LIGブログ読者の皆様こんにちは! カナダはバンクーバーで家具バイヤーをしておりますケンジと申します。メインの仕事をしながら現地の起業家、経営者と日々ビジネスについて勉強する日々を送っています。
「世界で戦える力を身につけ、選択の自由を手に入れる」をモットーに頑張って記事を書いて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
今回は、新しい企画やアイディアで成果をだす為に心得ておくべき思考法をまとめてみました!
新規事業で成果をだす為に覚えておきたい4つの基本
1. 始める段階でブレーキを踏まない
「これをやったらおもしろいんじゃないか」「成功するんじゃないか」というアイディアはみなさんもお持ちかと思います。しかし、折角のアイディアが「人手が足りない」「採算が合わない」などの“ナイナイづくし”で実現しなかったことはありませんか?
このように、プロジェクトを開始する段階で初期投資、物理的状況、採算性構造を考えてしまうと、事業のスケールは実に小さなものになってしまいます。まずは、ありとあらゆるアイディアや、可能性を絞り出す所からスタートです。
事業として成立するかどうかを検証するのはその後の作業だと心得ておきましょう。安易な取捨選択はせっかくの可能性を自ら潰す結果になりかねません。
2. やるべきことに順番をつけない
やるべきこと、やりたいことが複数あったときは、優先順位をつけずにすべて同時に始めましょう。「物理的に無理」という声が聞こえてきそうですが、Aが駄目ならB、それでも駄目ならCという順番で進めるやり方には時間がかかります。
成功より失敗のほうが確実に多いということを肝に銘じて、撃てる弾はどんどん撃っていきましょう!
どうしても物理的に無理な場合、Aは毎日、Bは3日に1回、Cは1週間に1回というように、労力を分散するなどの工夫をしてすべて一気に始めてください。順番をつけるのは最終手段です。
3. 価格訴求は最終手段
「新たな事業をスタートさせたけど、商品やサービスが売れない!」そんなとき、一番に思いつくのは値下げですよね。しかし、この方法は誰でも、いつでもできる最も簡単な方法であり、最後の手段にするべきです。
「Webのエンジニアとしてフリーランスで仕事を始めたけれど、依頼が来ない…」そんなとき、「他のエンジニアはもっと安い値段で仕事を請け負っているのだから、自分も値下げしよう」というのは最終手段です。
「ブログで自分をブランディングしていこう」「プログラマーからコンサルに方向性を変えよう」「誰にも負けない絶対的な技術を身につけよう」など、価格訴求以外に考えられるアイディアはたくさんあるでしょう。
パナソニックの松下幸之助氏はこう言っています。
人間の知恵というものは絞ればいくらでもでてくるものである。もうこれでおしまい、もうお手上げということはない
4. 効率だけを追求しない
以前とある勉強会で2人の大先輩がこんなことをおっしゃっていました。
Aさん「私はある商品を売る為に、見込み客に毎日必ず1通はメッセージ付きの絵葉書を送り続けました。大体7通目くらいになると、みなさん購入してくれるんですよ」
Bさん「私は人脈を広げるために毎日5~10人に電話をし、毎日必ず1人は新しい方に会うようにしていました。その甲斐もあり、8年間の内7年は社内の営業成績で上位2%に入っています」
また、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長中の株式会社うちナビ、角南社長のブログで「本当に競争社会なんだろうか」というエントリーがありました。その中に以下のような一文がありましたのでご紹介します。
世の中を見ても、社内を見ても、スタートラインさえ立たない人間もたくさんいるし、勝手に脱落してくる、勝手に諦めてくる人間もたくさんいる。だから、誠実に、苦難に負けずに、頑張り続ければ、必ず勝てる。これって、結構、楽な競争社会だなと思う時があるんです。「継続は力なり」って本当だなと思うんです。
物事を効率的に進めることはもちろん必要ですが、他人には真似のできないことを継続することが、結果的に成果をあげるための近道になることもあるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか? 新規事業で成果を出した人は、必ずと言っていいほど今回ご紹介したような基本を守っていました。みなさんも身近な方に当てはまるかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
そこでさらに自分なりの気づきがあれば、きっとみなさんのスキルやテクニックを支える幹となるはずです!