づやの夏休み
づやの夏休み
2015.08.10
LIG PR
#1
働き方インタビュー(エンジニア編)

「火星の土地を探せるようになって不動産を侵略する」お部屋探しをITでひっくり返す | ietty

小田直美

水曜日休みで、副業OK。自分自身をマネジメントするのが、モチベーションに繋がるから

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サービスをさらに良くするため、能動的に行動できるチームを作っていくのと同時に、戸村氏は個々のマネジメントでも「権限の委譲でモチベーションを上げる」ことを大切にしているそうです。

戸村:部下には、ある程度の権限を付与しています。下から要望が上がってくる環境が一番いいと思っているので。スタートアップで働くからには、どんどん考えて動いて、自らをマネジメントできるくらいにならないといけない。
例えば「こういう技術や機能を使ってみたい」という話をされたとき、「基本的には使っていいよ」と僕は言います。それが勉強にもなるし、特にエンジニアとっては新しい技術を試せるのはモチベーションに繋がるから。

プロとして、仕事は「秩序を保ってやり遂げれば、週5日や常勤といった形式に捉われる必要はない」と考える戸村氏。お互いを信頼し合う“性善説”ともいえるマネジメントは、メンバーのモチベーションを最大限に引き出す秘訣なのかもしれません。

戸村:働く環境の話でいうと、水曜日は休みで、副業OKにしています。勤務時間も20時にはほぼ全員帰るようにしている。エンジニアやデザイナーだと勉強会に行く機会があると思うけど、それも終業時間前に出ますとか全然構わない。この働き方はすごくいいと思ってます。
管理している側からすると、工夫しているのは期日設定の仕方です。こちらで決めずにエンジニアやデザイナーに決めてもらう。「この日までに、こういうのが欲しいんだけど、いつまでにできそう?」と。そうすると、自分で期日を決められるので、自分で決めたのなら守らないといけないよねってなります。評価制度も、それに見合う形に変えていきたいですね。

不動産の世界はまだ古い体質のまま。テクノロジーの力でその体質をひっくり返したい

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地域に特化した業界だからこそ、独自の仕組みが確立されている不動産業界。戸村氏は度々“レガシー”と表現してきましたが、その言葉の意味である「時代遅れの古い仕組み」について、現状と課題を話します。

戸村:不動産業者は2種類あって、物件を仲介している業者と、物件を管理してデータベースに掲載している業者がいるのです。そこからユーザーが不動産情報にアクセスするためには必ず営業マンを介さなければならなくて。この管理業者の方々にITに疎い方が多くて「いまだにXPです」とか「FAXじゃないとダメ」とか。
課題は、国が管理している(大本の)データベースですかね。ここのデータベースというのは繁忙期だともう1週間で中身が全部変わるぐらいにどんどん更新されているのです。
だから、ユーザーが本当に求めている物件を探すのには苦労をしています。大手不動産サイトを見て、お店に行っても既に物件がなくなっているみたいな。

では、従来の賃貸検索サービスからの改革を進めるiettyが目指す、新しい不動産サービスのあり方とは、どのようなものなのでしょうか。

戸村:不動産業界の市場規模は、およそ60兆円。他の業界と比べてもかなり大きい規模なので、業界の需要をうまく当てはめられれば、iettyは一気に大きい会社になれると思う。
不動産の世界って古くからの確執がまだかなり残っているんです。そういった閉鎖的な価値観を変えていくことで、不足している情報をどんどんユーザーに届けることができるんじゃないかなと。その分野は、まだITが完全に入りきっていないので、テクノロジーの力でひっくり返す! みたいなことは可能だと思ってます。

ITの進出が遅れている“リアルタイムな情報取得”ができない不動産業界に対して、iettyのサービスが攻めていくポイントを聞きました。

戸村:今は賃貸情報のサービスだけでやってますが、将来は不動産で扱うもの全部をやっていきたい。どうやって崩していくのか、方法はまだ明確には見えていないんですけど、うちに物件を載せると簡単に決まる、っていう信頼を管理業者からも築いていきたいです。
そこから物件情報をちょっとずつオープンにして、地図上に流してもらって、最終的にはうちのサービスを見れば全部載っているっていう形で侵略していくイメージでいます。2018年にはIPOを目指していて、海外でもサービス展開の可能性があれば挑戦したいですね。
それで日本や世界よりも宇宙、火星の土地を検索みたいになったら楽しいかなと思います(笑)

業界を変えるサービスを作る、と聞くと画期的な技術が求められるような印象を受けますが、iettyの考えはあくまで“温故知新”。

戸村氏が大切にしている信頼やモチベーションといった“何かを良くしたい”と望む純粋な気持ちこそが、古いものを新しいものに生まれ変わらせることができる技術なのではないでしょうか。iettyのサービスが住まい情報のあり方を変え、私たちの住まい探しを変える未来もそう遠くはないかもしれません。

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