
初めまして、ドローンと言えばダリアン(@inadariann)です。空撮、ドローン情報サイト「DRATION」の運営、ドローン導入支援、ドローンで命を救う一般社団EDACの参事など、ドローンに関わることを何でもお手伝いしております。
さて、2015年12月10日に航空法がドローンを含んだものに改正され、ルールが定まりました。2016年から本格的に活用していこうという企業増えてきています。そこで、今回は2016年にドローンデビューをしたい人向けに、知っておきたい代表的なメーカー&製品をご紹介します。それぞれ特徴をリストにしていますので、目的にあったものを探してみてください。
目次
DJI
中国の深センに拠点をもつドローン世界シェアNo1企業のDJI。今までは空撮ドローンをメインとしていましたが、赤外線カメラやデベロッパー向けの機体、農薬散布機などの産業利用に関する製品を2016年に多数リリースする予定です。
Phantomシリーズ
ドローン界のiPhoneと言われているのがPhantomシリーズです。2016年Phantom4のリリースが噂されていますが、ジョブズの頃のiPhoneのようにどのような性能を持っているのかは不明です。果たしてどのようなPhantom4が出てくるのでしょうか? 2016年注目です。
iPhoneのようにPhantom1、2、3と新製品がリリースされており、2015年に発売されたPhantom3は、性能の違いにより以下の3タイプがあります。
Phantom3の特徴
- Professional:4K動画
- Advance:2.7K動画
- Standerd:2.7K動画+上記より飛行性能と価格を抑えた入門モデル
・Phantom3 購入ページ(公式サイト)
http://store.dji.com/jp/product/phantom-3-standard?gclid=CLG016Xe2MoCFciSvQodORUBxg
Inspire1シリーズ
「変形」この男心をくすぐるワード。そう、Inspire1は変形(上記20秒~35秒)するのです! Phantom3の上位機種という位置づけです。
Inspire1の特徴
- ランディングギア(足)が、変形する(上がる)のでカメラを遮ることがなく、360°の撮影が可能
- 2パイロット操作が可能で、ドローンとカメラの分業により狙った空撮をしやすい
- 専用のマイクロフォーサーズカメラや赤外線カメラ(日本発売未定)など交換できる
・Inspirel1 購入ページ(公式サイト)
http://store.dji.com/jp/product/inspire-1
※現在この商品は、ご購入できません。
Parrot
Parrotはドローン以外も製造している企業です。先進的な無線技術を活用し、例えば植物の育成状況をスマホで観測する「FLOWER POWER」、最先端のBluetoothヘッドフォン「Zik」なども作っています。
ドローンにおいても、送信機と機体を繋ぐ無線の強さや映像伝送技術は切っても切れない技術です。そこをしっかりと押さえた企業だからこそ、他社に先立ち、2010年にスマホで操作できる「AR Drone」を販売しドローンブームの先駆けとして市場を作ってきました。
MiniDrones
「ノンプログラマでもコピペでOK!JavaScriptを使ってDroneを飛ばそう」でも紹介されていた、入門にぴったりな商品シリーズです。すべてスマホで操作することができ、子供から大人まで幅広く簡単かつ安全に遊ぶことができます。MiniDronesの中でも以下の3シリーズ発売されています。
MiniDronesの特徴
- Airbroneシリーズ:安定的に飛行しかつ真下の写真を撮影することができる
- Jumpingシリーズ:陸上ドローン。リアルタイムにカメラ映像をスマホで見られる
- Hydrofoilシリーズ:水上ドローン。でも実は、推進力としてAirbroneを利用している
・MiniDrones 販売代理店サイト一覧
http://www.parrot.com/jp/where-to-buy/
Bebopシリーズ(Bebop2は2016年発売予定)
本格的な空撮をしたい! でも難しいくてややこしいのは嫌だ! そんな方のためのドローンがこちらBebopシリーズ。現在発売されているのは「Bebop Drone」。そして2016年発売予定の次世代機が「Bebop2」です。
Bebop2の特徴
- リアルタイムに映像確認できるドローンの中では、軽量の約500g
- スマホアプリもしくは専用送信機で、操作可能
- 上記MiniDronesと同一アプリを使うため同じ感覚で利用可能
・Bebop2 販売代理店サイト一覧
http://www.parrot.com/jp/store-locator/parrot/parrot-bebop-drone/JP/ecommerce/
Disco(2016年発売予定)
これもドローンなの? そうなんです。飛行機型のドローンもあります。
Discoの特徴
- 他のドローンに比べ圧倒的に長く45分飛行可能
- 空中に放り投げるだけで自動離陸する
- 安定した動作を維持したまま、最大時速80km
3D Robotics(3DR)
3D Robotics(以下3DR)の成り立ちは上記2社とは大きく異なります。CEOのクリス・アンダーソンは、2012年までアメリカのテクノロジーメディア『WIRED』の編集長を12年勤めた人物です。そして日本でもベストセラーでもある『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』の著者でもあります。いうなればテクノロジーの発展を世に伝えてきた人物が、ドローンの会社を創った。それがこの3DRです。
Solo(一部地域にて発売中、2016年日本版予定)
Soloの特徴
- 空撮カメラとしてGopro利用可能
- dronecodeというオープンソースの開発プロジェクトに対応
- 多数のインテリジェントフライト(自動飛行)機能対応
・Solo 購入ページ(公式サイト)
https://store.3dr.com/products/3dr-solo-with-3-axis-gimbal
Yuneec
「インテル入ってる」でお馴染みの世界有数の多国籍半導体メーカーインテルから6000万ドル(日本円で70億円)以上の出資を受けているYuneec。その結果として先日のCES2016にてインテルのCEOが発表したドローンが「Typhoon H」です。
Typhoon H(2016年前半に発売予定)
Typhoon Hの特徴
- 超音波によって自動で障害物を回避
- 送信機にディスプレイが内蔵されており、スマホやタブレットが不要
- 持ち運びに便利なように折りたたみ可能
まとめ
気になるドローンはありましたか?
今回ご紹介したドローンはすべてバージョンアップに対応しており、「気づけば新機能が追加された!」なんてことも起こりえます。進化の早いドローン業界、今のうちからしっかり学んで置いていかれないようにしましょう!