エンジニアが取り組む新たなマーケティング手法「DevRel」とは?「DevRel Meetup in Tokyo #2」イベントレポート


こんにちは、21cafe管理人のはぎえりです。
ITエンジニアの新しい肩書きとして「エヴァンジェリスト」という言葉を耳にすることが多くなりました。そのエヴァンジェリスト増と深い関連を持つ「DevRel(デブレル)」という言葉も、最近徐々に注目を集めるワードとなっています。
先日21cafeで、その「Devrel」に携わる方々が情報交換をおこなう「DevRel Meetup in Tokyo #2」が開催されました。第2回の今回は、主催者が参加したDevRelCon 2015の様子や元Appceleratorエヴァンジェリスト増井氏による登壇など興味深い内容となりました。
- DevRelとは
- Amazon、Google、Facebook、Evernote、GitHub……多数の機能が実践しているマーケティング手法がDevRel(Developer Relations)です。外部の開発者とのつながりを形成し、製品やサービスを知ってもらうこと、さらに彼らの声を聞くことでサービスの改善や機能追加に活かしていく活動になります。
- エヴァンジェリストとは
- 元はキリスト教の「伝道師」の意味。そこから転じて、IT業界では次々生まれる新たな技術を「伝道」する人の肩書きをエヴァンジェリストと呼ぶように。イベント・セミナーの登壇や本の執筆を通して、その技術を正確に分かりやすく伝えます。
DevRel Meetup in Tokyo #2
セッション1:DevRelCon 2015 Londonに行ってきました by MOONGIFT
ITサービスの開発者向けマーケティングであるDevRel。中津川氏は、情報の溢れる現代において開発者の支持を得るには、双方向のコミュニケーションであるDevRelが有効であると、コミュニティ形成やセミナー登壇を通して、そのメリットや重要性の認知活動に尽力しています。
セッション2:トレタCTO & 元Appcelerator エヴァンジェリストの話
増井氏は、2010から2年間、WebアプリケーションフレームワークであるAppcelerator(アプセラレータ)のエヴァンジェリストを務めていました。現在は株式会社トレタの最高技術責任者でありながら「IT芸人」の異名を持っています。
※スライド内で紹介されている記事「イケメンエンジニアを探す旅 最終回(トレタさん編)」はコチラ!
中津川氏・増井氏による発表内容のまとめ
主催者である中津川氏から、ロンドンで開催されたDevRelCon2015の内容を共有。DevRelConには世界各国のDevRelに取り組む企業が出展しますが、今回もPaypal、IBM、twilioなど様々な企業のDevRelにおける知見を聞けたようです。ハッカソンなどイベントの重要性を説く企業が多かったとのこと。
また今回の講師増井氏からは、彼がエヴァンジェリストになるまで、エヴァンジェリストになってから、そして現在の話を通して、エヴァンジェリストの役割やよくある課題についてノウハウの共有がありました。渡米経験のある彼だから話せるアメリカと日本のコミュニティ形成の違いなどを聞くこともできました。
参加者からは多く質問の声が上がり、実体験を持った増井氏からの話は大変参考になったようです。
ディスカッション&懇親会
セッションが終わった後には、エヴァンジェリストらしく参加者全員から自己紹介という名のプレゼンタイム。その後のディスカッション・懇親会でも積極的に会話が飛び交う活気のあるイベントとなりました。
技術者コミュニティのご紹介
DevRelとはDeveloper Relationsの略で、自社製品/サービスと外部開発者とのつながりを作り上げる活動になります。一般的にエヴァンジェリストまたはアドボケイトと呼ばれる人たちが活動します。このコミュニティではDevRelの認知度向上やDevRelをおこなっている企業、グループのための情報共有をおこなっていきます。
▼コミュニティ主催者
MOONGIFT 代表取締役 中津川篤司氏
▼コミュニティ公式アカウント
ハッシュタグ:#devreljp
▼Connpassグループ
http://devrel.connpass.com/
今後も随時イベント情報を更新していきます。
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