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メイドインジャパンの商品力で、「世界」を舞台に飛躍する。日本経済を盛り上げる、クールな経営者でありたい|メディアハーツ

流石香織


メイドインジャパンの商品力で、「世界」を舞台に飛躍する。日本経済を盛り上げる、クールな経営者でありたい|メディアハーツ

「すべての女性を美しく」をテーマに、女性ブランド「FABIUS」を展開しながら、美容健康商品の開発や販売などを行う、株式会社メディアハーツ。同社が開発した『すっきりフルーツ青汁』は、累計8000万本以上の大ヒットになるなど、創業10年経った今でも順調に売上を伸ばし続けています。

 代表取締役である三崎 優太氏は、18歳のときに同社を創業。三崎氏が、紆余曲折しながら、美容通販業界のトップを走り続けてきたヒストリーは、2年前の「働き方インタビュー」でもお伺いしました。

 当時のインタビューから2年経った今、改めて三崎氏にお話をお伺いしてみると、急成長し続ける同社だからこそ見えてきた、「新しい展望」があると言います。三崎氏が思い描く、美容業界でのこれからをお伺いしました。

20171101_173009_DSC2981r3 三崎 優太氏
18歳のとき、札幌のマンションでメディアハーツを創業し、紆余曲折を経て美容通販業界のトップに上り詰める。メイドインジャパンの優れた商品を世界中に届けるため、グローバル・ビジネスを展開中。メディアへの出演も多数。

日本だからこそつくれる優秀な商品を、世界中に発信したい

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――前回の働き方インタビューでは、「グローバル展開を本格化させたい」とお話しいただきました。その想いは、この2年間で実現できましたか?

この1〜2年間は、台湾に新しく法人をつくり、社員を数名派遣するなど、台湾でのビジネスモデルの構築を進めてきました。2017年12月には、弊社の美容商品「FABIUS」のブランドを台湾で販売開始する予定です。メイドインジャパンの商品は、本当によい商品ばかりです。グローバル展開する目的には、よりよい商品を台湾のユーザーに届けて、「より愛される日本になるように」という想いも込めています。

 

――今回、台湾でビジネスを展開するとき、どんな工夫をされましたか?

日本で成功している弊社のビジネスモデルを、台湾の商慣習に合わせてアレンジしたことです。現地の商慣習に合わせないと、その土地のユーザーに受け入れてもらえません。たとえば、日本のユーザーは「定期便」がポピュラーですが、台湾のユーザーは「まとめ買い」が多くなります。また、日本では「商品を返品する」ことはイレギュラー扱いですが、台湾の商慣習では、それが普通なんです。そういった台湾の商慣習に沿ったビジネスとなるように、その土地のルールや税制などを勉強しました。

 

――なぜ、「台湾」でビジネスを展開しようと考えたのでしょうか?

台湾は親日国でもありますし、日本人とも考え方が近かったので、「グローバル展開の大事な足がかり」として最適でした。「FABIUS」ブランドを世界中のユーザーの皆さまに知ってもらうため、台湾などの近隣国でノウハウを積んだのち、ヨーロッパやアメリカなど世界中に進出することを目指しています

 

――この2年間のうち、国内では、どのような展開をされましたか?

弊社では現在、M&Aを積極的に進めています。最近で言えば、「古紙回収関連事業」と「リサイクル事業」の会社を、それぞれ1社ずつグループ会社化したんです。どちらの業界も旧体質の業界ですから、新しい技術や先進性を取り入れることで、よりよい方向へと進むような「革命」をもたらしたいと考えました。

 

――「M&Aを積極的に進めよう」と思ったきっかけを教えてください。

もともと僕は、個人的に株式投資をしていて、株で何億も勝った経験があります。企業分析は得意なほうである、と自負しています。「経営者としての視点」だけではなく、「投資家としての視点」も持ち合わせているので、その強みを生かせるM&Aは、最適な選択肢です。そのように、投資家目線でも会社経営を進めています。

 

急成長とともに、お客様から信頼される会社を維持し続ける

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――前回のインタビュー以降、売上はどのように推移していますか?

有り難いことに、事業開始初年度は6億円、2年目に20億円、今期の3年目は130億円を売り上げることができました。ただ、ひとつ反省点があります。急激な成長に伴って販売数も伸びたのですが、その一方で、カスタマーセンターの対応が追いつかない時期がありました

 

――ここまで急成長したのは、社内でも予想外だったんですね。

そうなんです。せっかくユーザーの方からお電話いただいたのに、電話対応する人数が足りなくて、回線がパンクしている状況でした。僕自身、お客様にご迷惑をかけている状況を、毎日つらく感じていました。
そこで、五反田にコールセンターを新設して、最大手のコールセンター業者に業務を任せています。2年前は12席で対応していましたが、今では最大272席まで増設したので、いつでも電話が繋がる状態です。

 

――コールセンター増設の他に、何か対策はされていますか?

「IVR(自動音声応答装置)」というAI(人工知能)による顧客対応システムを導入しています。たとえば、「FABIUS」公式サイト内では、「安藤ジェシカ」という人工知能が、お客様の質問に自動で答えます。また、「FABIUS LINE@」に登録していただくと、AIによる自動回答をご利用いただけます。このように、お客様からの問い合わせにも即座に対応できるような仕組みを実装しました。

 

――事業が拡大したことで、他にどんな気づきがありましたか?

社会への影響力の大きさですね。そのため、社会貢献活動にも力を入れています。2017年4月には、チャリティーマラソン大会「PARACUP(パラカップ)」にも協賛しています。そのなかで、「健康面」から子どもたちによい影響を与えられるようにと、僕や社員たちは実際にマラソンの練習などにも参加させていただきました。

 

――社会によい影響を与えるため、他にも意識されていることはありますか?

僕はメディアハーツが業界を引っ張る会社だと自負しているので、「コンプライアンス(法令遵守)」には最も力を入れているんです。より健全な企業になれるように努めている分、やはり競合他社が自社の商品『すっきりフルーツ青汁』を模倣していることに、目をつぶることはできません。社内に模倣品対策を行う部署も設置したので、訴訟も辞さない心づもりでいます。すべては、自社の大事なブランドを守るためです。

 

若手経営者に「希望」を与える存在を目指して

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――今後はどんな展望をお持ちなのでしょうか?

いずれは、化粧品会社に転身したいと考えています。「化粧品」に注目したのは、「美」を象徴するような分野だからです。また、世界の市場を見据えたとき、メイドインジャパンの優秀な商品は大きな強みになると感じました。

 

――化粧品会社へと転身するために、何か取り組みはされていますか?

2018年ごろから、「自社ブランドの化粧品」を市場に投入するため、すでにプロジェクトが進行中です。化粧品開発ができるメンバーが2017年7月に入社したので、まずは基礎化粧品から展開できるように、パッケージや成分などを試行錯誤しています。もちろん、これまで同様に「美容健康商品」の分野も、ひとつの軸として残していく予定です。

 

――三崎さんは、いろいろなメディアにも出演されていますが、そういった活動は今後も続けていくのでしょうか?

これからもメディアでの露出は増やしていくつもりです。メディアに出演させていただく目的は、もちろん会社のPRのためでもありますが、「若者に希望を持たせられる存在でありたい」と思ったからなんです。若者が憧れるような「現代風のスタイリッシュな経営者」は、そこまで目立って多くいません。そこで、僕がその絵を映し出し、少しでも多くの若者に「経営者ってかっこいい」と感じていただき、起業してほしいと思っています。

 

――起業する若者が増えれば、ますます日本経済も盛り上がりそうですね。

素晴らしい会社がどんどん輩出されれば、日本は盛り上がりますよね。また、税金をしっかり納める会社として、若者に「こういう経営者になりたい」と思われる存在を目指しています。しかも、会社が日本にしっかりと税金を納めれば、日本がより豊かになっていく。メディアハーツも日本が活性化することを応援しているので、節税は一切せずに、今期は数十億の税金を納める予定です。

 

――「数十億の税金を納める会社」ともなると、ますます注目を集めそうです。

ただ、日本には「出る杭は打たれる」文化があります。僕は、日本の成長を阻害する、そのような文化は変えていきたい。今後もメディア出演を続けながら起業家として日本に貢献し、もしそこで出る釘が打たれるようなことがあれば、アメリカへの移住も考えています。そして、移住先のアメリカから「日本の成長を阻害する文化はよくない」と日本経済のために啓蒙していきたいです。今は、「日本」という国に受け入れられるか、勝負の時期でもあります。

 

まとめ

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急成長し続ける事業の裏側で、「良質な商品をユーザーに届けたい」という三崎氏の想いは、2年前と変わっていません。そして、「メイドインジャパンの商品力」という武器を持ち、グローバルな視点で美容業界、さらには日本経済を盛り上げようとしています。28歳の経営者が思い描く未来像が、次世代の若者の「希望」となる日も、そう遠くはないでしょう。

流石香織
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