こんにちは。
野田クラクションべべーです。
冒頭から変な踊りで申し訳ございません。
今回は、静岡朝日テレビのインターネット放送局「SunsetTV」との共同制作、第5弾の撮影をするために……
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日本三大松原のひとつ「三保の松原」(みほのまつばら)にやってきました。
英語で書かれていたので詳しいことは分かりませんが、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている日本を代表する景色のひとつです。
場所は、自動車だと清水インターチェンジから約25分ほど、静岡インターチェンジからだと約30分ほどで行けます。
200台ほど収容できる無料駐車場も完備されていますよ。
駐車場から少し歩いたところに、三保の松原の全体が分かる映像室があります。
三保の松原はとても広いので、全貌を確認してから行き先を決めてもいいかもしれません。
天気がいい日には、3千本以上の松の緑と白波が打ち寄せる海岸線沿いに広がる海の青が富士山をより一層キレイに引き立てる絵が見られます。
この景色は、浮世絵師の歌川広重が「冨士三十六景」のシリーズでも描くほど、歴史的にも有名な景勝地なんです。
僕と手を交わしているのは、シンガーソングライターのとぴさん。
旅と音楽のバンドメンバーとして、「潮騒」「つむぎ」にも参加してくれました。
今回の撮影では、ラブストーリーを意識した設定で、カップル感満載の写真を多く入れています。
ぜひ、カップルの皆様は参考にしてください。
ストーリー設定は、東京で呉服屋さんを営むお金持ちの家庭に生まれ、何不自由なく暮らしてきたべべ太郎と、父親が先に他界し、病気がちの母と小さい弟の3人で暮らしているとぴ子が出会って恋をするお話。
全国を自由気ままに放浪中しているべべ太郎は、海辺でひとり歌うとぴ子を見て恋に落ちます。
一方とぴ子は、いきなり現れたべべ太郎の存在に戸惑いながらも……徐々に惹かれていきます。
べべ太郎の抑えきれない気持ちが……
とぴ子を惑わせます……。
ふたりの恋の行方は……
それでは、新曲『フジヤマ▲フォーリンラブ』をお聴きください。
いかがでしょうか。
今回は、ADM(アコースティックダンスミュージック)というジャンルの音楽に挑戦しました。
クラブなどで流れているゴリゴリのEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)よりは少し落ち着いたサウンドですが、踊ることもできます。
入念な作戦会議の末に完成したダンスが「ひたすら腕を上下に振る」というもの。
もっとかっこいいダンスにしたかったのですが、今の自分たちには「ひたすら腕を上下に振る」ことくらいしかできませんでした。申し訳ございません。
そもそも、なぜ三保の松原でラブストーリーをテーマに撮影をしたかというと……
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三保の松原で古くから語り続けられている「羽衣伝説」という男女の恋愛話があったからです。
どんな話かと言うと……
昔、三保の松原の海岸線沿いで釣りをしていた白龍(はくりょう)という男性がいました。
一本の松にかかっていた美しい「衣」を見つけて持って帰ろうとしたところ……
天女がいきなり現れて「私の着物なので返してください。服がないと帰れません」と言われました。
すると白龍が、「返してもいいけど、天の舞踊ってくれない?」とお願いします。
天女は喜んで承諾しますが、「まずは羽衣を返してくれないと踊れないので、返してください」と言ったところ……
あれ? もしかして、渡した瞬間に帰るパターンじゃないか……と疑い始めます。
しかし、天女は「嘘をつくことは人間界にしかなく、天上の世界ではない」と白龍に伝えました。
純粋な天女を疑った自分が恥ずかしくなってしまい、羽衣を返して「天女の舞」を踊って貰ったというお話です。
この話を聞いたときに、白龍のダメ男感が自分に通じるものがあったので、「相手の気持ちも考えずに一方的な愛を伝えるボンボンな旅人」を演じることにしました。
羽衣伝説はもちろんですが、三保の松原の最大の魅力は写真が映えるフォトジェニックな場所が多いこと。
波打ち際の白波も
果てしなく続く海岸線沿いに広がるブルーのコントラストも
30,000本以上の松林の風景さえも全てが美しいです。
ありがたいことに天候にも恵まれたため、素敵な映像を撮ることができました。
海沿いでとぴさんを押し倒すシーンでは、
中々上手くいかずに、汚いものを見せてしまうことも。誠に申し訳ございません。
押し倒すシーンをとぴさんに確認してもらったところ……
「この映像は両親には見せたくない」と嘆いていました……。きっと、照れているんだと思います。
今回映像を担当したのは、プロデューサーのゴウさん。
「べべ、押し倒すんだ! べべ、もっと感情的に!」というハードな指示をしてくれました。
また、今回は江戸時代を意識していたので、リアルを追求するために草鞋(わらじ)を履くことに。
本来であれば、足袋(たび)を履いてから草鞋を装着するのですが、個人的なミスでほぼ裸足での撮影となりました。
昔の人はこんなペラペラの靴で歩いていたと思うと、現代に生まれてきて本当に良かったと心の底から感じましたね。
撮影後に売店で食べたおでんが、冷え切った体を温めてくれる素敵なお味でしたね。
世界中には、アメリカのグランドキャニオンやフランスのモン・サン・ミッシェル、ペルーのマチュ・ピチュなどの心を震わせるような景色がたくさん存在します。
三保の松原もそのひとつであります。
世界から見た日本の印象は「三保の松原」から見える富士山の景色なのかもしれません。
ぜひ、日本を象徴する景色を目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。
最後にもう一度、新曲『フジヤマ▲フォーリンラブ』をご覧ください。
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静岡朝日テレビが運営するSunSetTV様と一緒に取り組ませていただいている、静岡県の面白いところを回りながら歌を作るといく企画。
「旅と音楽」では、静岡県内の魅力を音楽と共に発信しています。これまでの作品はこちらからどうぞ!
他にも、人気YouTuberのはじめしゃちょーさんをはじめ、話題のお笑いコンビAマッソさんのオリジナル番組や、Twitterで人気のアーノルズはせがわさんの4コマなどのオリジナルコンテンツもあるので是非ごらんください。
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以上! 野田クラクションべべーでした!