営業の枠から飛び出せ!
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2019.05.12

北の大地・帯広で考えた「Webを使ってどうやって情報発信するか」ということ

中野 慧(ケイ)

こんにちは。LIGで編集者として働いているケイ(@yutorination)です。

僕はこのLIGブログで、コンテンツ制作や編集・ライティングをメインに書いているのですが、たまに出張に行ったら紀行文的なものも書いています。

紀行文とは
旅行中の行動・見聞・感想などを行程を追って書き記した文。(コトバンクより)

 

古くは『西遊記』のもととなった玄奘三蔵の『大唐西域記』、マルコ・ポーロの『東方見聞録』……戦後日本であれば小田実の『何でも見てやろう』、沢木耕太郎の『深夜特急』などもそうです。個人的には、子どもの頃に読んだジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』や『海底二万マイル』のような、旅と冒険をテーマにした小説もとても好きでした。

LIGのカルチャーのひとつとして「旅をしながら仕事をする」というのがあると思っていて、そういうことも発信したいなと思っています。

▼過去にはセブに行ったときのことを前後編に分けて書きました。

 

難点は、日々の業務に追われてどうしても紀行文系の執筆が後回しになってしまうこと……前述のセブに行ったときの記事なんて、行った半年後に公開になってますからね。

さて、言い訳はこれぐらいにして、今回は昨年秋、北海道は十勝地方の中核都市・帯広に出張に行ったときのことを書いてみようと思います!

帯広での講演テーマは「地域でWebを使ってどう情報発信し、仕事につなげるか」

この出張は、帯広地域雇用創出促進協議会にお招きいただいて、「発信力・宣伝力を上げるWEBマスター講座」の一環として、帯広の地域のみなさまの前でLIGのノウハウについてお話する、というものでした。

要は「Webを使ってどう情報発信し、仕事につなげるか」ということをレクチャーさせていただいたのです。

LIGメンバーは2週に分けて帯広に伺ったのですが、僕は2週目に、取締役のまことさん、メディア事業部マネージャーのよすけさんと一緒に3人で行きました。

演題はそれぞれ、

  • よすけさん「告知記事を作る際の基本講座」
  • 僕「タイトルワーク+記事本文の書き方実践講座」
  • まことさん「月間500万PVを超えるLIGブログの戦略から運用体制までを徹底公開!!」

というものでした。ばりハードル高い……!!! 

 

いざ帯広へ!

LIG取締役のまこととマネージャーよすけ

というわけで羽田から飛行機に乗り、帯広へ向かいました。(左が取締役のまことさん、右がマネージャーよすけ氏)

写真は非常に楽しげな風ですが、僕は当日の発表スライドがまだ完成していなかったため、隣に座るまことさんに「ねぇ! まだなの!」「頼むよー」とどやされながら、なんとか飛行機内で完成させることができました。隣に緊張感があると作業がとても捗ります。

 

とかち帯広空港へ到着!

とかち帯広空港に到着

着いたー! 羽田から1時間半ぐらいで着いてしまいます。

 

帯広雇用創出促進協議会の三崎さん、カスティージョさんと

空港では、帯広地域雇用創出促進協議会の三崎さん(左端)、カスティージョさん(右端)に迎えていただきました。お二人はLIGブログをくまなく見てくれているようで、しかもHONEYS(メシアこと「俺さん」のファン)でもあるのだそう。初めてお会いしたのにめちゃくちゃ会話が弾みました。

 

とかち帯広空港にある輓馬の像

とかち帯広空港内には、こんな像も置いてあります。

そう、帯広といえば「ばんえい競馬」なわけですね。ソリに乗った騎手を馬が引っ張っていくという、パワーとスピードを競うスポーツ。ばんえい競馬に出走する馬を「輓馬(ばんば)」と言うのですが、普通の競馬で出てくるサラブレッドとの違いはめちゃくちゃマッチョなこと。サラブレッドの体重はおおむね500kg前後ですが、輓馬はその2倍の1tにも及ぶのだそう。

ばんえい競馬とは
もともとは明治末期、北海道開拓の時代に、農民たちがお祭りで農耕馬による競馬を楽しんだのが原点。かつて旭川、岩見沢、北見、帯広で行われていたが、90年代以降の娯楽の多様化などのあおりを受け、現在は世界で唯一、帯広でのみ開催されている。(参考:コトバンク

 

帯広は『鋼の錬金術師』で知られる荒川弘先生の作品『銀の匙』の舞台でもあるわけですが、作中にばんえい競馬も出てきますね。

 

とかち帯広空港から帯広市内へ

車に乗せてもらって、空港から帯広市内へ移動します。当然ながら関東とは植生が全然違い、北海道ならではの広大な農地の合間には、針葉樹(カラマツ)の防風林が広がっていました。

 

帯広市内のインデアンカレー

お昼ごはんは帯広市内で人気のカレー店「インデアン」に行きました。

 

インデアンのカレー

十勝豚のカツカレー、めちゃんこおいしい……!

 

セミナー会場、「とかち館」へ

とかち館

そしてセミナー会場の「とかち館」に向かいます。

 

とかち館内にあった告知の看板…!

館内には案内板がありました。ばりハードル高い……!

 

とかち館の会場内に掲げられた看板

セミナー会場内にはドデカイ看板が掲げられていました。なかなかのプレッシャーです。

 

できるオーラしかない。マネージャーよすけの講演

帯広で講演するLIGマネージャーよすけ

トップバッターは我らがよすけ。好きな言葉は「必達」。できるIT系若手ビジネスマンのオーラがすごいです。

スライド60枚以上を作ってくるという量で圧倒するストロングスタイル。LIGブログ読者の方からは「ラーメンのイメージしかない」という感想もいただきますが、ラーメン以降に圧倒的成長を遂げていたようです。

よすけさん、僕ともに持ち時間は2時間で、この日は合計4時間の講座となりました。

 

僕も2時間、お話ししました

帯広で講演するLIGエディターの中野慧

続いて僕が喋ります。大人数の前で話すのはあまり経験がないのでとても緊張しましたが、帯広のみなさんがWebを使って情報発信し、それを仕事につなげるにはどうすればいいか? を僕なりに一生懸命考えて、ライティングの基礎からローカルでの横展開まで、できるだけ具体的にイメージできるようお話しました。

すべてを伝えようとすると2〜3本分の記事になりそうなのですが、やはり地域で何かをやる際には「CtoC」「グローカル」が重要であること、オウンドメディア最大の成功事例としての「ほぼ日刊イトイ新聞」のお話などをしました。

実際に簡単な課題にチャレンジするワークショップなどもやってみました。2時間あればワークショップまでできますね。

1日目、合計4時間の講座が終了

レクチャー終了後は、質問に来てくれました

講座終了後は、何人かの参加者の方々が質問しに来てくれました。デジタル時代のライティングやストーリーテリングという意味で、最後に下記3つの本をご紹介したのですが、特に後半の2つはよくあるノウハウ本ではない変わったチョイスだったので、興味を持ってくれたようです。なかには帯広に住みながら小説を書いている、という方もいて、熱い……!と思いました。

せっかくなのでこの記事でも、当日紹介した書籍を載せておきたく思います。

 

これはもう、ド定番ですね。

あえて言おう、(読んでない奴は)モグリであると

めちゃくちゃ短くてさっくり読めるのですが、非常に基本的かつ重要なことが書いてあります。僕が特に気に入っているのは、「アイデアを出すためにこそ、社会科学を学ぼう」という旨が書いてある部分です。

 

この本は、インターネット時代をどう乗りこなして、自己表現していけばいいのかについて、とても基礎的かつ大事なことが書かれています。細かなテクニックではなく心構えの部分の記述がほとんどですが、「ちょっと自分でもやってみようかな」という気持ちになれて、工夫の方法も色々載っています。何かを始めるとき、「気楽な気持ちでやる」ってすごく大事なことだと思うんですね。

 

こちらは脚本の書き方の本なのですが、非常に身近なところから「ストーリーとはなにか」「人の心を動かすストーリーにどんな機能があるか」ということが解説されている素晴らしい本です。テクニックなんて最初はどうでもいい、まずはゴリゴリの本質から行くのがよいでしょう。

 

夜ご飯は北海道の海の幸をいただきました😊

帯広の海の幸

なんかこう……獲ってすぐにさばいた感じなのでしょうか。新鮮でとてもおいしい。

 

2日目:ハイパーエリートまことが登壇

帯広で講演するLIG取締役のまこと

帯広市内に一泊してからの2日目は、①ロンドン大学への留学経験あり ②元戦略コンサルタント ③港区在住 と三拍子揃った取締役まことさんが登壇。ハイパーエリートの圧により会場全体を制していました。

なお、おもなテーマはLIGブログのビジネスロジックと、運用体制についてでした。まことさんは、本質的なロジックの解析と説明がとてもうまいです。

 

2日間、合計6時間の講座が終了!

ハイパーエリートまことが帯広のみなさんから質問を受ける

講座終了後、ハイパーエリートの圧にも臆せず、質問に来てくださった帯広のみなさん。

我々もかなり準備をしていったのですが(僕は直前まで資料作ってましたが)、それに応えるかのように熱心に聞いてもらい、たくさん質問していただけて、とてもありがたいなと感じました。

 

帯広地域雇用創出促進協議会の三崎さん、カスティージョさん

講座終了後、三崎さんとカスティージョさんもこの笑顔……! おそらくは、よい講座にできたのではないかと思います。

わずかな滞在ながら……帯広の各スポットを巡ってみた

さて、この記事はここからが本番です、せっかく来たので帯広の魅力を味わって記事に書こう!  ということで、このあとは観光パートです。

 

ランチは帯広名物・ぶた丼の「とん田」

帯広名物・ぶた丼のとん田

講座終了後はお昼ご飯。帯広名物「ぶた丼」のお店、とん田に来ました。

 

最適化の重要性を力説するLIG取締役のまこと

列に並んでいるあいだ、「IoT等を活用してすべてを最適化すること」の重要性をみなに力説するまことさん(右端)。

 

とん田のぶた丼

とん田のぶた丼、肉の量がやばいです……!

 

とん田にはスピードスケート高木美帆さんのサインも

店内には、平昌五輪のスピードスケートで金・銀・銅の3つのメダルを獲得した高木美帆選手のサインも。お姉さんの菜那さんとともに、帯広の高校に通っていたのだそうです。十勝地方はスケートがとても盛んで、市民みなに親しまれているとのこと。

 

「ばんえい競馬」の帯広競馬場へ

帯広のばんえい競馬場前の馬の像

そして「ばんえい競馬」の帯広競馬場に向かいます。入り口のところには大きな輓馬(ばんば)の像がありました。

 

ばんえい競馬場内にある馬の資料館内部の様子

場内には、帯広開拓とばんえい競馬の歴史が学べる「馬の資料館」や……

 

銀の匙とのコラボレーションショップ

アニメ化もされた『銀の匙』とコラボレーションしたグッズが売っているショップなどがあります。

 

帯広競馬場の入場口付近

競馬場内にも入っていくことができます。

 

帯広競馬場にある障害

僕の右後ろのほうに見えるのが、ばんえい競馬ならではの「障害」というやつです。レースのときは、馬がソリを挽いてこの坂を登らなければならず、そこを乗り越えられるかどうかが大きな見せ場なのだそう。

 

帯広競馬場では輓馬に人参をあげることができます。

さらに奥に進むと厩舎があって、輓馬に人参をあげることができます。とにかく巨大なのでちょっと怖いです……が、ムシャムシャ食べてくれました。

ちなみに彼はリッキーといって、競走馬時代に27連敗を喫して逆に話題となり、その後は広報馬として活躍。帯広市から住民票の交付&特別嘱託職員としての辞令を受けた、人気者です。

(もっと)帯広市内を観光する

帯広のスタバで仕事をするまこと&よすけ

ここでまことさん&よすけさんは「仕事しなきゃ」ということでスタバへ駆け込みましたが、僕はそのまま帯広を観光していくことにしました。

 

地元住民に愛される「ますやパン 麦音

ますやパン麦音の外観

こちらはめっちゃ広い建物ですが、地元住民に愛されているパン屋さん「ますやパン 麦音」です。

 

麦音店内の様子

うまそう。そしてお客さんがたくさんいます。

 

帯広のトラクターに乗るケイ

広大な敷地のなかにはトラクターや積み藁など、牧場っぽいアイテムも置いてあります。

ちなみに前の週には俺さんも帯広に来ていたらしく、帯広周辺の定番観光スポットである「旧幸福駅」でこんなツイートを残していたようです。個人的には「黄色い声援〜」のくだりが特に好きです。

バターサンドで有名な「六花亭 帯広本店」へ

帯広の六花亭前

会社の人たちのお土産を買いに、帯広市内にある「六花亭本店」へ。なぜか入り口に鐘が設置してありました。六花亭といえばレーズン入りのバターサンド。カロリーが鬼のように高そうですが、めっちゃ好きなんですよね……!

 

帯広の六花亭本店・店内の様子

やばい……!!!

 

六花亭帯広本店店内の様子2

カフェエリア。『2001年宇宙の旅』的な、フーチャリスティックな感じでした。

 

植生豊かな「十勝牧場」へ

外はだんだん暗くなってきましたが、帯広市街を出て、隣の音更町にある「十勝牧場」へと向かいました。日本の畜産業の研究開発と支援を目的とする独立行政法人「家畜改良センター」が運営していて、研究施設、飼料用地、放牧地、その他自然野草地、原生林、河川等をあわせてなんと4,100ヘクタールという広大な敷地面積を有しています(参考:家畜改良センター十勝牧場)。台東区の面積が約1,000ヘクタールなので、だいたい4倍ですね。

 

帯広の白樺並木

この白樺並木は、十勝牧場のシンボル的な存在で、NHKの朝ドラ『マッサン』の撮影にも使われたのだそう。僕はアラサーにしては朝ドラをけっこう観ているほうだと思うのですが、『マッサン』はちゃんと観てなかったのでちょっと悔やまれました。

 

十勝牧場展望台から眺める風景

十勝牧場を一望できる展望台。この場所は、高倉健・吉永小百合の両スターが主演した1980年の映画『動乱』でも使われたんだとか。東京に帰ってからこの『動乱』という作品を観ましたが、五・一五事件〜二・二六事件の時期の陸軍将校と、運命に翻弄されるその妻の姿を描くというもので、正直けっこう面白かったです。おすすめです。

 

というわけで短い時間でしたが、帯広のいくつかのスポットを訪れてみて、とても勉強になりました。

 

帰路につきます

帯広からの帰路も仕事をし続けるまこと&よすけ

帯広からの帰路も仕事をし続けるまことさん&よすけさん。ちなみに僕は「自分は仕事してないアピール」をここまでしてきましたが、空港での待ち時間にちょこっと残務を片付けました。空港とか病院の待ち時間って、タイムリミットがあるから意外と集中できるんですよね……。

 

帯広から飛行機で帰路につく

帰りの飛行機では、まことさんの「追加料金払えばプレミアムクラスに変えられるみたいだから変えようよ、ってか俺がみんなの分出すわ」という超絶男らしい発言により、快適な空の旅を過ごすことができました。

まとめ

なかなか行く機会のなかった帯広でしたが、地域のみなさん、そして帯広地域雇用創出促進協議会のカスティージョさん、三崎さん(※)といろいろお話できて、とても刺激になりました。

※三崎さんは現在、帯広地域雇用創出促進協議会を離れ、予想外の方向に向かっているようです。「三崎さんが何をしているのか、どうしても気になって仕方がない」という方のみ、こちらのリンクへどうぞ。

また、自分がお伝えした内容がみなさんの心に響いていたようで、しっかりと準備していけばそれだけ受け取ってもらえるというのも、ありがたいことだなぁと感じた次第です。

私たちLIGは、お声がけいただければいつでもみなさまのところに参ります。「ローカルでWebを活用した情報発信に興味がある!」という向きがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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