こんにちは。
普段は「IoTNEWS」というメディアの代表をしております小泉です。
ウェアラブルデバイスというと、2年前くらいに腕時計型やメガネ型のデバイスが大きな話題となったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。例えば「Google Glass」などといったものです。
あれから月日が経ち、ウェアラブルといっても、カラダのさまざまな場所にセンサーを付けるようになりました。そして、今年開催されたCES2016(※)では足を計測するウェアラブルが多数展示されていました。
今回は、実際に展示されていたウェアラブルデバイスを現地よりレポートします。
- ※CESとは
- 毎年ラスベガスで行われる世界最大の家電ショーです。3,600社以上が出展し、展示場の面積は東京ドームのおよそ5倍とも言われています。
インソールを暖かくする「DIGITSOLE」
このソールはつま先が暖かくなります。手に持ったら割と硬かったです。
ソールの横から充電できることがわかります。また、 Bluetooth4.0を使ってスマートフォンと通信し、歩数やカロリー消費を可視化することもできるようです。
これを使った近未来的なデザインの靴「Smartshoe 01」も展示されていました。
インソールで荷重を計測する「METTIS」
先ほどと同じくインソール型です。こちらは体のバランスや荷重がどこにかかっているかを測定することができます。
写真のようなY字型の電極とセンサーをソールに入れ込んでいます。
このソールを入れて運動すると、スマートフォンで情報を可視化できるという仕組みになっています。
足首に通信デバイスをいれ、靴下に電極を入れる「Sensoria Walk」
このデバイスは靴下にセンサーを入れているタイプです。
見ての通り、裏側には電極と通電繊維が埋め込まれています。
靴下で検出した情報は、足首につけられた通信モジュールを通じてスマートフォンに伝えられます。
トレッキングしているときにどういう情報が通知されるかが表示されていました。
UNDER ARMOURのスマートシューズ
スポーツウェアメーカーのUNDER ARMOURからもスマートシューズが発表されていました。靴底にセンサーがついているようです。完全防水なので雨の日にも使えるとのことでした。
内蔵電池は4年もつとのことです。通常のトレーニングシューズを買い換える周期よりは長いので、電池を取り替える仕組みがそもそも付いていないそうです。
こういう割り切りも面白いですよね。
おわりに
足元にセンサーを取り入れようという取り組みが進んできた昨今ですが、歩数やカロリー消費はもちろんのこと、体重移乗の情報など、スポーツをする人にとって重要な指標が可視化されるようになりました。今後この分野は、防水性や電池(充電)の問題と戦いながらも進んで行くことになると思われます。