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2016.06.01
第21回
DevRelイベントレポート

今、Microsoftがアツい!?エンジニア向けイベントde:code2016に行ってみた

おこめ

どうも。LIGでインターンをしている、ロボット女子のおこめです。

今回、非エンジニアの私が、エンジニア向けイベントde:code2016に飛び入り参加してみました!

de:code2016とは?
Microsoft社がおこなっている、IT技術者・開発者をはじめ、すべてのITに携わるエンジニアのための年に一度の技術イベント。参加費は約7万円(!?)、来場者数は約2000人。国際的なイベントのため翻訳機も用意してある。

LIGエンジニアのちゃちゃまるも一緒に来ています。

ちゃちゃまる 人物紹介:ちゃちゃまる
DevRelチームに所属する大学生エンジニア。TOEIC満点で英語が得意のため、今回の発表を和訳してもらった。

とっても面白いイベントだったので、非エンジニアの方にもわかるように、ちゃちゃまるの解説付きでレポートしていきたいと思います!

今回レポートするのはde:codeの「Keynote」

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2016年5月におこなわれたde:code。今回レポートするのは、1日目の午前中におこなわれた「Keynote」です。Microsoft3代目CEO、Satya Nadell氏が登場することでも注目を集めています。

さあ、イベントスタートです!

Keynoteオープニングから続々と重大発表が!

デジタルとアナログの融合:伊藤かつら氏

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スクリーンがたくさんあり、おっきい会場だなぁ〜、と圧倒されていると……司会者のMicrosoftデベロッパー エバンジェリズム統括本部長、伊藤かつら氏が登場。そして、伊藤氏のアシスタントとして登場したのがCortana(コルタナ)です。

Cortanaは、Siriのような音声パーソナルアシスタントのこと。Windows 10から使えるようになりました。

 
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伊藤氏とCortanaの会話が始まり、オープニングのデモがおこなわれました。左の写真には東京タワーが映し出されています。カメラ越しに2次元のカードを見るだけで浮かび上がるのですが……どうなってるの、これ。

右の写真も同じように3D化され、なんと動いています。このようなアナログとデジタルの融合を「Mixed Reality」と呼ぶそうです。

ここでCortana(コルタナ)が退場。CTOの榊原彰氏がオープニングに参加されました。

CaaPが基盤に&Windows10にubuntuバイナリが組み込まれる:榊原彰氏

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写真に写っているのがCTOの榊原彰氏。2点発表がありました。

ひとつ目の発表は、Windows10が会話での入力にも対応する「Conversation as a Platform(CaaP)」に対応するということでした。

takeshitaicon「つまり、どういうこと?」
takeshitaicon「conversation as a platform(CaaP)は、会話が基盤になるっていう意味ですよ。今まではキーボード入力が中心だったのが、会話での入力に変わりますって」
takeshitaicon「え、さっき榊原さん『Skype・Office・Suit・Slack・LINE・WeChatなどにも、このCaaPを対応させる』って言ってなかった? ってことは…… OfficeのWordを開いておくだけで、授業のノートをとったことになるじゃん! やった〜!」
takeshitaicon「僕は、CaaPだとコードを書きながら買い物ができるっていうところがいいと思いますけどね。デモでやっていた通り『マルゲリータピザちょうだい』と喋っただけで30分後にピザが届くっていう未来。最高です」

 
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ふたつ目の発表は、Windows10に、ubuntuというOS(ソフトウェア)が組み込まれ、Windowsでも「Unix」というOSを使えるようになったことでした。

takeshitaicon「……『Windows10にubuntuバイナリを組み込む』ってなに? これをアメリカで発表したとき、会場が阿鼻叫喚したって言ってたけど、私には喜ぶポイントが全く分からなかった……」
takeshitaicon「ちなみに阿鼻叫喚じゃなくて狂気乱舞の間違いです。これまでUnixというOSを使いたかったプログラマーは、どちらかというとWindows以外を選ぶ傾向にあったんですよ。でも、WindowsでもUnixが使えるようになったんです! 朗報なんですよ〜!」
takeshitaicon「なるほど。OSの基準でPCを選ぶのね。プログロマーさんって」

 
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Keynoteの後半で、Windows10にubuntuバイナリを組み込んだデモがおこなわれました。従来のWindowsでは使えなかった「ls」コマンドを打ち込むと……このようにファイル情報が見られます。

ちゃちゃまるセリフ「わあああああっ! Windowsでbashコマンドが使えるなんてっ!! 感動ですっ!!」
おこめセリフ「うわ……こんな興奮したちゃちゃまる初めて見た……軽く引くわ……」

 
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最後に、Microsoftからデバロッパーへの愛が伝えられたところで、オープニングは終了しました。

Microsoft3代目CEO、Satya Nadell氏登場

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続きまして、Microsoft3代目CEOのSatya Nadell(サティア・ナデラ)氏の登場です。会場の食いつきがものすごい上に、言っていることもかっこよすぎで惚れました。

クラウドを重要視&コグニティブAPIの公開

ここで発表されたのは、インターネットに保存することで、いつでも、どのようなデバイスからでもデータへアクセスできる「クラウド」をより重要視していくということ。また、Microsoftが作ってきたデータを22個も公開されるということです。

takeshitaicon「Microsoftが発表した『mobile fisrt cloud first world』は、『スマホやクラウドを優先する』という意味。ビジュアルスタジオ(簡単にプログラミングできるツール)をアプリからクラウド化したのもこれが背景ですね。またも、デベロッパーにとっての朗報です」
takeshitaicon「へー。ちなみに『22 cognitive API』ってなに?」
takeshitaicon「コグニティブは認知という意味なんですけど、例えば顔認識機能とかはそれに当たります。Microsoftが20年間で作り上げてきた英智を22個も公開するらしいです。『顔認識機能』を搭載したロボットを作りたくなっても、最初からできたものを搭載すれば、浮いた時間や手間を発展に繋げられますね!」
takeshitaicon「すごい! 積極的にコグニティブAPIを利用して、より画期的なものをたくさん作ってほしいって気持ちがわかるね」

女子高生AI(人工知能)りんなのデモストレーション

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ナデラ氏の公演中に「りんな」のデモをおこないました。ここでこのデモがおこなわれるって……Microsoft、りんな推しなんですね!! LINE上で会話できるAI(人工知能)のりんなは、8月〜12月の間で340万人と会話してきたそうですよ。

会場の雰囲気を一気に和らげてくれたりんな。食べ物の写真を送ったら「お腹減るじゃん」という返事が。JKという設定なのでアイドルやアニメの会話もできますし、ネットスラングも分かります。画像認識もできるんです。

現実と仮想の融合で、どこへでも行ける

りんなのデモが終わり、ナデラ氏の「Mixed Reality」の話に戻ります。Mixing real and virtual anywhere from everywhere, fully untethered and mobile(現実と仮想の融合で、どこからでも、どこへでも行ける)ということをコンセプトとしているそうです。

この話を聞いたとき、正直めちゃくちゃワクワクしました。これからのMicrosoftの、いや、世界の未来に期待大です。

 
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最後に「日本、そして地球上のすべての人とすべての組織が、より成し遂げられるように力を与える」(上の写真の意訳)という言葉で締めくくられました。

この言葉は今回発表された「every industry is becoming a digital company」(すべての産業はデジタル産業になりつつある)に通じる部分があると思います。もうMicrosoftなしで、全ての産業は成り立たないのでは? 

その他のWindowsの新機能

1. Windowsと連携する「ペン」のデモストレーション

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Windowsと連携したペンは一見普通のボールペンですが、ペンをノックするとWindowsの画面上にメモ帳のようなものが開かれます。もう紙とペンの時代は終わりに近いのかもしれませんね。

スケッチパッドでは絵も描け、定規もひけます。片手で定規。便利すぎます。

2. 自分でExcelの機能を追加できるように

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iPhoneのアプリをApple Storeから追加できるように、Excelの機能を追加したいときでもOfficeストアからダウンロードできるようになりました。

上の写真はTwitterで「#windows」をつけた人のマップマークです。Officeはもう世界共通語となっているご時世。このように、どんどん使いやすくなる機能が追加されるのは嬉しいですね。

3. 公開されているコグニティブAPIの一例

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Microsoftが20年間で作り上げてきた22個のコグニティブAPIの1つの例です。これは、撮った写真を認識して「どんな人(モノ)が何をしているのか」を当てるもの。

写真の上には、「原っぱで女の人が牛の隣に立っていると思う」と書いてありますね。

 
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こちらは、顔認識機能を使ったドアオープンシステムです。登録された人でないとドアが開きません。指紋認証機能が当たり前となった現在。次は顔認証機能……?

まとめ

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未来を感じられる「Mixed Reality」や「CaaP」の話が聞けてとても楽しかったです。これからの産業や人はMicrosoftと切っても切り離せない関係になるのでは、と思いました。

ほかにも151個ものセッションがあり、約2000人も来場するこのイベントは、エンジニア同士が交流できる機会が盛りだくさんでした! ぜひ、エンジニアの皆さん来年こそ(来年も?)来場してみてはいかがでしょうか!

それでは〜!