こんにちは、エディターのうららです。
わたしのチームでは6月下旬からECサイトを始めました。事業として成長させたいのですが、マーケティングって何から始めればいいのかわからず、さっそく手詰まりを感じています……。
そんなときに、Webサイトに数行のタグを入れるだけで初心者でも簡単に使える&自動A/Bテストを回せるマーケティングツールがあると聞きました! どれくらい手軽に導入できるのか、早速試してみようと思います。
最近始めたECサイト「dotstudio」!
最近、私が所属しているDevRelチームは、ECショップ「dotstudio」を始めました。より多くの人にものとインターネットをつなげる「IoT」の楽しさを広めるために、初心者でも簡単にIoTを試せるデバイスや電子パーツを扱っています。
訪れた人がよりこのWebサイトについて知ってもらえるよう、ecコンシェルの力を借りてみたいと思います!
マーケティングを簡単にできる「ecコンシェル」!
こちらが今回使ってみる「ecコンシェル」。株式会社NTTドコモが提供する、接客支援ツールです。お客さんによって商品やキャンペーンの訴求をしてくれます。高度な接客を人工知能によって実現させていくそうで、これまで人がおこなうよりも格段に広く深く、マーケティングをおこなえるとのこと。
ある程度の解析上限はありますが、1つのサイトだけなら無料で利用できるそうです。(見守りコストが高かったコンサルタントを人工知能にすることで、費用を抑えているとのことです)
もともとはドコモの社内で使われていたそうですが、ドコモが提供するファッションサイト「d fashion」や「d ショッピング」で実績があるため公開する運びとなったようです。さっそく使ってみたいと思います!
ということで、さっそく使ってみます
1. 登録してみる
公式サイトに飛び、画面の右上(もしくは最下部)に登録ボタンから登録していきます。名前と会社名、電話番号、パスワードを入力。これだけでアカウント作成が完了です!
ログインして、まずは自分のサイトを登録しておきます。
2. タグの挿入
サイトを登録すると、自分だけのオリジナルタグが生成されます。メニューにある「タグ」選択すると、JavaScriptが表示されます。
- タグの種類と意味
-
- 計測タグ(必須)
訪問者をトラッキングするために入れるタグ - カートタグ
カート内の合計金額をecコンシェルに紐づけるために入れるタグ - コンバージョンタグ(必須) ※1サイトにつき1ページのみに挿入
コンバージョンを計測するために入れるタグ
- 計測タグ(必須)
これを、サイトの
</body>
の前に埋め込めばOKです!
3. 翌日に、計測されているかどうかを確認
計測されているかどうかを翌日に確認します。画面のように数字が取得されていれば、タグが正常に動いていることがわかりますね。すでに、平均ページ閲覧数や滞在時間などが表示されていますね。Google Analyticsと同じようにアクセス情報を知れそうです!
アカウントを登録したので、キャンペーンを配信してみます!
計測されていることを確認できたので、早速キャンペーンを設定します。今回は「3回dotstudioに訪れてくれた人に、運営しているLIGブログの認知もする」というものを作ってみたいと思います。
ブログではdotstudioでも扱っているアイテムを紹介しています。サイトに繰り返し訪れているのなら、ブログの読者にもなってくれるのでは、という見込みの元選んでみました。画像は、女性と男性の2パターンを準備してみました! どちらもチームメンバーです。
1. 配信先URLの設定
まずは、画像をクリックすると開くURLを設定します。
2. キャンペーンの登録
URLの次はウィジェットを登録します。「キャンペーン」から、画面下部に表示されている「+新規登録」で作れるようです。
このような画面が表示されました。設定できるのは以下のようです。
なにを | 配信画像 |
---|---|
だれに | 接客対象の属性やサイト内行動 |
どこで | 配信対象ページ |
いつ | 配信期間や時間帯 |
どのように | 接客する頻度や、画像を配信するスクロール位置 |
3-1. なにを配信するかの設定
先ほどの画像を入れました。「配信効果の自動最適化」を有効にすると、自動でクリエイティブをA/Bテストをして、配信比率を調整してくれるそうです!
自分で数値を管理しなくていいので楽ですね……。
3-2. だれに配信するかの設定
次に、配信するターゲットを決めます。このように、「3回だけ訪れた人にのみ配信」など細かな設定ができます。広告は出しすぎても逆効果だと思いますが、この接客ならユーザに負担をかけずにマーケティングができそうです!
3-3. どこに配信するかの設定
配信するページもこのように選べます。今回は広い人にリーチしたかったので、「全てのページ」に配信してみようと思います。
3-4. いつ配信するかの設定
期間を決めます。クリックすると、カレンダーと時間が表示されました! 入力しやすいです。
3-5. どのように配信するかの設定
最後に、配信するタイミングを決めます。「ページがどれくらいスクロールされたら広告を出す」という設定ができるのですが、位置をドラッグで選べました。ツールに慣れていない人でも、直感的に操作ができるかと思います。
これで完成!
あとは、自動で計測、学習、ウィジェット配信をおこなってくれるとのことです。このような比較作業を人手でやるのは大変ですが、ecコンシェルなら楽ちんですね!
無料プランではウィジェットの登録は1つまでですが、アップグレードすれば無制限で作成できるようです。
ちなみに、これまでにどのような効果があったの?
さて、ecコンシェルの導入はできましたが、具体的にはどのような効果があるのかわからないですよね。過去の事例を調べてみました。
ファッションECサイト「d fashion」にて導入
ドコモのファッションECサイト「d fashion」では、サイトを初めて訪れた人に、自動で「初めての購入は1000ポイントプレゼント」という接客を実施。初めての人だけにセグメントし、タイミングよくおもてなしされることで、気持ちよくお買い物ができる模様です。特にスマホサイトは効果が高いのだとか。
他にも、これまでのマーケティングツールでは「訪れたことがあるけれど買ったことがない(Cookieが残る)人」にはアプローチができませんでしたが、そこにアプローチできるのがecコンシェル。
また、現在はAIチャットも開発中とのこと。わからないことや相談なども、人工知能がいつでも対応してくれるようになるかもしれないそうです。
マーケティング初心者でも簡単に使える「ecコンシェル」
無料で試せるマーケティングツール「ecコンシェル」。マーケティングがちんぷんかんな私でも、簡単に導入することができました! 操作も簡単なので、マーケティング初心者の方でも扱えるのではないでしょうか。
また、7月20日にはecコンシェルが主催するイベントも開催されるとのことです。
- ecコンシェル主催イベント
- EC事業者必見!AI(人工知能)を使って売上を増加させる!?WEB接客ツール「ECコンシェル」活用セミナー
日時:7月20日(水)19:00〜20:30
場所:ドコモベンチャーズラウンジ(東京メトロ「六本木一丁目駅」徒歩1分)
50名限定のイベントだそうです。
ぜひ、下記リンクからチェックしてみてください。
http://peatix.com/event/181300/view
マーケティングの専門知識がなくても、簡単にPDCAを回すことができるという「ecコンシェル」をさくっと導入してみましたが、1ヶ月使ってみて、結果を記事にする予定です。ecコンシェルの詳細を知りたい方は、以下のリンクからどうぞ。