iPhoneアプリ開発の前に、iPhoneそのものについておさらいしよう

七島 偉之


iPhoneアプリ開発の前に、iPhoneそのものについておさらいしよう

はじめまして! 「Repro」というモバイルアプリ向けのアナリティクス&マーケティングサービスのDevRelを担当している七島偉之(ななしまひでゆき)と申します。

iPhoneが世に出てからというもの、そのおもしろさに魅せられてずっとiPhoneアプリの開発をしてきました。本連載では、1人でも多くの人がアプリを作れるようになり、僕が感じてきたアプリ開発の楽しさをお伝えできればと思っています。

第1回はさっそくアプリ開発! といきたいところですが、その前にアプリが動作するiPhoneそのものについておさらいをしましょう。

▼目次

iPhoneの歴史

さて、みなさんiPhoneが初めて世に出たのがいつだか覚えていますか?

なんと、2007年です。今ではこんなにも当たり前になっているiPhoneが、世に出てから10年も経っていないとは驚きですね。その後は1年に1回のペースで新機種が発表されています。

ちなみに、日本では2008年のiPhone3Gから販売が開始されています。

発表年 機種名 OS
2007 iPhone初代 iPhone OS 1.0
2008 iPhone3G iPhone OS 2.0
2009 iPhone3GS iPhone OS 3.0
2010 iPhone4 iOS 4.0
2011 iPhone4S iOS 5.0
2012 iPhone5 iOS 6.0
2013 iPhone5s/5c iOS 7.0
2014 iPhone6/6Plus iOS 8.0
2015 iPhone6s/6Plus iOS 9.0

iPhoneの進化とともに、OSも進化しています。

当初はiPhone OSと呼ばれていたものがiOSとなり、端末の進化に合わせて機能も大幅に増えていきました。

iPhoneの外観

さて、iPhoneの外観を見ていきましょう。

従来の携帯電話になかったiPhone最大の特徴は、「端末いっぱいに広がる画面」と「タッチパネル」です。他に操作できるものは、スリープボタン、サウンドのON/OFFボタン、音量調整ボタン、ホームボタンしかありません。

s_iPhone

iPhoneでは、この画面を指でタッチして操作する「タッチインターフェース」のおかげで、直感的で柔軟な操作をすることができます。

iPhoneの操作

それでは、iPhoneの操作についてもう少し詳しく見ていきましょう。

普段私たちがiPhoneを操作する際に頻繁に行う「タップ」や「スワイプ」といった一連の動作のことを「ジェスチャー」と呼びます。

このジェスチャーが非常に有効に使われているアプリに「Google Maps」があります。実際にGoogle Mapsをインストールしてジェスチャー1個1個にどのような機能が割り当てられているか試してみましょう。

Google Mapsのインストールはこちら

ジェスチャー 操作の仕方 Google Mapsでの機能
タップ 指で一度タッチしてすぐ離す 検索窓の表示/非表示など
ダブルタップ 2回連続タップ 地図の拡大
ロングプレス(ロングタップ) 指をタッチしたまましばらくおく マーカーを配置する
スワイプ(フリック) タッチした指を素早くスライドする 地図の移動
パン(ドラッグ) タッチした指を離さずに移動させる 地図の移動
ピンチイン 2本指でタッチして離さずに指の間を狭める 地図の縮小
ピンチアウト 2本指でタッチして離さずに指の間を広げる 地図の拡大
ローテート 2本指でタッチして離さずに円を描く 地図の回転

一般的なiPhoneアプリで用いられるジェスチャーだけでもこれだけあります。さらにこれらを組み合わせたGoogle Maps独自のジェスチャーもあります。

 

ジェスチャー 操作の仕方 Google Mapsでの機能
ダブルタップ&上スワイプ ダブルタップの2回目のタップを上にスワイプする 地図の縮小
ダブルタップ&下スワイプ ダブルタップの2回目のタップを下にスワイプする 地図の拡大
2本指タップ&上下にスワイプ 2本指でタッチして指を離さずに上下にスワイプ 3D地図の表示/非表示

全部ご存知でしたか?

同じ「地図の拡大/縮小」という操作でも、ピンチイン、ピンチアウトによる操作は両手で操作しなければ難しいですが、ダブルタップ&スワイプだと片手でもできるので非常に便利です。Google Mapsでは使われていないようですが、iPhone6s/6sPlusでは画面を押し込む3Dタッチという操作も登場しました。

このようにiPhoneはさまざまなジェスチャーで操作することができます。普段お使いのアプリでもチェックしてみると、意外と知らなかった便利操作があることに気づくかもしれません。

また、自分でアプリを作るときにはそれぞれのジェスチャーをどういう機能に結びつけるかをご自身で考えることになるので、ぜひジェスチャーを使いこなしていきましょう。

iPhoneの中身

これまでiPhoneの外側を見てきましたが、今度は中身を見てみましょう。

iPhoneの中身を覗いてみるとシンプルな外観とは裏腹に、さまざまな種類のセンサー・ハードウェアがぎっしり詰まっています。

センサー・ハードウェア 役割
カメラ(フロント・バック) 写真・動画を撮る
マイク 音声を検知する
スピーカー 音声を出す
バイブレータ 振動する
LED ライトを点灯する
BLE(Bluetooth Low Energy) Bluetooth通信をする
GPS 位置情報を検知する
加速度センサー 加速度を検知する
ジャイロスコープ iPhoneの回転を検知する
近接センサー 画面に近づいているものを検知する
磁力センサー iPhoneの向いている方角を検知する
輝度センサー 画面の明るさを検知する
指紋認証センサー 指紋を検知する

本当にたくさんありますね!

もちろんアプリを作る際にはこれらのセンサーから情報を取得したり、ハードウェアを操作することができます。ただ単にコンピュータ上で動くソフトウェアというのではなく、こうしたセンサー・ハードウェアと密接に関わった機能を作れるのもiPhoneアプリ作りの楽しいところです。

最近「IoT(Internet of things)」という言葉をよく聞くようになりましたが、iPhoneはいわば「センサーをたくさん搭載した常時ネット接続されているコンピュータ」でもあるので手始めにiPhoneを使ってIoT的なものを試すのもおもしろいでしょう。

おわりに

アプリ開発を学ぶ前にiPhoneそのものについてのおさらいをしてみました。iPhoneについて知れば知るほどいいアプリのネタになります。iPhoneを使い倒しておもしろいアプリを作っていきましょう!

それでは次回から実際にアプリ開発をしていきます。
お楽しみに!

七島 偉之
この記事を書いた人
七島 偉之

外部ライター 東京

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