こんにちは、オフショア開発チームのゆまです。
今日は、先日行ってきた「トランスレーションズ展」で思ったこと、考えたことをブログにしたいと思います。
日々通訳業務をやっていて「言葉を変換してるだけじゃないんだよな〜」と感じていたところだったので、ドンピシャな内容でした!
トランスレーションズ展って?
10月から東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催されている企画展です。
正式な企画名は「トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう」。ディレクターは情報学研究者のドミニク・チェンさん。
「言葉」を超えた「コミュニケーション」というテーマで、Googleの機械翻訳のカラクリやその過程がビジュアライズされた展示をはじめ、さまざまな取り組み・作品が紹介されていました。
(詳細はこちらからご覧ください。展示の様子はこちらの記事がわかりやすいです)
あえて翻訳しないほうが伝わることもある
翻訳できない世界のことば
世界中の言語にある、翻訳できない表現を素敵な絵に合わせて紹介している絵本シリーズの展示。
日本語で載っている言葉だと、「木漏れ日」なんかがあります。感情や特定の動きについての言葉が多い印象です。
言葉にならないもの−個人的な言語
いろいろな言語を混ぜて会話する様子が流れているのですが、字幕付きで面白かったです(言ってしまえばルー大柴状態)。
話者によって変わるとは思いますが、どの言語が割合が多いかとか、動詞に使われがちとか、あるんだろうなと思いました。
これらの展示を見ていると、「あえて翻訳しない方が伝わることもあるのかも?」と感じます。
相手もその言葉を理解していないと伝わらないですが、「この言葉以外では言い表せない……!」と思うこと、ないですか?
伝えるためのコミュニケーションの形
「言葉」だけでなく、「コミュニケーション」をテーマにした展示も多くあり、その中でも印象に残ったのは2つ。
Ontenna(オンテナ)
音を振動に変換するグッズの展示です。
映像を見ながら体験するのですが、花火の音も大きさによって振動の強さが変わります。新体験でした!
moyamoya room
こちらはグラフィック・レコーディング※の展示。
グラフィック・レコーディングがそもそもこの企画展示に入っているのが意外でした。たしかに図式化されていたり、ちょっとイラストが入っているだけで伝わりやすさってぜんぜん変わりますよね。
※ MTGや議論、講義などの内容をその場でグラフィック化(図式化)して記録していくこと。
日々の業務の中でも、言葉だけでコミュニケーションを取ることって実は少ないかもしれないですね(リモート環境ということもあり、テキストコミュニケーションは増えましたが)。
やっぱり、オンラインミーティングがカメラをオンにして、身振り手振りを交えて伝えた方が伝わるものは多いと感じます。その場その場で適切なコミュニケーション方法を判断できるよう、もっと研究して自分の引き出しを増やしていこうと思いました!
さいごに
というわけで、今回は日記のようにつらつらと自分の感じたこと、考えたことを書いてみました。いかがでしたか?
もし面白そう! 行ってみたい! と思った方はぜひ足を運んでみてください。
2021年3月7日までの開催です!