観点で内容を判断して、会場提供をしています。「ついでに、うちのEightのPRをさせてください」ということもあります。


garden_night

オフィスが採用と自社商品のPRの場に結びついているんですね。

角川
面接してこの人いいなぁと思った方は、必ずオフィス案内を入れていますね。やはり、働くイメージを持ってもらうためにオフィスを見ていただくことは大事ですし、このオフィスを案内する中で、Sansanの考え方やカルチャーを説明できるんですよね。

業界全体で課題となっているエンジニア採用でいえば、「弊社で勉強会を頻繁に開催していますよ」というのがポジティブにはたらくようです。もともと、そのようなことをイメージしてつくったわけじゃないので、思わぬ成果です。

もうひとつ想定外の成功が、社員が勉強会やイベントを積極的に開催するようになり、そこに友達を連れてくるようなったことです。これは場ができたことによる成果ですね。社員が「ここで何かやりたい」というのと、「ここに人を呼びたい」という思いが採用にも結びついたと思います。

今後、社員数が増えていくなかで、オフィス施策についてはどのようにお考えでしょうか?

角川
それがまさに今の課題です。引っ越してきたときは100人だったのが、現在は約170人になり、社員が1年ちょっとで1.5倍になったんですよね。人数が増えるといろいろな前提条件が変わってくるわけですよ。入ってくる人たちの種類も変わってきたりしますし、年齢もあがってきているので、結婚や出産といったライフイベントが出てきます。つまり、これまでの独身の若い人たちが大多数だった環境とは変わってきている。

組織の変化、社員の変化に応じた制度や環境づくりが必要だと思っていて、今まさに考えているところですね。

今後の方針を考えるにあたって、社員の方に意見募集などはされるのでしょうか?

角川
安易に意見募集をおこなって最大公約数の制度や環境づくりをすることは意味がないと感じています。

たとえば、弊社のミッションは「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」です。これを実現する手段として名刺管理サービスという事業があり、Sansanはそのために存在する会社です。それは社員にも常に伝えています。

社内環境や制度も、Sansan神山ラボのように「生産性をあげる」など、目的を明確にすることが重要です。会社の意思がしっかり入った環境や制度をつくっていきたいですね。

最後に、角川さんのお気に入りの場所を教えてください。

garden04

角川
フリースペースから見える眺めが好きです。このフロアで一番いい眺めがこの区画なんですよ。まるで新宿のマンハッタンのような(笑)景色がのぞめます。

ここを誰かのワークスペースにしてしまうのはもったいないので、みんなの共有スペースにしました。朝向こうの景色を眺めてから、振り返って仕事のスイッチを入れています。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

インタビュー中も、終始周りのスペースでMTGがおこなわれていたのですが、気にならないほど広々とした空間でした。
また、オフィス内に飾られている観葉植物の入れ物がすべて違う容器でした。これは名刺が一人ひとり違うように、植物の入れ物も一つひとつ違うものにしたという、Sansanさんならではのコンセプトです。

まさに、Sansanさんらしさと魅力が集結したオフィスでした。

Sansanさんのように企業らしさやこだわりをオフィスに表現したいという方は、ぜひオフィスの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。また、IT/Web業界は人材不足です。採用のことで悩んでいるという方は、オフィスを工夫するという手もありかもしれません。

賃貸オフィスの仲介なら「三幸エステート」

賃貸事務所・賃貸オフィス・貸事務所の仲介なら三幸エステート

三幸エステートの特徴

  • 年間1,600件に及ぶ豊富なオフィス仲介実績
  • 全国10万棟のオフィスビル情報をデータベース化
  • 「1社1担当者制」で営業職が長期にわたって担当しクライアントを知り尽くす

今回取材させていただいたSansan株式会社さんをはじめ、色々な企業のオフィスを掲載しており、大手からベンチャー企業までどのようなオフィス環境で働いているのかを知ることができます。

働く人にとって働く環境はなんといっても重要なもの。また企業にとっても、オフィスは企業ブランドに直結するものです。

ぜひ、次回オフィス移転をする際の参考にしてみてください!

misaki
この記事を書いた人
misaki

ライター

関連記事