LIGデザイナー採用
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2016.07.05
LIG PR
第19回
「聞いてみた」シリーズ

「人口減少で採用が厳しいのは当たり前」ボクシルが240万社の生産性を向上させる

ナッツ

こんにちは、ライターのナッツです。

総務省の発表によると、日本の人口は昨年2015年10月1日時点で約1億2710万人と、5年前と比べて100万人近い人口減少へ。国税調査がはじまった1920年から続いていた人口増の流れが、はじめて人口減の流れへとシフトしてきました。

日本の人口が減っているということは、採用できる人口というのも減っていくということ。人材不足に嘆くのではなく、いかに労働生産性をあげるかが鍵となっていきます。

そんな中、「ホワイトカラーの生産性を飛躍させる」ことをミッションに、昨年2015年11月には1.5億円の資金調達を実施するなど、いま注目を集めるスマートキャンプ株式会社。
いかに日本の労働環境に変えていくつもりなのか、同社代表の古橋氏に社名になぞらえて設置されたキャンプスペースでお話を伺いました。

古橋さまプロフィール 人物紹介:古橋智史
大学卒業後、新卒でみずほ銀行に入社。その後、東南アジアへバックパッカーを経て、Speeeにて新規開拓営業を経験。2014年にスマートキャンプ株式会社を設立。

人口減による採用課題。残っている選択肢は自分たちの生産性をあげること

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― 御社は「ホワイトカラーの生産性を飛躍させる」というのを掲げていますが、いま日本企業の課題はどこにあるとお考えですか?

名のある大企業とかであれば、採用はまだ困らないところもあるかもしれません。問題は中小企業。実際に中小企業庁が出しているデータベースだと、中小企業は後継者がいない、人が採用できないというのがやっぱり課題。でも、日本は人口が減っているので、そもそも人を増やせないんですよ。

そうなったときに、残っている選択肢って自分たちの生産性をあげるしかない。
それって難しいことではなく、なにかサービスを導入すればいいんじゃん、みたいなことが多いんですよね。いまだに帳簿を手で書いていたりするなら、自動で帳簿が作成できるクラウド会計ソフトの『freee』入れればいいよねと。単純にそれだけで仕事量が1/5とかになったら、逆に5倍の生産性を発揮できるじゃないですか。

クラウドサービスってコスト削減だけでなく、生産性向上に繋がるサービスが多い。だけどクラウドサービスの情報って、スタートアップとかは積極的に情報を取りにいっていると思うんですけど、一般的な中小企業にはまだまだアプローチできていないというのが課題感としてあります。

生産性を向上させるために、宣教師のごとくクラウドサービスを広めていく

― そういった中小企業へクラウドサービスを導入させるために、御社はどうアプローチしているのでしょう?

いま注力しているのが『ボクシル』という、BtoBクラウドサービスの比較サイトの運営です。「こういうシチュエーションのときはどういったクラウドサービスを使えばいいのか」「似たサービスはたくさんあるけど、実際にどれを導入すればいいか分からない」、そういった課題を解決していくためです。

また、弊社で『ボクシル マガジン』というメディアを運営しており、そこからの集客も図ってはいますが、やはりWebからのアプローチには限界があるんですよね。そこで、新聞で告知することであったり、あとはリアルセミナーを展開しています。先日も福岡でセミナーを開催して。東京の企業はいまどういったサービスを使っているかなどを宣教師のごとく話してきました。

そいういう地道な活動をいまはするしかないなと。時間がすごくかかるんですよね。それでも継続的に1パーセントでもいいから昨日よりも伸びているっていうのがすごく大事。重要なのはサービスを止めないことだと思ってます。最近のスタートアップって大体半年とか1年でなくなるんで。

「よくわからないから」日本の240万社がクラウドサービスを導入していない大きな理由

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― 数あるアプローチの中で、御社がボクシルをスタートさせることになったキッカケを教えて下さい。

もともと弊社は営業資料の作成代行をやっていたのですが、営業って営業マンの言い方とかテンションとか、結果に対して属人的な部分が多いじゃないですか。そこでWeb上で営業資料を載せちゃって、サービスとユーザーをマッチングできるBtoBプラットフォームがあったら効率いいのにね、というのがボクシルのはじまりです。

ちなみに、最初はBtoBサービスはなんでも載せていたんです。コピー機とかも載せていた(笑) だけど広く載せすぎちゃって、「結局どこのサービスが一番いいんだっけ?」と分からなくなってしまい。まずは領域を絞ろうということで、いまはクラウドサービスにフォーカスしています。

 
― クラウドサービスの市場は伸びているのでしょうか?

市場規模は3800億から4000億と年々伸びているんですよ。一方で、クラウドサービスを導入していない企業というのが、実は日本全体の60%くらいあって。ざっくり言うと400万社中240万社はクラウドサービスを入れていないという背景があります。

そういった企業がなぜクラウドサービスを導入していないかというと、「メリットがわからない」というのが30%、「セキュリティが怖い」も30%くらい。あとは「よくわからない」が大半なんですね。
その「メリットがわからない」「よくわからない」人たちがサービスを比較できたり、使っている人の声などをボクシルで見てもらえたらいいなと。

 
― 使っている人の声というのは、実際どういったクチコミがありますか?

いまクチコミは1万件以上あるのですが、実際にサービスを使ってみて「ここが良かった」というのだけでなく、「業界業種によってこんな使い方がありますよ」という声が多いです。

やはり利用ユーザーが多いサービスの方が多くクチコミが集まるんですが、たとえばDropboxに対するクチコミにも「こういう使い方ある」という情報は参考になりますよね。
サービス業とか飲食業とか、自分がどういう業界にいるかは人それぞれ違うと思いますが、そういう人たちが検討するときにボクシルを使って比較してもらえたらいいなと。

導入企業のクチコミが、クラウドサービスの「わからない」を「わかる」に変える

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― ボクシルがクチコミを重要視している理由は?

BtoBサービスの導入意思決定で一番早いのが「紹介」、その次に早いのが「セールスマンによる営業」なんです。
アメリカだと一般的なんですけど、レファレンスコールって言って、クラウドサービスの導入を検討していたら、実際に導入している人に連絡して聞くというのが一番スピーディーなんですよ。使い勝手がどうかって、営業マンの声よりも利用者の声の方が信頼できますからね。

だからボクシルは「紹介」に近いものにしたくて。いま利用者の声を届ける手段はクチコミ機能だけですが、ゆくゆくは導入している人に直接聞ける機能も実装していきたいなと。

 
― そうなると、現時点では導入企業などからの「このサービス、こう使ってます」みたいなクチコミをいかに集めるかが鍵となってきますね。

そうなんですよね。まあ、「このサービス使っています」というのを表に出す文化は出はじめているとは思っています。企業ブログとかで「slack使ってます」とか、「サイボウズ入れてます」とか、自分たちが持っているアセットというのをどんどん共有していく文化ですね。
一昔前だと、それって機密情報だよねみたいな雰囲気があったと思うんですけど、別に機密情報でもなんでもないと思うんですよ。

むしろ、もっともっと情報をオープンにしちゃた方が、企業にとってブランディングに繋がるし、日本のビジネスは加速する。だから、そういう場をどんどん提供していきたいなって。毎回属人的な営業受けて、三社相見積のコンペになって最後はすごく営業力が強いところで決まっちゃうみたいな。そういうのを僕らとしてはなくしていきたい。

ムダな資料づくりはしなくていい。そのままプリントアウトすれば稟議を通せる比較画面へ

― テキストリンクだけみたいなレガシーな比較サイトと違い、UI/UXにこだわられていますね。

そうですね、たとえば比較ページであれば比較したいサービスをどんどん追加できるようにしています。横並びで見られるようにしているんですが、こういうのって日本だとなかったりするんですよ。あとはレイティングも星がいくつあるとか、レーダーチャートでわかりやすくとか、サービスは実際どういう画面なのかキャプチャが見れたり、そういうの比較したいじゃないですか。
そして、その比較している情報をそのままプリントアウトして稟議を通すときに使えるようにしたい。そういうUI/UXを目指しています。

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※比較画面イメージ

 
― 現時点では扱う領域をクラウドサービスに絞られてますが、今後は他領域に展開していく予定もありますか?

今年いっぱいでクラウドサービスは全部やり切ろうという覚悟は決めていて、その次はすごいアナログなところへいけたら面白いなと思ってます。製造業とか。他の人が見たら「これ、何に使うんだろう?」みたいな機械とかを比較できて、クチコミもあったら超面白い。「あー、こういうベルトコンベアいいよねえ」みたいな(笑)

基本BtoBなので、医薬品メーカーと病院のマッチングであったり、オフィス家具とオフィスのマッチングであったり。いまだにカタログで進行しているジャンルって多いんですよ。
でもインターネットの歴史を紐解くと、はじめは企業のホームページがあったりと、そもそもBtoBから始まってる。だからBtoBの方が実は歴史が長いし、市場も大きいんですよね。そこをどんどん攻めていきたいなと。

インタビューを終えて

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スタートアップでありながら、「重要なのはサービスを止めないこと」と語る古橋氏の言葉が非常に印象的でした。同社が提供するBtoBサービス比較サイト『ボクシル』が、日本の労働環境を大きく変える日はそう遠い未来ではないかもしれません。

 
boxil_top_white_ver_02_ss_webhttps://boxil.jp

『ボクシル』は現在1万件以上のクチコミが集まる法人向けクラウドサービス比較サイト。飲食店に迷ったらグルメ比較サイトを見るように、クラウドサービスに迷ったら『ボクシル』を見る常識を、いま同社はつくろうとしています。

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