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2018.08.20
#1
デザイナーJonaの「ヨーロッパにダンス公演行ってきます」

LIGデザイナーが”踊り手”としてブレイクダンスのヨーロッパツアー公演に参加します。

Jona

Photo Credit : Shu Utsunomiya

デザイナーのJonaです。熊本県出身の27歳。

今年、フランスとスイスで行われるブレイクダンスのツアー公演に出演することが決まり、いったんLIGを離れ、現在は踊り手として活動しています。

この記事では、主に踊り手・デザイナーとしての私の経歴・自己紹介を行います。ツアー期間中は現地の様子を写真とともにレポートする予定です。

まずは踊りで自己紹介を。

Jona / Yaωaraka🇯🇵さん(@jona_yawaraka)がシェアした投稿 –

 

デザイナーとしては過去にこういう記事を書きました。

ダンスをしていた私が、なぜデザイナーになったのか

大学時代に「私にとっての就活だ!」と、わざわざカナダまで受けに行ったサーカス団のオーディション。これに落ちて途方に暮れているときに「サラリーマンでも日中座って働いていれば夜は体力的に踊れそうだよな」と父親から助言をもらいました。

「座って働ける仕事ってなんだろう」と考えたときに真っ先に思いついたのが、Webデザイナーという職でした。Webデザイナーのみなさまに対してすごく失礼なきっかけですが……。当時の私はそれくらいの軽い気持ちでこの職業につきました。あとでその深みに気づくわけですが。

運動神経が悪いのにブレイクダンスを始める

私は中学2年生までインターネット中毒のネットゲーマーでした。運動神経も悪く、野球部もずっと2軍。

動画配信サービスのYouTubeが開設したのが2004年頃で、ネット中毒だった私は当時の中学生としては早い段階でYouTubeにたどり着くことができました。

ネット中毒でよかったと思うのは、当時のブレイクダンスバトルの世界大会で優勝したフランスのB-boy(ブレイクダンスを踊る人のこと)の映像を、偶然にも見れたことでした。

白い服を着ている人物がこの大会で優勝したB-boy。身長低めで華奢でメガネをかけている。ブレイクダンスをやりそうにない人物が、なぜか世界最高峰のバトルで勝ち上がっている。

不思議に思いつつも、猛烈に興味をそそられました。

「運動神経の悪い自分でも、工夫すればおもしろいダンスができるかもしれない」

そこから彼の動きを見よう見まねでやってみるものの、なかなかできません。

いやいや、こうすれば近しい動きになりそうだ……と中学校の柔道場で試行錯誤をはじめました。

その後、たくさんの素晴らしい踊り手・友達と出会い、数多のインスピレーションを受けて今の私の踊りがあります。私の知る素敵な踊り手については、また今度紹介させていただきますね。

デザイナーとして働くことで身につけた考える力・言葉で説明する力

「日中座っていられる仕事」として選んだWebデザインも、実際にやってみるとすごく頭を使うし、体力的にもなかなかに疲れる。LIGに入社してから9ヶ月間、これほど論理的にものごとを考えたのは初めての経験でした。

「デザイン」って、センスがあって感性の優れている人だけができる仕事という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、それよりも、課題解決のために順序立てて考える能力、自分のデザインを説明する力、そして知識量がものをいう仕事だなと、個人的には思います。

私はもともとたいていの物事を感覚で片付けてしまうタイプでした。一人でなにかを成し遂げるならそれでいいのですが、複数人が関わるときにはそうはいきません。作るデザインは必ず言語化して誰かに共有する必要がありました。LIGの偉大なる先輩デザイナー陣にしごかれながら、毎日毎日、自分のデザインを説明し続け、考える力と説明する力を少しずつ身につけました。

後になって、ダンスにおいてもデザインで身につけた「考える力」と「説明する力」は活きるなと気づきました。それまで得意でなかったダンスショーの構成や立ち位置も、順序立てて考えられるようになりました。振付が行き詰まったときも、どうにか動きをひねりだす忍耐力がついていました。

もっとも印象的だったのは、感覚でやってきた自分の動きを言語化して誰かに共有することができるようになっていたことです。

「こういう感じ」「ああいう感じ」で済ませてきたものを、喩(たと)えを探して言葉にできるようになっている。なぜ蝶のような浮遊感のある動きに魅せられるのか、常人よりも歩幅を大きく広げることができるのか、説明することができる。

デザイン力をつけることで、どんどん自分のダンスの動きがクリアになり、人にも共有できるようになっていました。

なぜ舞台に出演することになったのか

LIGで働いている間も、踊りたい気分のときは友人と夜な夜な踊っていました。音楽をかけて、みんなで輪っかを作って誰かが即興で踊り続けるというもの。練習というよりは遊び感覚。あまりストイックに練習するのも性に合わないし、遊び感覚で楽しくやっているときのほうがいい動きが出てきやすいのです。これが、すごく楽しいんですよね。

ある日、友人が「このオーディション受けなよ!」と連絡をくれました。サーカス団に落ちて以来、プロの踊り手としてやっていくことにもう熱意を持っていなかったのですが、舞台の内容を見たらすごく面白そうでドキドキしました。さっそく、その舞台を手掛けるフランス人振付師2名の過去の作品を検索して見つけました。

カデル・アトゥ(Kader Attou)さんの過去の作品映像

ジャンヌ・ガロワ(Jann Gallois)さんの過去の作品映像

映像をみてすぐに「この舞台に出たい」と思いました。

そして無事、書類選考を通過し、オーディションを受けにいきました。

 

映像のとおり、オーディションの内容も斬新でした。

用意された振付を覚えて踊ったり、数分間の即興ダンスはもちろんのこと、「頭を地面から離さずに10メートルほど歩いてください」「足をつかずにできる動きを複数やってみてください」など、一日を通して素っ裸にされた気分でした。

数ヶ月後に通知が来て……

「合格」の2文字。

とっても嬉しかったです。

ただ、会社はどうしよう……(笑)

しばらく考えたあと、思い切って「舞台に出たい」と伝えたところ、上司のまことさんづやさんが「会社を休んでもいいから、行ってこいよ」と言ってくれました。

会社に在籍しながら舞台に出演させていただけることになったのです。

心から感謝です。

出演する舞台の詳細

今回の舞台のオフィシャルページはこちら。

日仏友好160周年記念共同製作・ジャポニスム2018公式企画「トリプルビル」

出演者は、オーディションで選ばれたB-boy 5名。9月には横浜の赤レンガ倉庫にて日本公演もあるのですが、残念ながら全日程のチケットがすでに完売しております。

もし、9月下旬〜11月上旬にフランス・スイスにお越しの方はそちらでお会いましょう。

同じ舞台にあの東京ゲゲゲイも出演しますよ。

公演がある11月まで、毎月レポート記事を書く予定です。

今回は自己紹介と公演の概要を。
次回は稽古風景をレポートします。
ご期待ください!

最後に稽古場にて、練習後の一枚を。

 

以上、デザイナー兼踊り手のJona(@jona_yawaraka)でした。