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ジャパニーズ精神「MOTTAINAI」の境地! – 浅草「アミューズミュージアム 美しいぼろ布展」

たかち
台東区屈指の観光地・浅草には日本の魅力がいっぱい詰まっています。
外国人観光客も多く、英語や中国語に対応している施設がたくさん。

アミューズミュージアムでは、世界に誇る日本の文化を紹介しています。
さっそく向かいました。

1階はお土産屋さんになっています。
ジャパニーズテイストの可愛い小物がたくさん。

右手奥に有料展示への受付があります。
現在のコンセプトは「美しいぼろ布展」
民俗学者・田中忠三郎氏が半世紀かけて集めたぼろ布たちを展示しています。
それらは雪国・青森の農村で大事にされ続けてきた貴重な生活衣類だそう。

入るとすぐ目の前にあるのは「浮世絵シアター」。
英語字幕、日本語ナレーションで浮世絵の魅力を伝えています。
外国人観光客向けに作られていますね。 

2階から常設展です。
階段壁にはスタイリッシュでジャパニーズラブなペイントが施してあります。

2階あがってすぐ、MIKAKOさんという方が個展をやっていました。
絵を買うこともできるそうなので、興味ある方はお早めに!

さてさて、ぼろ布展に入ります。
こちらなんと写真OK!お触りもOK!
五感で味わうことができます。


「青森のぼろほど見事なぼろはない」。
つぎはぎだらけの着物や布類がたくさん展示してあります。
ひとつひとつに説明書きもあるのでわかりやすい。英語の説明書きもありますよ。

青森では綿花の栽培ができなかったため、麻を育てていくつも重ねて冬の寒さと戦っていたそうです。
布はおろか、糸すらも貴重な貧しい地域。
家族何代にも渡って1枚の着物は着続けられ、つぎはぎされていきました。

こちらはボドコと呼ばれる布。

ボドコ
現代風に言えば、敷布やシーツ。2畳ほどの寝床に稲藁を敷きつめ、その上にこれを敷き、家族は一緒に眠った。洗濯するのは年に1回。夏になると、シラミの卵を駆除するために煮沸し、川で洗った。

たくさんの足袋。

下北半島在住の老女が亡くなった後、大量の足袋が見つかった。子供用から大人用まで、いろいろな大きさの足袋を家族のために手作りしていたのだ。足袋底には保温と補強のために刺子がほどこしてある。

このようにオシャレなぼろ布コーディネートも。

外国人観光客は、興味深そうに触ったり写真を撮ったりしていました。
BOROは世界のアートシーンで通用する言葉になりつつあるそう。
家族のために時間と手間をかけて繕われた布の温もりがひしひしと伝わります。

3階に行くと、布以外のものも展示されています。
これらを集めた民俗学者・田中忠三郎氏の著書「物には心がある。」の引用文がたくさんあります。
集めた布の1枚1枚にはエピソードが詰まっていて、読んでいると胸が締め付けられます。
是非、立ち止まって、読むことをおすすめします。

昔の振り子時計がたくさん。タイムスリップをイメージしているんでしょうか。

鉄瓶が吊るされ、青森の農民たちが抱く「暖」への想いが表現されています。

田中忠三郎氏は縄文時代を扱う考古学者でした。
青森の冷たい雪に埋もれた遺跡を、8年間も素手で発掘していたそうです。
土を掘っている間に爪は摩耗し、8年間一度も爪を切ったことがなかったそう。

この逸話を読める足下には、大量の土器が。

貴重な縄文土器も、このように展示してあります。

皆さんは「こぎん刺し」をご存知ですか?
津軽地方の農民の晴れ着の代表格だそうです。
「暗く貧しい青森」と言われた土地でも、女性は女として美しくありたいと願い、このような美しい模様が施された着物が誕生します。
農作業が終わり睡魔と戦いながら夜な夜なちくちく繕う女性の影は、本当に美しかったに違いありません。

田中忠三郎氏は、黒澤明監督映画を生涯かけて愛していたそうです。
黒澤明監督作品「夢」では、田中氏が集めた青森の野良着を使用したとのこと。
そのときのエピソードや写真が「田中忠三郎と黒澤明の夢の跡」というコーナーで紹介されています。

夢のツーショットも。


展示の最後には立派なぼろ布たちが。
今やつぎはぎされた衣服は「汚い」「ださい」などと言われてしまいますが、
私たちは本当に恵まれすぎていますね。
戻れ、とは思わないですけれど、このように現代人が昔の人々の想いを知ることはとても大事だと思います。

ぼろ布展を過ぎると、東海道五十三次が階段に沿って展示してあります!
屋上は展望デッキになっており、スカイツリーが一望できるとのこと。

私、以前ミッドタウンでやっていた「東海道五十三次展」に行っていたため思わぬ再会に大変興奮しました。
1番好きなのはこちらの御油の絵。
次の赤坂は有名な宿場なので、どうにか御油の宿に旅人をとめさせようと留女という女がいたそうです。
荷物を奪ったり力ずくで宿に連れ込もうとする女性の姿がいきいきしていて、素敵。

四日市の躍動感も大好きです。
大学では国際系の学部なんですが、これはもう学部間違えましたね。広重すてきだよ広重
庄野とか蒲原とか平塚とか大好きです。みなさん流し見厳禁ですヨ。

他にも有名な美人浮世絵なども!
帰りの階段まで楽しませてくれました。 

ぼろ布展、日本人にこそ見てもらいたい。
皆様もぜひ行ってみてくださいね。

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アミューズミュージアム
東京都台東区浅草2丁目34-3
開館時間 10:00-18:00
http://www.amusemuseum.com/

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