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2020.03.31
LIG PR

ママのアイデアがカタチになって実現!?信州で開催された「ママチャレ2020」を徹底レポートします。

ゆっち

長野の片隅からこんにちは! ゆっちです!

近年、日本各地で「地域活性化」をテーマにしたさまざまな”まちおこし活動”がますます活発になってきてますよね。

私は野尻湖オフィスに勤務し、お仕事で東京や他の都市にも行くことが多く、東京と地方を比べて見てしまうこともあります。
今後さらに、東京一極集中に伴う地方の人口減少が懸念されるなか、日本全体の活力を底上げしていくためには「地方が活性化していく必要がある」と私は思います!!

LIGでも広島や大分などでゲストハウスの運営やコワーキングスペースを地方に展開して、街おこしをしています。

LAMP長野の外観(夜)
特に長野のLAMP野尻湖ではゲストハウスに加え飲食やアウトドアサウナなど多岐にわたって活動しています。最近では信濃町在住のライターを育成するため、「信濃町ライター講座」を開催し、町で活躍するライターを増やし魅力を発信する取り組みをしています。

もちろん長野では、ほかにも地域活性化のための事業がたくさん行われているんです!

そんな長野で都心顔負けの”驚くべき企画”が開催されるということを耳にし、参加してみることにしました。

それは”ママのアイデアをカタチに”というコンセプトのもと、最高2,000万円まで支援される「ママチャレ」という企画。

ママチャレのホームページhttp://mamachalle.net/
ママチャレとは、子育て中の女性がイキイキと働ける新たな事業の創出と発展を図るべく、新たな事業プランやアイデアを持つ方々がそれらを提案できる場を提供し、それに対して事業支援を行うというもの。働くママを応援し、子育て環境の充実を目的に実現した取り組みです。

みらいくを象徴する写真
このママチャレは、長野の企業主導型保育所「みらいく」を運営する「一般社団法人信州子育てみらいネット」の呼びかけで開催され、コンテストを通して子育て環境の充実を図ります。

「一般社団法人信州子育てみらいネット」とは
家族で餅つきしている
子育て世代が安心して子どもを預けられるように、幅広い事業をおこなっている。
例えば保育事業や一時預かり保育事業、地域における乳幼児、児童と地域住民との交流事業など。

私も子どもを2人持つ母親なのですが、働くママ目線で気付いたアイデアが形となり、より働きやすい環境になるのはとても良いことだと思います。

では早速実際にママチャレで、どんなアイデアが出たのか紹介していきます!

「アイデアはあるけど、資金的ハードルが高くて実現できない」
「自分が考えている事業を成功させたい」

……と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

主催者あいさつ:皆さんの最初の一歩を応援させてください!

まずは、信州子育てみらいネットの代表理事かつママチャレ運営実行委員長の山岸さんからあいさつがありました。

山岸さんがマイクを持って話している

人物紹介:山岸 裕始(やまぎし ひろし)さん2006年に飲食業で起業後、小布施町でまちづくり団体を運営しながら町議会議員へ就任。その後一般社団法人信州子育てネットを設立して代表理事に就任。みらいく保育園の理事長も務める。

ママチャレも今年で2回目の開催となりました。昨年度の参加者は「ママが働きやすい環境整備」という観点でさまざまな事業がスタートして動き出しています。

今年度も皆さんと一緒に「信州における子育て環境整備」のため、さらなる加速をして事業を作り上げていきたいと思います!

審査員4人が並んでいる△写真奥から紹介していきます 

審査委員長

池田市長がマイクを持って話をしている
池田 茂(いけだ しげる)中野市長

審査委員

ママチャレ2019 最優秀賞:矢島 麻優美(やじま あゆみ)さん
長野北ロータリークラブ会長:風間 孝三(かざま こうぞう)さん
立岡会計事務所 税理士:立岡 幸江(たつおか さちえ)さん

事業を発表する登壇者はそれぞれ10分でプレゼンし、それぞれの終了後に審査員による質疑応答がされました。

長時間にわたり厳正な審査が行われましたが、各審査員は「新規・独自性」「市場性」「実現可能性」「社会貢献度」「表現力」の5項目について各10点の合計50点満点で採点し、その中で最も優秀だった事業アイデアが「最優秀賞」として表彰されることになります。

参加者4人が並んで立っている
では、早速今回のママチャレに参加した4名の登壇者による事業内容を紹介していきます!

 

『すくすく DELI』で離乳食の量り売りと幼児用弁当を販売

マイクの前で話す今野さんのアップ
最初の登壇者は、離乳食や幼児用弁当を販売する『すくすくDELI』を考案された今野さん。

人物紹介:今野 諒美(こんの あさみ)さん大学を卒業後に入社した食品会社では、学校給食などの業務用食材に関するお仕事をしていたが、結婚を機に信州へ引っ越しリクルートライフスタイルに転職。現在は2歳の息子を抱え、育児に徹している。
事業の内容
【離乳食のはかり売り】
手作りのできたて離乳食を希望量に応じ量り売りする。
【幼児用弁当の販売】
自宅での食事、遠足、公園遊び等に気軽に使える幼児用弁当を販売する。

全ては子供の食事に関する悩みが尽きなかったことがきっかけ

横をから撮影した今野さん
今野さん:私が『すくすくDELI』を思いついたきっかけは、息子に対する食事の悩みが尽きなかったことでした。自分と同じように子供の食事で苦労しているママさんも多いのではと思いアンケート調査を行ったところ、多くのママさんが「好き嫌いをする」「なかなか食べてくれない」といった悩みを抱えていたんです。そこで、おいしい離乳食を誰でも手軽に入手できるようにしたいと思い『すくすくDELI』を考案しました。

今野さんがプレゼンで使用したスライド
幼い頃から食べることが大好きで、ずっと母の手作り弁当を食べたり一緒に料理をしたりしていたという今野さん。食へのこだわりは人一倍で、常に健康を考えながら楽しい食事ができるよう心掛けているとのことでした。

手作り離乳食が手軽に手に入る世の中へ

今野さん:現在の日本では、出生数が減少しているもののベビーフード市場は伸び続けています(参考:日本ベビーフード協議会)。そこで『すくすくDELI』では、ママの手作りと同等の離乳食や幼児用弁当を、自宅や遠足などでも気軽に取り入れてもらえるようにキッチンカーで販売します。

4人が試食している様子
会場では審査員に食べてもらうことに。実際に今野さんが作った離乳食が用意され、「手作り離乳食・市販のベビーフード」と比較しながら試食していました。

今野さんがプレゼンしている様子、遠目から撮影
今野さん:今回のママチャレを機に、『すくすくDELI』を信州のみならず全国へ広げ、より育児のしやすい世の中にしていきたいです。安心安全でおいしい離乳食や幼児食が気軽に手に入れば、忙しいママさんの問題も解消し、良い世の中になるんじゃないかと考えています。

 

好きや得意をシェアする『子育て助け合い拠点事業』

正面を向いている眞々部さんのアップ
次に登壇したのは、好きや得意をシェアし合うという『子育て助け合い拠点事業』を考案された眞々部さんでした。

人物紹介:眞々部 和恵(ままべ かずえ)さん病院で看護師として働いていたが出産を機に退職し、現在は3人の男の子の母親として育児をしている。
事業の内容
【一時預かり事業】
1〜5時間までの一時預かりなど、どんな理由でも預けたいときに気軽に安心して預けられるような託児所を目指す。
【自分の得意を活かした諸活動】
スタッフママ(雇用している有資格者)とサポーターママ(見守りもしてくれる利用者)の双方でママさんの子供を見守り、各種企画やイベントを活発に行いながら、子育て中でも自分の好きなものや得意ことを供給し、社会貢献できる喜びを分かち合う。

安心して子供を預けられる場所をつくりたい

資料を持って話す眞々部さん
眞々部さん:私は『子育て助け合い拠点事業』を通じて「気軽に安心してわが子を預けられる場所づくり」を実現したいと考えています。もちろん家族に子供を預けるのが一番安心ですが、私自身家族に頼りたくても頼れず大変だった経験がありました。

審査員と会話をする眞々部さん
眞々部さん:小さい子を育てるお母さんにとって、自分の時間がないことが多いです。そこで、子供を預けたい時に気軽に安心して預けられる場所が必要だと考えるようになりました。

「頼る」と「頼られる」で繋がるコミュニティの形成

身振り手振りでプレゼンする眞々部さん
眞々部さん:そこで自分の好きなことは他人とシェアして、人に頼りたいことは得意なかたに助けてもらうといった、「頼る」と「頼られる」で繋がるコミュニティを作りたいと考えています。例えば子供を預けたいと思っているママに対し、他の誰かが一時的な子守を提供すれば、その人は子守の見返りとして収入を得られます。

スクリーンを使いながら説明する眞々部さん
眞々部さん:この仕組みによって子供を預ける側の気兼ねさや心理的負担減に繋がり、子守をする側は社会貢献に繋がります。これが既存のサービスにはない『子育て助け合い事業拠点』の強みです。

眞々部さんは昨年から自宅を開放し、すでに50名以上のママたちが活動してくれたとのこと。事業に参加するママは通常の託児やイベント運営など、さまざまな場面で活躍して社会貢献ができるような仕組みを構築するそうです。

眞々部さん:自分の得意をシェアすることで、社会に役に立てる喜びが得られるでしょう。私はこの事業で子育て中の家族が心のゆとりを持ち、家族の笑顔を増やせることに繋がると信じています。

 

シェアハウスとゲストハウスが一緒になった『信濃♮-natural-』

神田さんの横顔
3番目に登壇したのは、外国人へのおもてなしをコンセプトにしたシェアハウス&ゲストハウス『信濃♮-natural-』を発表された神田さんでした。

人物紹介:神田 学海(かんだ まなみ)さん大学在学中は法律を勉強。製造関連の会社で営業職として入社し、現在も勤務している。
事業内容
【シェアハウス&ゲストハウスの開業】
2021年の善光寺開帳に向け、外国人をおもてなしするシェアハウス&ゲストハウス『信濃♮-natural-』を長野駅前で開業。
若者向けシェアハウスを4部屋用意し、1部屋4万円/月で貸し出すと同時に、ゲストハウスとしてもAirbnb(エアビーアンドビー)を通して観光客へ1泊2万円で部屋を貸し出す。

民泊事業を通して信州の観光産業を盛り上げたい

身振り手振りで審査員へプレゼンする神田さん
神田さん:長野県内の外国人宿泊者は2018年に前年比約20%の増加で過去最高水準となりましたが、これからも長野県内への宿泊需要は徐々に増えていくと予想しています。そこで民泊事業を通じ、信州の魅力を世界中の人に伝えながら観光産業を盛り上げたいと考えました。

Airbnbの掲載物件数はここ最近で急激に増加し、その掲載件数は2015年3月から2017年3月にかけての2年間で8倍の規模になったと説明する神田さん。構想するシェアハウス&ゲストハウスでは、ただ寝泊りするだけではなくそこに宿泊してきた人と住んでいる人同士での交流も積極的にしていきたいとのこと。

旅行者と現地の住人が交流できる空間を作り上げる

プレゼン資料を使って説明する神田さん

神田さん:2021年の善光寺開帳に向け、外国人をおもてなしするシェアハウス&ゲストハウス『信濃♮-natural-』を長野駅前で開業したいと考えています。シェアハウスとゲストハウスが一体となった物件のコンセプトはまだ長野にありません。
一番の魅力となる部分は同じスペースでシェアハウスの住人と宿泊者で交流したり、食事を楽しんだりできることです。

北沢さんと二人並んでプレゼンしている様子
「信濃♮-natural-」は実際に民泊施設を複数運営されている北澤さんにも協力してもらいながら進んでいて、長野駅から徒歩7分という好立地に物件を確保しているようです。

神田さん:『信濃♮-natural-』を通して、経済や地域の活性化の実現はもちろんのこと、信州の観光を盛り上げながら「長野のファンづくり」ができるように進めていきたいです。

 

『ゆめサポ幼稚園』−ママたちの居場所となるコワーキングスペースを併設−

身振り手振りを使って説明する北村さん
最後に登壇したのは、ママの居場所を創造できるようなコワーキングスペースを併設する『ゆめサポ幼稚園』を考案された北村さんでした。

人物紹介:北村 きよみ(きたむら きよみ)さん「ゆめサポママ@ながの」の共同代表。ママたちの横の繋がりを作りたいという想いでたくさんのイベントを開催していくうち、子育て団体を作りたいと考えるようになり、2016年1月に社会保険労務士の森田さん、食ライターの大口さんと3人で「ゆめサポママ@ながの」を共同設立する。
事業の内容
【幼稚園の設立】
子どもが遊びや日常生活を通じ、生きていく上で大切な「コミュニケーション」や「お金」の学びを自然と身に着けられる幼稚園を作る。
【コワーキングスペースの併設】
幼稚園にコワーキングスペースを併設し、子どもを預けながら仕事や母親同士の交流ができるようにする。コワーキングにはママの要望が多い「居場所」機能も持たせる。

ママたちに新しい「居場所」を提供したい。

審査員と話をする北村さん
北村さん:『ゆめサポママ』の活動の一環として、毎年長野県で「妄想会議」というイベントを開催していますが、どこの会場で参加してくれたママも「居場所が欲しい」と悩んでいたんです。そこでママたちに何か新しい居場所を提供できないかと思い考えたのが、「幼稚園併設のコワーキングスペース」でした。

北村さん:もちろん居場所を作ること自体は簡単ですが、それだけでは人が集まるとは限りません。そこで私は幼稚園にコワーキングスペースを併設することを思いついたんです。そうすれば、ママさんが集まる目的が生まれるんじゃないかと考えました。

育児と仕事の両立で女性が活躍できる社会を作り出す

審査員の話を真剣に聞く北村さん
「ゆめサポママ@ながの」の共同代表を務める北村さんは、「女性の非正規雇用労働者の割合は55.5%、家事と育児の両立が難しいと感じている人の割合は82.9%」という数字を示しながら、託児だけではいけない理由を理論立てて熱弁してくれました。

現在「ゆめサポママ@ながの」では「ゆめサポ女子大」という事業も展開されており、起業やフリーランスのためのスタートアップ講座が開催されているそうです。

スクリーンを使って説明をする北村さん
北村さん:コワーキングスペースは仕事をする場所としても利用できますし、セミナーを開催したり、ママ同士が交流できるようにしたいです。そういった居場所が一つあれば、ママたちの相談先が増えることにも繋がるかもしれません。育児と仕事を両立できる場所を提供して、女性が活躍できる社会の基盤を作りたいと思っています!

 

運命の結果発表! 最優秀賞に選ばれたのは…?

結果発表をするためにマイクを握って話す中野市長△審査員長の池田中野市長

以上の4名による全ての登壇が終了した後、各審査員によって「新規・独自性」「市場性」「実現可能性」「社会貢献度」「表現力」の5項目に基づいた採点が行われます。その後「審査員特別賞」と「最優秀賞」がそれぞれ選出されました!

並んだトロフィー
「審査員特別賞」と「最優秀賞」に選ばれた方には、それぞれトロフィーが授与されます……!

審査員特別賞:『すくすくDELI』

ティアラをかけられる今野さん△審査員の矢島さんからティアラをつけてもらう今野さん

まず審査員特別賞に選ばれたのは、離乳食や幼児用弁当を販売する『すくすくDELI』を考案された今野さんでした!

「ママの課題をしっかりと捉えている」「介護食にも応用出来そう」と高評価だった『すくすくDELI』。

「損益分岐点が低いキッチンカーならスタートしやすいのでは」と、事業参入における障壁の低さもポイントの一つだったそうです。

審査員と記念撮影をする今野さん
おめでとうございます!

最優秀賞:『ゆめサポ幼稚園』

ティアラをかけられている北村さん△審査員の矢島さんからティアラをかけられている北村さん

今回のママチャレ2020で最優秀賞に輝いたのは、『ゆめサポ幼稚園』を考案された北村さんでした!

「アイデアがビジネスとしてイメージできた」「プレゼンの表現力が一番だった」と評価され、「ママが働きやすい社会をぜひ発展させてほしい」と、今後の『ゆめサポ幼稚園』の活動が応援されました。

審査員と記念撮影をする北村さん
おめでとうございます!

 

「ママチャレ2020」のレポートのまとめ

関係者全員で記念撮影した様子

最後は応募者や審査員など関係者全員で記念撮影! 皆さんお疲れ様でした!

素敵なアイデアばかりだった今回の「ママチャレ2020」で最優秀賞に輝いたのは『ゆめサポ幼稚園』の北村さんでした! 本当におめでとうございます!

北村さん以外に登壇された他の方々も、具体性があってイメージしやすかったです。ママのパワーってすごいですね。

子育て環境の充実を目的に「働くママたち」を応援してくれるママチャレは、地域おこしの事例としてもっと大きく取り上げられてもいいのでは?と思いました。

「やりたいことがあるけど、資金的ハードルが高くて実現させられない……」

そんな想いを持っている人は、ぜひ来年開催されるママチャレに応募してみてください。今回紹介したママチャレは、年に一度開催されますよ!

ママチャレの募集概要

ママチャレのホームページ

募集対象
    子育て中の女性また今後子育て予定がある女性を代表とするグループによる事業で、事業として大きな成長が期待でき、かつ技術やサービス、ビジネスモデル等において新規性あるいは高い付加価値が期待できるビジネスプランが対象。
人数
    1人でも複数でも参加可能。
事業プランの成熟度合い
    どのような段階の応募でも可能。
応募方法
    申込書、代表履歴書、ビジネスプラン概要書を提出。
選考スケジュール
    説明会、一次審査(書類)、二次審査(面談)、フィールドワーク・プレゼン指導、模擬プレゼン・交流会、最終審査の順で進行。

このような地域活性を促すイベントとして、誰でも事業のアイデアが提案できる場があれば、もっと住みやすくて働きやすい環境ができるはずです。
地方に住みたいけど、仕事はあるの?と悩んでいる方にとっても、働き方・暮らしやすさを地方でも実現できるチャンスだと感じました。

ママチャレに関する詳しい概要や応募方法は公式サイトに記載されているので、もっと知りたい方は、こちらからアクセスしてみてください!

ママチャレについて詳しく知りたい!

<撮影:上山彩>