日本とNZの違いに学べ! 新社会人に贈る、IT業界を楽しく生き抜くコツ

はっしー


日本とNZの違いに学べ! 新社会人に贈る、IT業界を楽しく生き抜くコツ

こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしーです。

4月に入り、初めてIT業界で働き始めた方も多いのではないでしょうか。IT業界は、刺激的で楽しい世界です。しかし、一歩間違えれば残業地獄に足を取られて社畜生活まっしぐらという危険もあります。僕もそんな落とし穴に陥った人間のひとりです。

今回は、僕が日本とニュージーランド(以下、NZ)で働いて見つけた、IT業界を楽しく生き抜くコツについてご紹介します。特に未経験からITエンジニアになった皆さんに読んでほしいです。

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プログラミング未経験でもITエンジニアになれる日本。一見恵まれているが……

日本のIT業界の特徴として、第一に挙げられるのがプログラム未経験の文系学生ですらエンジニアになれる点です。僕もそんな文系エンジニアのひとりでした。しかし、NZではこうはいきません。NZでは、コンピュータサイエンスの学士号を取得しているのが最低条件だからです。誰にでもチャンスがある点では、日本は恵まれた環境と言えます。

しかし、これが罠なのです。NZの学生がすでに技術を身に着けた状態でエンジニアになるのに対し、日本の学生は技術ゼロのまま。そんな状態でどうやってお金を稼ぐのでしょう?

……その答えは「時間を売る」です。

時間を売るな。技術を売るエンジニアになれ

日本のITエンジニアの待遇が欧米に比べて低い原因は、多くの人々が技術ではなく時間を売っているからだ、と僕は考えています。

海外では、ITエンジニアは一定の技術を身につけた人しかなることのできない、高度専門職です。だからこそ、会社は優秀な人材をつなぎとめるために高額な報酬と自由な働き方を約束し、エンジニアもよりよい待遇を求めて技術の研鑽を続けます。

対して日本はどうでしょうか。スキルがゼロに近い新卒エンジニアでお金を稼ぐためには、技術ではなく、時間単位で外部に派遣し、働いた時間に応じて報酬をもらうしかありません。

長く働くほどお金になりますから、会社としては残業歓迎です。エンジニアにとっても、残業代で財布が潤うので、月に数十時間の残業は大歓迎、たまに100時間くらいの残業があっても「今月は儲かった!」くらいの認識になっちゃうのです。若い頃はいいかもしれませんが、やがてストレスで心身ともにやられてしまいます。また、残業代に依存する生活になりやすくなり、いざ仕事が減ったときに暮らしが破綻しかねません。

一方、NZのITエンジニアは技術レベルが高いぶん、そもそもの給与が高いので、残業代稼ぎをする必要もなく、ほとんどが定時で帰ります。あまり長く働いていても上司から「早く帰れ」って言われますしね。

一見ゆるゆるまったりに見える海外エンジニアの生活は、「時間ではなく、ITエンジニアとしての高い技術を売る」ことによって成り立っているのです。

技術を売るエンジニアになるための行動指針

では、技術を売るエンジニアになるにはどうすればよいのでしょう? その第一歩となるためのアドバイスを具体的に2つ示します。

1. 情報処理技術者試験の資格を取ろう

最低限の知識と技術を身につけるため、情報処理推進機構(IPA)が主催する情報処理技術者試験の資格取得を目指しましょう。応用情報技術者試験まで合格すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベースと、ひととおりの知識が身につきます。資格取得を毛嫌いするエンジニアもいますが、試験範囲にはNZの大学でも習うような内容が広く盛り込まれているので、僕は強くオススメします。

2. 会社の都合に合わせるな。伸ばしたいスキルを

僕が日本の会社で働いていたとき、自身ではプログラミングに興味があったのですが、上司や会社の要望にしたがってドキュメント作成や管理業務を主にやっていました。その結果、思うような成長ができず、会社の外で通用するスキルがあまり身につきませんでした。

エンジニアたるもの、技術の成長は自分で責任を持ちましょう。プライベートで開発を行うのはもちろんのこと、どんな技術を伸ばしたいのか上司に明言するのも大事です。会社のいいように使われるだけではいけません。あまりに価値観が合わない場合は、転職も必要でしょう。

まとめ

IT業界をサバイブするには、売れるような技術を身につけることが何より重要です。僕はそれがわかっていなかったので、日本で文字どおり死にかけるハメになりました。皆さんは同じ苦労をしないでほしい! ぜひぜひ楽しいエンジニア人生を手に入れてください。

次回は、日本とNZにおける「納期」の考え方の違いについてお話します。それではまた!

<次回>
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https://liginc.co.jp/354010
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