エンジニアのコミュニティ運営の秘訣とは?「DevRel Meetup in Tokyo #3」イベントレポート

21cafe管理人はぎー&えりー


エンジニアのコミュニティ運営の秘訣とは?「DevRel Meetup in Tokyo #3」イベントレポート
※本記事は「geechs magazine」より転載・編集した記事です

こんにちは、21cafe管理人のはぎえりです。

最近エンジニアが取り組む新たなマーケティング手法として注目されているDevRel(デブレル)。このDevRel活動をおこなっている方やエヴァンジェリストが集まり、知見を共有したり情報交換をする「DevRel Meetup in Tokyo #3」が21cafeで開催されました。

DevRelとは
Amazon、Google、Facebook、Evernote、GitHub……多数の機能が実践しているマーケティング手法がDevRel(Developer Relations)です。外部の開発者とのつながりを形成し、製品やサービスを知ってもらうこと、さらに彼らの声を聞くことでサービスの改善や機能追加に活かしていく活動です。

今回のmeetupは参加者全員の自己紹介から始まり、前半のセッションでは「書く技術」について、後半は「エンジニアのコミュニティ運営」をテーマとしたパネルディスカッションがおこなわれました。

セッション1:読み手のことを考える「書く技術」

MOONGIFT 代表取締役 中津川篤司氏

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月間146,800文字を執筆しているこの勉強会主催の中津川篤司氏より、執筆時のノウハウが共有されました。Devrel活動をおこなっている方やエヴァンジェリストはその技術や機能を伝える際に執筆することも少なくはありません。執筆の際に必要な考え方や執筆のコツをまとめて発表。セッションを聞きながら頷く参加者も多い中、「自分が書いてきた文章を思い返してヒヤヒヤする……」という参加者の声も(笑)

「正確であるよりも理解される文章を」と語る中津川氏に参加者から多くの質問が投げかけられました。DevRel活動に「伝わりやすさ」は重要であることを改めて認識するセッションとなりました。

パネルディスカッション:経験者が語るコミュニティ運営の秘訣

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中津川氏がモデレータとなり、パネラー3名を迎えてのパネルディスカッションです。

今回はHTML5Experts.jp編集長の白石俊平氏合同会社ほげ技研小山哲志氏さくらインターネット横田真俊氏と豪華なパネラー陣に、参加者の期待も高まります。
今回のテーマは「コミュニティ」。DevRel活動をおこなう上で開発者の繋がりの仕組みを作る、という点ではコミュニティ運営が非常に重要になってきます。パネルディスカッションではこれまでのコミュニティ運営の経験から生まれたナレッジを学ぶ機会となりました。

コミュニティの作り方は?

「オープンソースのコミュニティの場合、それは自然発生的に生まれるものです。そうして生まれたコミュニティをいかにうまく運営するか、大きくしていくかを考えています」と小山氏が切り出します。同じくHTML5関連のコミュニティ経験を持つ白石氏も「興味関心が同じ人が集まっているのがコミュニティ」と、コミュニティを作る、というよりも自然に生まれるという考え方で話が進められます。

一方で企業コミュニティの運営に携わる横田氏は企業が主導となってコミュニティを作っている最中であるとし、「いかにコミュニティを作っていくか模索しながらやっています」と様々なバックグラウンドを持ったパネラーらしい返答が返ってきました。

コミュニティを運営する上で気をつけていることは?

横田氏は「嫌われないこと」と断言します。企業コミュニティの運営の場合、「企業の押し付け役になるのではなく、親しみを持ってもらいサービスのファンになって欲しい」とのこと。そのため、金銭的な繋がりはおこなわないなどポリシーを持っているそうです。

稀にコミュニティ内で宣伝活動や採用活動をおこなっている参加者にも出会うことがあります。そんなときは「判断基準はユーザーにとって利益になる情報かどうか」と白石氏は話します。

コミュニティから得られるものは?

自然と生まれたコミュニティは好きでやっていること。「コミュニティが盛り上がっていると、自分が好きな技術が廃れない」と小山氏はコミュニティ活動をおこなうことでその技術の活用がますます広がる可能性に触れました。また企業コミュニティでは、「ユーザーの声が聞けることが一番のメリット」と横田氏は話します。こういったユーザーの声を近くで吸収する場があることで、業界全体の発展に繋がるのかもしれません。

コミュニティを運営する中で起きる揉め事の解決方法は?

人が集まると、それだけ様々な問題も発生します。企業コミュニティは企業がコントロールできる点もあるため、揉め事が発生した場合は企業が鎮火することもありますが、オープンソースコミュニティではそうもいかない場合もあります。このテーマで一番参加者からの共感を得た意見は、白石氏の発言である「ケンカになりかかったら必ずオフラインで」というものでした。ただ、コミュニティ内で揉め事が起きたとしても冷静に”参加者の利益を大事に考える”と、納得する紳士的なメンバーが多いようです。

コミュニティへ還元できるものは?

コミュニティ活動によって、自分たちが得るだけでなく、コミュニティへの還元も大事です。「ノウハウの蓄積・知識の集積場所になることが凄い。個人のノウハウやスキルが共有され、社会へ還元されるんです」と白石氏は話します。また小山氏によると「勉強会や交流会が多く開催されることによってエンジニアの生き方を変えられたのではないか」と、スキルアップの機会の提供でエンジニアがより活躍できるような文化の醸成に貢献している点を挙げています。

企業コミュニティの観点からは「業界全体の発展やIT業界のイメージ向上に繋がる」と横田氏は話します。

DevRel meetup in Tokyoとは

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「DevRel meetup in Tokyo」ではDevRelの認知度向上やDevRelをおこなっている企業、グループのための情報共有をおこなっていくコミュニティです。勉強会の後は交流会も開催していますので、エヴァンジェリストまたはアドボケイト同士で交流の輪を広げていきましょう。

今回は3回目の開催でしたが、次回のmeetupも決定しています。詳細は21cafeのイベント一覧ページでご案内します。前回の「DevRel Meetup in Tokyo #2」の様子はこちら

▼主催者
MOONGIFT 代表取締役 中津川篤司氏

▼公式アカウント
ハッシュタグ:#devreljp

▼Connpassグループ
http://devrel.connpass.com/
今後も随時イベント情報を更新していきます。

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