6ヶ月でwebデザイナーになれる|デジタルハリウッド
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2016.04.15
VOL.8
G’s ACADEMY × LIG連載コラム

注目スタートアップCEOに聞く!経営者になる前と実際になってからのギャップは?

れの
※本記事は「G’s ACADEMY TOKYO」より転載・編集した記事です
※LIGのエンジニアののびすけがメンターを務めるエンジニア養成学校「ジーズアカデミーTOKYO」が企画しています。

“起業家”や”経営者”。かっこいい響きに、ついつい憧れちゃいますよね。でも、頭のなかで思うのと実際にやってみるのとでは違うもの。おもての華やかさだけに目を向けていたら、“ホンモノの経営者”への道のりはまだまだ遠いのかもしれません。

今回は、実際に経営者として活躍されているChatWork株式会社、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボの、注目スタートアップ3社長にご登場いただき、「経営者になる前に抱いていたイメージと今の違い」について語っていただきました。起業を目指す人へのアドバイスもあります。要チェック!

経営者のイメージを持っていなかったので、ギャップは特になかった

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山本 敏行氏 CEO/ChatWork株式会社
中央大学在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて株式会社EC studioを創業し、2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立した。自身もシリコンバレーを拠点にして活動している。

ー 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください。

私が2歳のときに父が起業して社長になったのですが、そのことがよほど嬉しかったのか、父は「社長」と大きく書かれた湯のみで毎日お茶を飲んでいました。そのため、自分にとっては社長になることは普通で、むしろ会社に勤めることのほうがイメージできませんでした。

中学生の頃から内職をし、高校生でネットビジネスをはじめ、大学生で創業し、そのまま一度も勤めることなく現在にいたっています。

 
ー 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

経営者のイメージをそもそも持っていなかったので、違いというものは特にありませんでした。ただ、我流で経営をはじめたためか、社員が次々に辞めていってしまったんです。自分の未熟さを反省しましたね。そこで、一年かけて1000人以上の経営者に会い、いろいろとアドバイスをいただき、自分の経営スタイルを確立していきました。

 
ー 最後に、これから起業を目指す読者に一言アドバイスをお願いします。

年をとるとチャレンジ精神が少なくなってきたり、家族ができるとまわりから止められたりすることもあって、なかなか起業できません。長くても会社に勤めるのは2〜3年以内まで。できるだけはやく起業することをオススメします。

自分が “最後の砦”なので、自分がみんなを食べさせていくという自覚をより強く抱いた

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森田 正康氏 FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
12歳から渡米し、ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳のときに日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年、hitomedia, inc.を創業した。国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。

ー 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください。

前職で、取締役として29歳のときにIPOを経験させてもらいました。そして、今後は自分が代表となり、次の世代にそういった経験をさせてあげたいと思い、30歳のときに起業しました。

 
ー 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

会社のトップである以上、自分が”最後の砦”なので、責任感がより強くなりました。また、自分がみんなを食べさせていくという自覚を、経営陣のときよりも強く抱くようになりました。

 
ー 最後に、これから起業を目指す読者に一言アドバイスをお願いします。

起業はゴールではなく、あくまでスタートであり、ましてやIPOなどのエグジットがゴールでもありません。会社を立ち上げる以上は、会社とそこに関わるすべての人たちとの関係が、自分が死んだあとも継続的に続いていくような環境をつくる覚悟が必要だと、僕は思います。

どんな会社でも歴史があると改めて感じ、謙虚な気持ちでリスペクトすることが増えた

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鮄川 宏樹氏 CEO/株式会社モンスター・ラボ
1999年プライスウォーターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、株式会社モンスター・ラボ設立。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。

ー 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください。

埋もれてしまっているいい音楽を世の中に知らせるようなサービスを作りたいと考えたからです。iTunesなどの普及で音楽がデジタル化していくなかで、単に物理的にデジタル化されていくだけではなく、これまでCDショップでは在庫を持てなかったようなマイナーな音楽も置くことができるようになったり、検索の仕方も変わったりと、メディアも本質的に変わってきていたため、チャンスだと思いました。

 
ー 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

いろいろ大変だなと思うときもあります。小さな会社や批判されている大企業でも、そこに至るまでに歴史があるんだなあと改めて感じ、謙虚な気持ちでリスペクトすることが増えました。世の中のほとんどが飢えることなく生きていくために、経営者が背負っているものは……といったことも考えるようになり、責任感を持つようになりました。

 
ー 最後に、これから起業を目指す読者に一言アドバイスをお願いします。

実際やってみて学ぶことのほうが多いので、自分の関心ややりたいこと、仲間を見つけることなど、考えたり勉強したりするよりもまずやってみることが大切です。HowではなくWhatやWhyのほうが重要。また、語学は早い時期にやったほうがいいと思います。

まとめ

メディアやイベントで見かけるカッコイイ起業家や経営者の先輩がた。その裏では、「責任」という重みを誰よりも背負っているんですね。

会社をつくるのは、立ち上げる一瞬ではありません。森田さんの「自分が死んだあとも会社と人が続いていくように」の言葉があらわすように、一生をかけてもなお足りないほどの覚悟でつくられるものなんです。

自分がなんのために起業したいのか、周囲に対して責任を果たせるのか、今一度よく考えてみましょう。心のなかを整理して、それでも起業したい! となれば、そのときは迷うことなく夢に向かって突き進んでくださいね!