
本物の水平線を求めて。アーティスト、モトキウエダはセブ島へ移住します。
LIGブログをご覧のみなさま。
こんにちは。「水平線の魔術師」こと、モトキウエダです。
以前、僕がフィリピン・セブ島へ移住するという記事が公開されたのですが、ご覧いただけましたでしょうか。
本物の水平線を求めて。アーティスト、モトキウエダはセブ島へ移住します。
こちらの記事を読まれた多くの読者から、
「新たなる挑戦だ」
「日本でのキャリアを捨てた」
「時代の流れを感じる」
「安易な決断」
などと言った、賛否両論のコメントをいただきました。
セブ島移住の是非は、今後創る作品を見てご判断いただければと思っていますが、今回、移住の真意についてインタビューを受けましたので、そちらをご紹介いたします。
── 以前にもセブ島に来たことがあるとのことですが。
ふふ(笑)。実はそうなんです。
以前、語学留学でセブ島に滞在していた事がありまして……。
── なぜ、語学留学を?
日本で生まれ育つと、どこかのタイミングで「英語が喋れるようになりたい」って思うんですよ。
みんなそうだと思うんですけど、僕も、ある日ふとそう思って。
ふふ……若かったんですよね。
語学留学に来ればなんとかなるって。英語ペラペラになって、その語学力を活かして仕事とかしちゃって。外国人の友だちも沢山作って。なんかカッコいい未来を想像してたんですよ。
── 違った、と。
違いました。
セブ島にちょっと滞在したくらいで、人生変わるわけがありません。
── そんなセブ島に、なぜ移住を決意されたのですか。
だからこそ、ですかね(笑)。
数ヶ月の語学留学で、僕の人生は何も変わらなかったんです。
なんとなくの留学。
なんとなくの英語学習。
それで人生が変わる訳はありません。
でも、だからこそ。今回は人生を変えたい。
そういう想いで、移住を決めました。
── 不退転の決意だと。
帰る場所がある。
逃げる場所がある。
そんなのは甘えです。僕は全てを捨ててセブ島に来ました。
「思ったより捨てちゃったな」
って後悔しているくらいです。
── セブ島に来て、作風は変わりましたか?
何も変わらないと思います。
いや、変えちゃいけないんです。
日本にいても、フィリピンにいても、水平線の本質は何も変わらない。
水と重力で創られた「水平線」という名の芸術を、人間が勝手に変えていいわけがないんです。
── 水平線を感じる為に、移住されたのかと思っていました。
僕の作品のファンなら分かると思うんですが、正直、水平線って実物を見なくても描けるんです。
基本、同じなので。
同じなのであれば、海の近くにいなくても描けちゃうんですよ。それが水平線の魅力なのかもしれませんね。
── シンプルなのが魅力と。
そうですね。言葉が通じなくても、僕の作品を見ればすぐに「水平線」だと分かる。
これは、人類共通の認識なのかもしれませんね。
ふふ……。
そう言うと、なんだか壮大なテーマに挑戦している気になりますね(笑)。
── セブ島でアトリエを開設されたとか。
はい。
LIGが運営する「いいオフィスCEBU」が僕のアトリエです。
── どのような空間ですか?
主にコワーキングスペース、シェアオフィスとしてご利用いただいています。
また、イベントスペースとしてセブ島のウェブ界隈を中心としたコミュニティスペースとしても機能しはじめています。
快適なWi-Fi環境はもちろん、大きなキッチンとバーカウンター、無料のコーヒー、それに心地のいいBGMも流れているので、仕事や水平線を描くには最高の空間です。
僕はここの管理人もしていますので、いつでも遊びに来てくださいね。
営業時間 | 平日/9:00~19:00 |
---|---|
料金/1 day | 500ペソ |
料金/月額 | 7,000ペソ(先着30名様まで5,000ペソのキャンペーン中!) |
場所 | 2nd floor, ARINDA V. PARAS BLDG., Don Gil Garcia St, Cebu City, Cebu |
地図 | |
https://www.facebook.com/iioffice.cebu/ |
── ありがとうございました。最後に読者へのメッセージをお願いします。
水平線は世界中どこでも同じように水平です。
これはきっと、昔も今も変わらない。
モトキウエダも、そうありたいなと思っています。
── 変わらない、と。
はい。
逆に、移住したくらいで変わるモノは「本物」じゃないんだと思います。
僕の中にある「水平線」は、たぶん世界のどこにいても、何をしていても変わらない。
そういう感じです。
【モトキウエダの過去記事はこちら】 本物の水平線を求めて。アーティスト、モトキウエダはセブ島へ移住します。 「水平線の魔術師」ことモトキ・ウエダがウェブギャラリーを開設します