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2016.02.03
第59話
漫画チャンネル

ヲタクラブコメの新境地!『ヲタクに恋は難しい』

無一

こんにちは。外部ライターの無一です。

私が住む西日本にも寒波が襲来し、人肌恋しいどころの騒ぎではありません。そこで就寝時に電気毛布を投入したところ、快適すぎて毎日の起床時間が大幅に後ろ倒し。毎日、家からバス停までパンをくわえて走るハメに陥っています。

ここでイケメンな年上男子と出会い頭に衝突! ……なんてことになれば恋のひとつでも芽生えるのですが、現実はそんなに簡単には運ばないのです。起床後10分で身支度完了、脚力だけが鍛えられ、女子力絶賛低下中の今日この頃です。

そんな恋とは無縁の私が本日紹介する漫画はこちら!

『このマンガがすごい!2016』オンナ編第1位作品『ヲタクに恋は難しい』


ヲタクに恋は難しい 1(ふじたコミック)

隠れ腐女子OLの成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲームヲタクである宏嵩(ひろたか)のヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディというのがざっくりとした作品内容。
このメインカップルにくわえて、成海、宏嵩それぞれの同僚同士のツンデレカップルも登場し、4人のヲタカップル事情が展開されていきます。

イラスト投稿サイトやpixivで評判を呼び単行本化された本作は、1ページ~数ページのショートストーリーから構成されているため、どのエピソードから入っても楽しめるのがよいところ。

憧れのヲタカップル模様がてんこ盛り!

思わず胸キュン! ヲタクだけど羨ましくなるエピソードがたくさん! それが『ヲタ恋』である。

……じゃあ、俺でいいじゃん

ルックスも性格もそれなりに可愛いのに、ヲタク性質がバレていつもフラれてばかりの成海。そんな成海の愚痴を飲み屋で聞かされた宏嵩が、帰り道にさらっと一言。

「……じゃあ、俺でいいじゃん」

俺だったらゲームのレベル上げはいくらでも付き合えるし、職場が同じだから残業してても待ってるし、ヲタク趣味も理解できるし、何より来週末のイベントに同伴可能!

ヲタク女子としては即採用のナイス告白でした。

こんなに賑やかにゲームするの初めてだから、今すごい楽しい

とある金曜日の夜、突然、宏嵩から 「今夜は俺んちで飲もう」と誘われた成海! ヲタク同士だからすっかり意識するのを忘れてたけど、宏嵩クンだって男なのです。いよいよ男女の関係に!? すっかり緊張ドギマギして行ったら、同僚のツンデレカップルも合流して、お泊まりゲーム会をするというオチ。

人の気も知らずに! と、いささかガックリきたものの小さい頃から友達が少ない宏嵩クンがつぶやいた「こんなに賑やかにゲームするの初めてだから 今すごい楽しい」という言葉にキュン萌え!

一度はガックリきたけど……こんなかわいいこと言われたら許しちゃう。その気持ち、わかるわー!

……たぶん、それがきっかけ

今ではすっかりゲームヲタクの宏嵩。そのきっかけは、幼少の頃にカードゲームのカードを成海と交換したことだったと打ち明けられる。
成海としては単純に強いカードよりも可愛いカードが欲しかっただけだったのに、宏嵩にとっては人生の、そして恋心への転機だった。なにこの幼馴染シチュエーション! (萌え!)

ここにあるのは「ヲタカップル萌え」という新たなジャンル

さて、こんな憧れのヲタカップル……まさに「あるあ……ねーよ!」なんですよ。
そもそも宏嵩みたいなイケメンメガネで高身長なスーツ男子(おそらくイケボ=イケメンボイス)自体、夢です! ドリーム!

成海だって顔も性格も可愛いし、貧乳ながらもスタイルもよし! 二人とも自分の好きなことに好きなだけ邁進しつつ、さらにお互いの嗜好を認め合っている。ルックス完璧なヲタクカップルなんてかなり勝ち組じゃないですか?

この『ヲタ恋』のミソは、リアルなヲタカップル事情が読める漫画ではないところ。『このマンガがすごい!2016 』誌面で作者のふじたさん本人が「あるあるというよりは あったらいいなが『ヲタ恋』なんだと思います」とおっしゃっているように、この漫画の魅力は「こんなヲタカップルを眺めているのが幸せ」という萌え要素が大部分なんだと思うんです。

これはBL漫画に近い感覚かもしれません。BL漫画の面白みというのは、現実にはほとんどありえそうにない男性同士の恋愛のあれやこれやを楽しむことなんですが、キャラクターのどちらかを「自分に置き換えて」妄想するというよりは、二人の様々な恋愛シチュエーションを設定し妄想し、俯瞰するんです。それと同じ感覚で本作を楽しんでいます。

自分じゃなくていいんです。不器用なりに恋し始めてる二人を眺めているだけでごちそうさま! ありがとうございます! なんです。だって、自分じゃ恋愛なんて難しいんだもん!

まとめ

というわけで、自分じゃ恋愛なんて無理ゲーと思っている人こそ、この漫画を読んでニヤニヤきゅんきゅんできるのではないかと思います!
そして、二人を眺めることに満足してしまって自分の恋活はどうでもよくなっている三十路女子がここにひとり……。

こんなリア充生活、送ってみたいものです。それでは。