こんにちは。
森の中から失礼します。野田クラクションベベーです。
旅をして4ヶ月が経ち、いろいろな人に出会ってきました。
皆さんに共通して言えることは、何事にも「強い信念」を持って取り組んでいるということでした。
そんな今回は、写真・映像作家として活躍する shu kojima さんにインタビューをさせていただきました。
現在は広島県府中市の上下町を拠点に生活されているShuさん。5年間のニューヨーク生活から半年間の南米生活、そして東京での生活を経て感じた価値観を赤裸々に話してくれました。
経済と情熱の間で葛藤していたニューヨークと東京時代
シンガポールの高校を卒業したShuさんは、その後名古屋の大学に在籍しながらアジアを放浪していました。その中で、「ドレミファソラシド」といった既存の音の組み合わせ方で新たなリズムを創造するように、「真に新しいものはなかなかもうなくて’’編集’’で新たなものを生み出す時代」だと思うようになったそう。
当時付き合っていた彼女が持ってきた、ドレッドヘアーのままでも働ける東京の小さい編集プロダクションの求人情報を見て、面接を受けたところ、1,000人の内の1人になったため東京に上京を決意。
1年半という修行期間の中で、阿佐ヶ谷の家賃4万円の風呂無しの家に住みながらも「誰にも負けない文が書ける」ということから純文学を書いたり、「誰にも負けない音を作れる」ということから音を作ったりと、ものづくりの流れというものを習得。
そんな期間を経て「前衛的(時代を先駆ける)アート集団を作りたいから辞めたい」と社長と伝え、ニューヨークに飛び立つことに。
ニューヨークではブルックリンのBushwickという地区のロフトと呼ばれる広めのスペースを他のクリエイター仲間たちとシェアし、主にファッションマガジンや広告の撮影をしていたそう。
当時メイクアップアーティストとして活動していた今の奥さんと出会ったのもこのとき。
アマゾンのジャングルの中でシャーマンと暮らした日々
アメリカのビザが切れるタイミングで、奥さんと一緒に南米を半年間かけてまわりました。
現地のパーマカルチャー農園で働き、アマゾンのジャングル奥地のシャーマンと生活をし、そこでの出会いや経験から、現在奥さんはリンパトレナージュの国際ライセンスを取得し、手技のみで人の顔を触る、より原始的なアプローチで活動されています。
ayahuasca1 from Shu Kojima on Vimeo.
実際にシャーマンと暮らしている姿を映像に撮った作品。一緒に生活する中で自分の進むべき道を見つめ直し、より原始的に生きようと思ったそうです。
日本に帰国後、東京でちょうど1年活動し、将来子供をもつことを想像したときに、住環境はニューヨークや東京にはないと思い、軽の箱バンを購入し嫁と荷物を積み、断層や原発の位置を確認しながら西を目指したそうです。
そして、たまたま哲学者のおばあちゃんが晩年ひとりで執筆活動をしていたという空き家と東京ドーム一個分(12,000坪)の土地と出会い、同時に奥さんのお腹に新たな命が宿ったことがわかり、ポジティブな流れに身を任せ購入を決めたそうだ。
敷地内にはおばあさんが人糞でやってた畑や小川や7つの古墳(現在2つ確認済み)があったり、まさにUFOを呼べそうな場所。
「酵素風呂やヨガや瞑想ができるドームハウスなど、これから一生かけてつくっていけることが嬉しい」とShuさんは言います。
現在、Shuさんは「簡単に過去を切り捨てる現代社会へ中指を立てる」というテーマのもと、EYESCREAM.JPなどの連載「TOKYO NAKED」もこの田舎から発信したり、
N from Shu Kojima on Vimeo.
「職人のフックアップに繋がる映像」も制作したりもしています。
その一方で、今年廃校の危機にある上下高校で高校3年生に映像を教え、田舎でもイケてるもの作り発信したり、ニューヨーク時代の仲間と行政の仕事をしています。
「お金は必要最低限あればいい」
「それよりも水や種が大切だし、なにより土を触って、先日7月7日の七夕に産まれてきた織姫をハイジのように育てることを楽しんでいこうと思う」と話してくれました。
まとめ
Shuさんのお話を聞き、自分の信念ってなんだろうと改めて考えさせられました。
恥ずかしい話ですが、現在は「僕はこういったモノを残していきたい!」という信念はありません。そのため、人の話に左右されやすく何に向かっていけば良いのかも分からなくなることが多々あります。
だからこそ、「べべの記事を読みたい!」「あいつのやることは応援したい!」と言われるようにしたい。
そんな本日使ったお金は、ごはん代280円でした。体だけが成長していきます。
【使ったお金】
ごはん代:280円
【残りの所持金】
14,395円
痩せたい。めっちゃ痩せたい。
以上、ベベでした。
※LIGブログ編集部よりお知らせ
読者の皆様、べべ旅の記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
この連載は実際にべべがその土地を訪問してから記事を公開するまでにタイムラグがあるため、正確なべべの現在地を知りたい場合は
をご確認ください。
全国の皆様からの激励のメッセージ等、お待ちしております。
今後とも野田クラクションべべーを宜しくお願い申し上げます。