NTTドコモ様_dカーシェア
NTTドコモ様_dカーシェア
2016.02.18
#13
人事担当必見!よくわかる採用戦略

【イベントレポート】人事担当者向け勉強会!Retty×クルーズの「待たない採用戦略」

よっしー

こんにちは! メディアディレクターのよっしーです。

新入社員が入社される4月が近づき、人事の方々は入社前の準備で忙しくなる時期ですね。

そんな中、IT/Webパーソン向けの転職サイト『Poole』では、人事担当者向け勉強会「待たない採用戦略」開催しました。今回で第3回目となる本イベントのゲストは、Pooleで求人を掲載していただいている企業さまの中から選ばせていただきました。

登壇者はクルーズ株式会社で人事担当執行役員を務める諸戸さんと、株式会社RettyでCFOを務める奥田さんです!

そもそも「待たない採用戦略」とは?

まず、大前提として、IT業界は人手が足りていません。

2015年に行われた帝国データバンクの調査によると、国内の業種別で最も人手不足とされているのは “IT業界” (情報サービス業)で、なんと59%もの企業が「不足している」と答えたそうです。(※)

しかし、そのような状況でも採用実績が豊富にあるベンチャー企業はあります。

採用に成功している企業の人事担当者は「媒体に掲載をして待つ」という従来の採用手法ではなく、ダイレクトリクルーティングやリファーラルリクルーティングをはじめとした、企業側からアクションを起こす “待たない採用” を実行しているとのこと。そこで「その秘訣を暴いてみよう!」というのが本イベントの趣旨です。

今回のレポートを通して、少しでも同業界の企業さまのお役に立てればうれしいです。それでは、早速イベントレポートに参りましょう〜^^

※:「飲食店」での人手不足、非正社員で 7 割超 ~正社員でも小売業やサービス業で人手不足強まる~

【クルーズ】まずは優秀なインフルエンサーを見つけること

「 “オモシロカッコイイ” をツクル」というビジョンを掲げ、ソーシャルゲームやネット通販『SHOPLIST.com by CROOZ』を中心に、世界中にインターネットサービスを提供するクルーズ株式会社。2007年に上場し、入社後わずか3年2ヶ月で全上場企業史上最年少取締役となった社員が誕生したことでも有名な企業です。

今回は同社で執行役員を務め、新卒採用を中心に担当されている諸戸さんにお話を伺いました。

  クルーズ株式会社
人事担当執行役員 諸戸 友氏
2003年に新卒でリクルートの代理店に入社、1年目ビリッケツの営業マンから2年目にトップ営業として数々の賞を受賞。2007年にベンチャー企業に特化した採用支援を行う株式会社アイ・パッションの立ち上げに創業メンバーとして参画、大阪営業所統括執行役員を経て、2012年クルーズに入社。社長秘書、広報、ユーザーサポートなど幅広く担当し、現在はプライスレス担当執行役員として主に新卒採用を管轄する。

新規事業を立ち上げるには、 “新卒” が重要

諸戸:今回のセミナーのテーマは “待たない” 採用戦略ですが、僕らの場合は “待てない” 採用戦略という感じでしたね。クルーズはこれまで何度もメイン事業を変えながら常に成長を続け、今現在はソーシャルゲームとネット通販が事業の柱となっていますが、これに続く次の新規事業をつくらなければならないっていう危機感がここ数年経営陣の中にもありました。

ちなみに、今事業の柱となっているネット通販事業を立ち上げたのは2007年の新卒社員だった張本です。彼は、新卒入社からわずか3年2ヶ月で全上場企業の中で史上最年少役員へ上り詰めました。こういった経緯もあり、「今後、新しい事業や会社をつくっていってくれるような新卒が必要不可欠だ」と考え、1年前から私も新卒採用担当として加わり、特に注力するようになったんです。

“企画で終わらせない”ビジコンで、尖った学生に会えた

最初にしたことは、 “クルーズにとって優秀な学生とはどんな学生なのか” の再定義です。その結果、重要な素養の1つとして事業をつくりたい、もしくはつくってきた経験があるというものが加わりました。じゃあ、そのような学生とどうやったら出会えるのか、そのような学生が何を望んでいるのかを検証し、 “企画で終わらせない” ビジコンにたどりつきました。

有名な学生団体の代表や学生起業家など、少数ですがいままで会えなかった学生が集まってくれましたね。短期の場合どうしても企画やアイデア出して終わってしまうビジコンが多いですが、とにかくこだわったのは売上やPLの話など具体的な数字も立てて、実際に明日から事業化できるレベルまで持っていくことをゴールにやってきました。

SHOPLISTを約3年で100億まで成長させた張本からの鋭いフィードバックがあったことや、少数精鋭というコンセプトで意識の高い学生たちが集まってくれたことで同世代からの刺激が得られたことに満足してくれた学生が多かったようです。

ビジコンの募集媒体はWantedlyを活用していますが、前回の参加者が周囲の友人を大勢紹介してくれたので、弊社自ら集客をする必要はほとんどありませんでした。当初ビジコンに参加してくれた学生は、自分ですでに事業をやっている学生が多く、そのため優秀な学生と出会っても最初は採用に繋がりませんでしたね。

ところが、彼らが紹介してくれた学生や、彼らのSNSでの投稿を見てうちを知ってくれた学生の中から採用につながるケースが出始め、ビジコンのブランド名を「XYZ」という名前に変え、新規事業立上げの企画は変えずにインターンシップのような形で実施することにしました。基本的には就活している学生が中心ではありますが、あくまで“企画で終わらせない”ということにはこだわり続けたんです。

「上辺だけの付き合いでは、誰も協力してくれない」インフルエンサーを確保するために重要なこと

優秀なインフルエンサーとの関係を築いていく上で、僕らが徹底的にやっていることは協力してくれる学生(起業家)には 最大級のリスペクト、ビジネスパートナーとしての信頼関係、それに見合った適切な報酬を提供し、何より彼らの成長に繋がることを切に願い「クルーズに関わって良かった!」と思ってもらうことです。そうでないと、結局は上辺だけの付き合いで、紹介や協力もしてもらえません。

逆に言えば、採用を意識していなくてもそこを徹底していれば後から勝手に成果につながっていくことを実感しました。今でも彼らにはしょっちゅう相談をしていて、社内の新卒採用担当はたった2名ですが、誰よりも学生マーケットのことをよく知っている外部人事がたくさんいる感じです。心強いですね。

新卒向けイベントのご紹介

クルーズで行っている新卒向けイベントをいくつかご紹介します。

「XYZ」は、新規事業立案の実践型インターンシップです。優秀な事業内容であれば出資を受けられる可能性があります。実際に過去のXYZから新規事業化した事例もあります。

「BIZ CAMP」は、“地域社会×ITビジネス=地域活性化”をテーマにした宿泊型ビジコンです。先日は長野でLIGと共同して開催しました。今後は3月の香川をはじめ、全国各地でも展開していきたいと考えています。

「脱CHARA」は、参加資格は、今まではチャラいだけだけど、何か大きなことを成したいという野望を持っていること。そういう学生はちょっとビジネスの機会を与えてあげるだけで驚異的な成長を遂げる学生が結構いるんです。“幅広く若者にビジネスに目覚めるきっかけを与えたい”と思って企画しました。

「e-sports甲子園」は、“e-sportsをプレイする学生プレイヤーが様々な人と繋がりを持つきっかけをつくりたい”という想いから企画した、学生が主催のイベントです。ゲームの経験がビジネスに生かされることを目標に企画しています。

質疑応答

Q.ビジコンで張本さんのフィードバックが効いたっておっしゃっていましたが、そういう存在がいなかったらどういう方法でフィードバックをしていましたか?

A.僕らの場合、採用ターゲットを “事業をつくっていける学生” としているので、クロージングで張本を使っています。なので、そういう人がいないとクロージングができないと思います。

ただ、企業によっては必ずしも事業がつくれるということが一番重要な素養というわけでもないと思います。大事なことは、求めている学生像、その学生が欲していること、それを提供できる社内リソース、これらをしっかり捉えて企画することだと思います。もし本当にそのようなリソースがない場合は外部の力を借りたり、他社と一緒にやるのがいいんじゃないでしょうか。

クルーズの採用戦略まとめ

優秀な学生たちが集まりそうな企画を考えて、愚直に接触の機会をつくり続けることが重要です。

いまはビジコンで優秀な学生と出会えているという感触はありますが、この採用手法が成功したかどうかは数年経過しないと結果がわかりません。今後の課題としては、せっかくそうやって出会えた事業意欲の高い学生をいかにクルーズの仲間としてジョインしてもらうか。そのためにも会社の今ある箱に入れるのではなく、その人専用の箱をつくることも必要となってきます。

当然、会社の組織を変えたり新しいポジションを用意したりと大きく変化させないといけないわけですが、それが会社の将来を本気で考える採用担当者の仕事だと思っています。

弊社の採用情報は下記よりご確認ください。

>>クルーズ新卒採用サイト<<

最後にイベントで使用したスライドをシェアさせていただきます。

【人事向け勉強会(1:19)】クルーズ社 諸戸様 ご登壇スライド from Poole Team
  • 1
  • 2