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2018.05.13
#32
それゆけ!カリカチュア帝国

【保存版】やりたいことの見つけかた

田中ラオウ

うぬらこんにちは!
カリカチュアの帝王、田中ラオウ(@raoutanaka)です。


絵を描くラオウ1
僕は職業が絵描きなので毎日絵を描いて生活しています。

絵は自分の生き甲斐であり、一番やりたいことです。カリカチュアという絵のジャンルでは若い頃からの夢だった世界チャンピオンになることもできました。やりたいことをやっている人間として、最近は若い人向けの講演や職業講話などに登壇のお声がけいただくことも多くなってきました。

僕は学生時代にやりたいことがなさすぎて、将来に夢も希望も感じられず、親に自殺を宣言したことまであるので、やりたいことがない辛さはよく分かります。今回は未来に夢も希望も持てずに、ただ時が経過していくことに焦りを感じている、若い頃の自分のような人のために、僕が実践してきたやりたいことの見つけかたを記事にまとめます。

目次

  1. 第1章 自分の欲望を知る
  2. 第2章 自分の怒りの根源を知る
  3. 第3章 なるべく大きい夢を見つける
    • 大きい夢の方が叶いやすい。それはなぜか?
  4. 第4章 自分の持っている時間を知る
  5. おまけ 夢が見つかったら裏ワザを使う
  6. おわりに

第1章 自分の欲望を知る

絵を描くラオウ2

自分が何に幸せを感じる人間かをよく分かっていないと、やりたいことを見つけるのは困難です。こうなれたら自分がこの世で一番幸せ者だと言い切れる、という状態を具体的に細部まで想像できるようになることが最初にやるべきことです。

参考までに僕がやりたいことを見つける直前に思い描いた理想の状態を箇条書きします。枕に「本当は」と付けて読んでいただくと、当時の僕の心境がご理解いただきやすいと思います。
 

  • 全人類から尊敬されたい。
  • 親が自慢できる息子になりたい。
  • 芸能人と飲み友達になりたい。
  • 超モテたい
  • 人気と影響力を持ちたい。
  • スポーツで大活躍する同世代の選手に嫉妬しないくらいのレベルになりたい。
  • 後輩にアドバイスを求められまくる大人になりたい。
  • 自分のサインが結構な価値を持つ存在になりたい。
  • 足を運ぶだけでありがたがられる存在になりたい。
  • 国から感謝されたい。
  • 超誉められてるのに、めちゃめちゃ謙虚に振る舞い、日本国民から盤石の尊敬を勝ち取りたい。
  • みんなに日本人であることを誇りに思ってほしい。
  • 若者が夢を持ちやすい国にしたい。
  • 海外でも活躍したい。

 
ここに書き出すことでいくつかの夢は遠のいてしまう気がしますが(笑)。でもこの記事を読んでくださる誰かのためになるなら、我が身を削りましょう。

僕はこれらが達成されてウハウハな自分の姿を一時期、毎晩妄想してました。

自分にとっての成功を想像するとき、そこに至るまでの過程は考える必要がありません。今の自分の延長上で考えると「こんなん無理に決まってる」という結論が早い段階で出てしまい、妄想を楽しめなくなってしまうからです。

自分の器なんか絶対わきまえちゃダメですよ。あんなもんただの幻想なので。人間に器なんかないです。

実際はどんなハードルがあってもチャレンジできるようになります。

なぜなら自分が成功した姿を具体的に想像できたら、一度しかない人生でそれを目指さないで納得できるのか、という疑問を抱くようになるからです。人生は一度しかないので今回しか目指すチャンスはないです。

「今回の人生はとりあえずなぁなぁにやり過ごしたい」という人は本当はいないはずです。ベストではなくベターを本当に望んでいるのか、自分に問いかけてみてください。ベターの人は誰のために妥協してるのか。まずは自分を幸せにするべきです。

というわけで、まずはこのマインドセットを行うことを推奨します。

第2章 自分の怒りの根源を知る

絵を描くラオウ3

やりたいこととは、ただポジティブな夢を目指すことだけが見つける方法じゃありません。

不満が持つパワーは凄まじいものがあります。不満の解消のために人生を燃やすのも、とてもやり甲斐があります。

自分を不幸にしている大元の問題を解決するのもやりがいがありますし、本当に解決できた時は幸せに近づけます。不遇な思いをしてる人を助けることもやりがいがあります。ニュースで何か自分が嫌な気分になるような事件を見かけたら、自分の中の怒りの根源を掘り下げてみてください。

国がダメなら国を変えるために人生を使ったっていい。世界に不満があるなら世界を変えに行ってもいいんです。世界を変える権利は誰にでもあります。

自分が何に不満を感じる人間かを掘り下げることも、やりたいことを見つけるいい方法です。

ここでも僕の当時の不満を箇条書きにしてみます。
 

  • 周りの人に軽んじられてムカつく。
  • チヤホヤされなくてムカつく。
  • 自分が明るい未来を思い描けないのは楽しそうな大人が少ないせいだ。
  • 不景気とかなんとなくムカつく。
  • 日本の自殺率が高いとかマジ恥。
  • 大人になったら一日中仕事するとか地獄。
  • みんな愛国心なさすぎ。
  • みんな自分に誇り持ってなさすぎ。
  • 周りとうまくいかない自分にうんざり。
  • 自分からは逃れられないとか絶望。

 

これは学生時代の自分から見た「みんな」なので、とても狭い世界のこととご理解ください。誇り高い人間は誰も見てないところでも自分を律することができると考えていたんですよね。だから信仰心の低い日本では愛国心とかが高まると、自分自身を誇る気持ちが増えて、宗教とかに頼らなくても平和と秩序を守れる凛とした人間が増えると考えていました。

当時よく見ていたネットニュースのコメント欄とかは、例えば人が亡くなったニュースにも本当にひどいコメントがたくさん書いてあったりして、世の中にうんざりしてたんですよね。

今はネットが世の中のすべてだとは思ってないのですが、当時は世論としてネットの書き込みを読んでいた部分があって、結構ムキになってました。いちいちムキになっちゃう短気な自分にも相当うんざりしてました。短気は直りにくい上に損しかしないですから。

というわけで、現状の不満を書き出すことも推奨します。

第3章 なるべく大きい夢を見つける

絵を描くラオウ4

夢とやりたいことは似ていると思いますが、夢というのが第1章に揚げた欲望が達成された自分の姿だとすると、それを達成するための手段がやりたいこと、ということになると思います。

夢は実際になれるかどうかじゃなく、何にでもなれるとしたら何者になりたいか、で考えるべきです。

これは欲望ですから。現在の状況はまったく加味せずに考えてください。

僕は第1章と第2章で揚げた欲望と不満の大部分を一気に解決できるウルトラC案として「世界チャンピオンになってみんなにチヤホヤされる」という夢を持ちました。

ネットサーフィンをしていてカリカチュアの世界大会があると偶然知ったときは、変な希望を持たないように急いで心に蓋をしたのですが(卑屈になっている人間は、希望を見出すと現状とのギャップに打ちひしがれてますます自分が嫌いになるため)、勇気を出して「もし世界チャンピオンになれたらこんなに楽しい人生になるだろう」というのを想像してみたところ、「これを目指さないまま人生を終えて満足できるのか」という気持ちがふつふつと湧いてきたため、50年かけて目指すことに決めました。

50年目指す覚悟のある素人は世界でも自分以外にいないと思ったのと、最低でも50年後には世界一になれると思ったからです。また、人類最強の称号を得て、自分のクソみたいな人生に誇りを持てるようになるなら50年くらい賭ける価値があるとも思いました。結果素人から始めて7年で世界一になれました。この実績はやはり、僕の誇りです。

このように自分が興味のあることや、好きなことをだらだらネットサーフィンしてるだけでも、普段から自分が将来叶えたい欲望を理解していれば、それにつながる方法に気づくことがあります。

夢につながる情報が視野に入ったとしても、欲望を理解していなければ素通りしてしまいます。素通りする可能性を減らすというのが大事です。

大きい夢の方が叶いやすい。それはなぜか?

夢は大きければ大きいほど叶いやすいです。なぜならみんなは大きな夢を目指さないからです。難しそうだから。誰がどう見ても難しそうな夢は本気で目指す人が極端に少ないので、目指しただけで周りを圧倒的にリードすることができます。

また、達成したときの見返りは人生そのものの成功ですから、目指すパワーが違います。もうそれだけに力を注ぐことができます。全力で欲望を満たしにいっていいと思います。

というわけで、仮でも構いませんので、笑っちゃうぐらいの超でっかい夢を考えてみてください。

第4章 自分の持っている時間を知る

絵を描くラオウ5

人生にはまだ残された時間があります。元気でいられる時間が20年、30年。中には40〜50年以上残っている人もいるでしょう。

「若者には無限の可能性がある」という言葉を抽象的に受け取ってはいけません。これは具体的に「何かを極める時間がある」ということだと解釈してください。若者じゃなくてもそうです。時間がある人全てが対象です。

例えば20年間、英語だけを勉強し続けたら確実にペラペラに話せるようになります。30年絵を描き続けたらとてつもない画力が身につきます。40年世界一を目指し続けたら世界一になれるかどうかはわかりませんが、相当な達人になれることは確実です。

何かを目指してる人は20年後の自分は今とは別人と言えるくらいとてつもない実力者になっているので、まだ何も目指してない人は今の自分の延長上で夢を考えても無意味です。別人になるんですから。

誰かを羨ましいと感じたら、基本的に自分もそれになれると考えてください。若さや才能や容姿が必要な場合は、物理的にまったく同じ状態になるのは困難かもしれませんが、羨ましいと感じた要素を掘り下げていけば、自分が手に入れたい「気持ち」を理解できるので、違う形でその欲を満たすことも可能です。自分がもしその人になれたらこんな気持ちになるだろう、という部分にフォーカスして考えてみてください。

人生を成功させるための勝負なら、最低20年くらいは見といてください。人生自体の成功を得られるなら20年くらい賭ける価値は余裕であります。20年後、なにかしらの業界において、スーパースターになっている自分が何をできれば幸せか、というのが夢を見つけるための考え方です。

そしてその夢を達成しやすい技術が何かを見定める、というのが、「やりたいことを見つける」ということなのではないでしょうか。

おまけ 夢が見つかったら裏ワザを使う

ここからは、やりたいことが見つかった後の行動になるので、やりたいことの見つけかたとはちょっと趣旨がズレますが、重要なことなので書いておきます。

やりたいことを見つけたら、まずはその道で成り上がるための近道とか裏ワザを探してください。地味にコツコツ頑張るなんて大抵の人間には無理だからです。コツコツ頑張ることが結果的に最短ルートだと判断した時は絶対にやるべきですが、遠慮して地味な道しか見ないのはダメです。

僕がカリカチュアで世界一になろうと思ったときは、当時世界大会で一番活躍していた日本人に弟子入りすることにしました。独学で学ぶより近道だと思ったからです。

そのため弟子にしてくれるまでは何年でもチャレンジするつもりで最初の面接に行きました。ダメだったらバイトをしながら1年間絵を描き貯めて、また来年面接をお願いする、というのを弟子にしてもらえるまで何年でもやり続けるつもりでした。

なにせこちらは50年目指す覚悟なので、弟子入りまでに4〜5年かかっても何の苦もないわけです。結果その気合いが伝わったようで一発で採用してもらうことができました。

このように「時間がある」ということは最短最善の方法を得るために時間をかけられるということでもあります。

素人でも、野望があるならその業界で一番すごいところに潜り込めるようにチャレンジしていいと思います。自分なんかがおこがましい、みたいな気持ちは今すぐ捨てるべきです。図々しくチャンスを掴みに行くくらいの気合いがなければ夢は叶いません。

図々しく人の力をどんどん借りてください。いずれ成功すればそれが恩返しになりますから何も心配ないです。

おわりに

絵を描くラオウ6

やりたいことがない人は、時に何かを目指そうとしてる人の足をひっぱることがあります。僕がまだ何者でもない時に、世界チャンピオンになるために東京に行くと宣言したとき、応援してくれる人は1人もいませんでした。

「絵では食えない」とか「世の中甘くない」とか「世界は広い」とか「そもそも英語がしゃべれないと無理なんじゃない」とか散々言われました。

本気の人はそれでも目指すとは思いますが、まだやる気の火ダネが小さい時にはそういう何気ないアドバイス風の言葉が大きな可能性を奪うことがあります。世の中が甘くないかどうかは本人が思い知ったときにちゃんと理解しますし、どのくらい厳しい道かはやはりその道を目指す人にしかわかりませんから。

だから僕は人がやりたいことをやろうとする時点で勇気があるし、偉いなって思ってます。

捨て身で頑張ればなんでもできますから、あまり人生を重く考えずに、勇気を出して何かを目指す方の道を選択してみてください。

 
最後に、今回のブログで僕が言いたかったことをまとめます。

  • 自分の素直な欲望を知る。
  • 欲望が全て満たされた生活をひたすら想像する。
  • その生活につながる可能性があるかどうかという視点で世の中を見る。
  • 成功にいたる過程の難易度は気にしなくてよい。どうせどんな道も厳しいので(笑)。
  • 時間をかけられる、ということを理解する。
  • 自分の器はわきまえない。
  • 自分が世界で一番幸せになるつもりで生きる。
  • チャンスは今回の人生が最後。図々しく生きる。

動機はどれだけ不純であっても構わないので自分の本当の欲を知ることで、やりたいことに気がつくチャンスが増えます。

やりたいことの定番の見つけかたに「昔好きだったものを掘り下げる」というのがあります。真のやりたいことは実はもうすでに自分の中にある場合も多いので、どうしてもまだ見つからないと言う人も、自分の幸せの形を具体的に知って日々生きてれば、きっとその幸せにつながるやりたいことに出会えます。

頑張ってください。僕はみんながそれぞれのやりたいことを応援し合える世の中をつくることが、僕の今の夢です。