2021.01.19
110
江戸の歓楽街、浅草の裏手にある吉原。
遊郭が軒を連ねる花街として有名なこの地には、当時の面影を残す名店が今でも軒を連ねています。
そのひとつが、桜鍋の中江。
粋な遊びには、粋な食事が似合います。
というわけで、今回はちょっと奮発して、桜鍋を食べに行ってみました。(吉原には行ってません。)
創業明治38年。現在の建物は関東大震災後に建てられたもので、風格たっぷりです。
店内は最近改築したのですが、趣きのある造りです。
あと、このお店の玄関には「下足番」と呼ばれる人がいます。
江戸文化のひとつらしいですが、いまでも下足番を置いている店は少ないみたいですね。
さて、馬肉の登場です。
こちらは馬刺しでいただきました。
脂少なめの赤身で、ほんのりと甘く、歯ごたえがあります。
こちらは握り。
お寿司にしても美味い!
そしてこちらが本命の桜鍋。
甘めの味噌だれで馬肉に軽く火を通し、卵でいただきました。
昔の人は、この店で精力を付けてから吉原に遊びに行ったんでしょうね。
なんとも粋ですね。
=============================
桜なべ 中江
東京都台東区日本堤1-9-2
[火~金] 17:00~22:00(L.O.21:30)
[土・日・祝] 11:30~21:00(L.O20:30)