こんにちは、Webディレクターのともぞうです。
LIGにも評価の季節がやってきたので、評価面談時に私が実施していることを紹介します。
LIGにおける評価について
LIGでは半年に1回(年2回)評価面談がおこなわれます。
私が10月まで所属していたWeb制作事業部では、複数の評価者によって評価がおこなわれます。評価者はマネージャー、チームリーダー、被評価者が属するユニット(デザイナーなどの職能)リーダーになります。
評価の軸としては大きく3つで、「売上」、「個人目標の達成具合い」、「スキルの総合」で評価されます。
評価の難しさ
評価者はたいてい忙しい
評価をおこなう人の多くはなにか役職がついており、忙しい人です。また、自分1人だけを評価しているわけではなく、多くの場合は複数人のこと評価する必要があります。
つまり、どんなに素晴らしいアウトプットや頑張りがあっても、その活動を必ずしもキャッチアップできているわけではありません。きっと見てくれている、わかってくれると思っても、なかなか期待通りにはならないものです。
半年に一度という期間の長さ
前述のとおり半年に1回面談がおこなわれます。
しかし、半年前に立てた目標や期待はもしかしたら、世の中的にもしくは会社的に優先度に低いものになっているかもしれません。そのくらい半年という期間は長いと考えています。
いつの間にか世の流れに合わないものになっていないか、常にレビューをする必要がありますし、半年前に立てた目標が大きすぎて、なかなか前に進められなくなっているなんてこともざらにあると思います。
また、目標に対してのアウトプットが遅すぎることも問題です。半年後にいざアウトプットを見せても、「そういう意図ではなかった」など評価者の期待からズレている可能性もあります。言葉や文字でどれだけ評価者と合意が取れていても、アウトプットや実際の行動でないと本当に期待と合っているかはなかなか判断しにくいものです。
そのために1 on 1(一対一の面談)などで定期的に評価者とコミュニケーションをとり、振り返りや向き直りのきっかけをつくることが必要になってきます。
評価の難しさまとめ
- 評価者は忙しく、常に見てくれているわけではない
- 目標を立ててから評価までの期間が長過ぎる
- 言葉や文字で合意が取れていても、アウトプット・行動に表さないと、上長の期待に沿っているかはわからない
納得のある評価をされるために、おこなっていることを紹介
私は以下をおこなうようにしています。
- 隔週で1 on 1を実施してもらい、期待のすり合わせをする
- 評価面談時に自分がおこなったことをまとめたプレゼン資料作成
1 on 1でなにを話すのか
以下内容のアジェンダを用意し臨むようにしています。
- 目標進捗共有
- 困っていることや悩み
- やろうと思っていること/情報収集
おもに期待のすり合わせと困っていることを共有して、解決策を模索することを目的にしています。
目標進捗共有では、どんな行動をしたのか、どういったアウトプットがあったのかを共有しています。また、ひととおり目標に対してできることをしたと感じたら、次のアクションを一緒に考えるようにしています。
情報収集では、最近会社で起きていることや起きそうなことがないかを聞いています。他にどんな行動があったら評価されやすいか、みたいな話もしていました。私の1 on 1相手がマネージャーと当時のCTOだったので、そういった話を聞いてみていました。
どんなことをプレゼンしているのか
Googleスライドのテンプレートを使用してサクッと作成しています。
内容は以下に沿っています。
活動報告
目標以外の活動・アウトプットしたものをまとめ、共有しています。
たとえば、Asana上にWebディレクター向けのwikiプロジェクトをつくり、暗黙知になっていたものや経験から得た知見を貯める場所をつくりました。そういった目標や案件に関わらないがやったことをここで共有しています。
担当した・している案件説明
担当している案件でどんなことができるようになったのか、どういった成功があったのか、どういう役割を担っているのかを共有しています。
目標に対しての結果
半年前に立てた目標の結果を共有します。結果、やったこと、成果、今後の4つの点でまとめて共有しています。
次の目標でなにをするのかのすり合わせ
ここでは最初にやりたくないことを共有します。その後、自分はなにをしたい・興味があるのかを共有し、会社はなにを期待しているのかをすり合わせ、目標(次のアクション)を定めていきます。
さいごに
上記のことをやったからといって、納得できる評価を受けられるかはわかりません。だからといって、主張をしなかったり、コミュニケーションをとっていなかったりすると、勝手な期待値や、印象によって評価されてしまうこともあります。そういった要因を少しでも排除する努力をしておくと、多少なりとも納得のある評価を受けられると思います。