「天才じゃなくても社会貢献はできる」非体育会系の関係性で業務が加速する| テクノモバイル

ペロンパ田中


「天才じゃなくても社会貢献はできる」非体育会系の関係性で業務が加速する| テクノモバイル

こんにちは、ペロンパワークスの田中です。紙とWebのコンテンツ制作を数人でおこなっている小さな会社です。しかし小さな会社でも、スタッフ間のノウハウの共有や制作スキルの向上については難しいなあと考えている今日この頃です。

今回インタビューをさせていただいた株式会社テクノモバイルは、携帯サイトやアプリの制作をおこなうシステム開発会社です。ゼロスクラッチの企画開発から運用・保守まで手がける同社では「少人数のプロジェクトで働いて、互いに助け合ってチームを動かしている」とプログラマーの重野氏は話します。

「未経験でもどんどん現場に出される。先輩に助けを求めることもできる」という職場環境で働くスタッフは、日頃どのような意識や姿勢で仕事に取り組んでいるのでしょうか。チーム制作を成功に導く要素とともに、今回は同社の第一線で活躍する4名のプログラマーにお話を伺いました。

Poole:アイコン_テクノモバイル様_01 人物紹介:日下部 修一氏
今では1メンバーとして開発に従事していますが、ゆくゆくはリーダーとなりチームを動かしていきたいと考えています。そのためには現状自分自身に足りていない知識やスキルを学んでいく必要があり、最近では日頃から勉強や読書を欠かさないようにしています。もともとこらえ性がなく自分に甘い人間ですので、日々自分との戦いです。
Poole:アイコン_テクノモバイル様_02 人物紹介:重野 菜央氏
プログラミングほぼ未経験から、いい先輩方にしごかれつつ、気付けば3年目になっていました。頼りにされるエンジニアになるべく、楽しみにしている年に1回の海外旅行に行くべく、日々頑張っています。
Poole:アイコン._テクノモバイル様_04psd 人物紹介:助廣 賢三氏
参画プロジェクトではできる範囲で高い品質を目指す! 努力でカバーできる範囲であれば妥協はしない。Scala、Ruby、jQuery、CSS3あたりの目新しいかつユーザ数の多いプログラム言語が好きです。そこそこ需要のある業界でトップ層の下あたりの技術者を目指しています!
Poole:アイコン_テクノモバイル様_03 人物紹介:堀江 優佳氏
現在はもともとやりたかったアプリの保守や開発の案件に携わっているので、このまま経験を積んでいくことが目標。Macを使った開発をしていますが、私物のPCがWindowsであることに学習面での限界を感じています。しかし、私物のPCをMacにしたらPCのゲームができなくなるので、悩んでいる真っ最中。

「俺、向いていないな」と毎日思った入社当初。文系でも未経験でもとにかく現場で鍛えられる

テクノモバイル様_03

大手求人会社の検索サイト制作や占いアプリなど、さまざまなジャンルのシステム開発を手がける同社。ノウハウの応用が利かない場面も多く、少人数のチームで動くことが多いため、スタッフ1人のパフォーマンスが全体に与える影響は大きいようです。

日下部
責任のあるポジションに立たされるのが早いんです。入社して割と早い段階から、実際にJavaやPHPの開発を任されますし、1年経った頃には、クライアントさまに足を運んで要件整理して仕様を決めて、新規案件の見積りを作るようになります。

たとえば同じくエンジニアとして他社で働いている昔の同級生と会ったとき、自分の方が現場全体の経験値が高いというのはよくありますね。分業制の多い大きな会社と違って、ウチは若い人間でも動きやすい環境かなと思います。

助廣
とにかく、最初から現場に投げられるんです。僕が中途採用だったっていうのもありますが、入社して2日目で詳細設計書を書くとか。詳細設計書って会社によって書き方がまちまちなので、最初はやっぱり他の方が作られたのをコピーして、上司の方とか先輩の方とかに確認しながら作って行きました。
重野
少人数でプロジェクトを動かしているので、自分で何とかしないといけない。もちろんテストもおこないますが、すぐにコードを書いたりとか、重めのタスクを任されたりする。実は私は大学も文系出身だし、プログラミングの経験もほとんどなかったので、当初は「私がこれやるの?」という感じでした。

でもそれって、言い方を変えると先輩でも後輩でも同じ分け隔てなく仕事を任されるんです。”非体育会系” というか。上下関係も過剰に厳しくないから、分からないことがあったらすぐ質問もできました。

ただ、1人に任される業務領域が広いからこそ、身につくスピードも早かったそうです。

日下部
入社して最初に取り組んだプロジェクトが10ヵ月くらいの比較的大きな案件だったんです。やっている最中は「俺、向いていないなあ」と毎日泣きそうな思いでやっていたんですが、クロージングのあと、同じクライアントさまに次回のプロジェクトについて質問を受けたんです。簡単に回答をしたんですが、「日下部君、分かってるね」と評価していただいたんです。

そのとき、およそ入社10ヵ月目だったんですが、「初めて俺褒められたな」って嬉しかったのを覚えていますね。

テクノモバイル様_01

重野
別に放任主義というわけではないんです。自分はデザインが好きだということを上司に話していたら、プログラミング以外の外観や趣向設計の部分を任されるようにもなりました。それで「外部に頼まなくてもいいね」と話が進んで、またできることが1つ増えていくみたいな。

だからチーム内でコミュニケーションは頻繁に取っていますね。当番制のように画一的に仕事が回るわけではなくて、誰がどういう適性があるのかということを踏まえて、各プロジェクトにアサインされていると思います。

全員が天才である必要はない。参謀役としてできる社会貢献もある

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スタッフを縛り付けることよりも、自主性を尊重して働きやすい職場環境を形成する同社。そんな企業風土は社内行事にも表れているようです。

助廣
社長が参加する飲み会とかも強制参加じゃないんですよ。あと1ヶ月に1回は懇親会を社内で開催しているんですが、そこに行くのは自分の意思で “行きたい人” が行くという感じです。
堀江
懇親会への参加率も高く、良い感じで仲間意識を共有できていると思いますね。それぞれが責任を持って各業務にあたっていて、そのうえで今の就業スタイルをバランス良く保てている感じだと思います。
助廣
「いずれは自分で新たなサービスをリリースしたい。そのためにスキルを身につけたい」という人にとっては恵まれた環境だと思います。

もともと僕は中堅の会社にいたんですけど、その作業の範囲は極端に狭かったんですよ。1人で1つのサービスを作り上げるまでのスキルが身に付きにくくて、今後は1人でサービスを作りきれるくらいの能力を身につけて行きたいと思って転職した経緯もありました。ここは本当にすべて任せられることが多いですから。

堀江
それはありますね。私はまだ先輩のサポートがときどき必要ですが、AndroidもiOSも両方のアプリ開発を任せられているこの環境を気に入っています。自分の武器になるような言語を複数身につけて、もっと高度な提案ができればと思っています。

アプリ開発の現場で求められるスキルは、プログラミングだけでなくクライアントとの折衝や人員配置、進行管理など多岐にわたるでしょう。さらにチームワークの調和には、各人が自身の役割を認識することが不可欠となります。そのため、スタッフはそのことを踏まえたうえで、互いに尊重しあう雰囲気が保たれているそうです。

助廣
プレーヤーとしてのスキルを磨きたい人もいれば、リーダーとして全体の動きを管理したい人もいる。だからスタッフ全員が業界を代表するような超一流プレーヤーである必要はないと思っています。天才が集まるトップ層だけでなくて、参謀役としてのポジションでも人の役に立つことはできる。つまり、社会貢献はできるんです。

これは個人的な考えですが、最前線の技術を追うことはもちろん大切です。でもそれより重要なのは、クライアントや社会がそれを必要としているのかどうか、ということ。

みんなが簡単に、かつ便利に使えることが第一義なので、開発工数が少なくて済むフレームワークがあるならそれをメインに学習するのがいいという考えです。技術やトレンド “だけ” を目指すのは弊社のスタンスと違うと思います。

1ピクセルの違いも許されないからこそ、明るいコミュニケーションが求められる

“技術やトレンドだけを目指すのは弊社のスタンスと違う” と断言する助廣氏。では、テクノモバイルが求める人材とはどういった人物像なのでしょうか。

助廣
一言で言うと、土日とかも趣味でプログラム書いてるような人(笑)新しい言語を習得しようとする、技術職に前向きである人ほど、ここで一緒に働くと楽しいと思います。

私はゲーム関係の計算機をWebサービスで公開して遊んでいたんですが、それって誰に頼まれたわけでもないんですよ。アクセスが増えて、自分で作ったものが役に立っているのを実感すると、本当にうれしいんです。

基本的に自分の能力より高いレベルの仕事が降ってくることが多いので、自分で努力して、そういう楽しさが分かる人と仕事をしたいですね。

日下部
これはウチの会社に限ったわけじゃないと思うのですが、知的好奇心が強い人は成長が早いですよね。たとえばPHPを触っている案件であれば、特定の機能だけではなくて、PHP全般について、周辺技術について自発的に調べてくる人とか。目の前の業務だけでなく、その先の展開まで見据えて動ける人という意味で。

あと1つ、大切なのは笑顔が絶えないような明るい人間性だと思います。どんなにすごいエンジニアでも、いつも仏頂面でコミュニケーションが取れなかったりすると、チーム業務に支障が生じかねないんです。でも笑顔が絶えないフレンドリーな感じだと、遅く帰る日が続いても苦には感じないと思うので。

重野
弊社の仕事って、たとえばWebデザインだと1ピクセルの違いまで指摘されるくらい厳しい案件もあるんです。他にもExcelのシートがたくさんあったら、全てのシートで台詞を一番左に選択して、かつ最初のシートを表示された状態で保存しろとか、細かい指示はたくさんある。なぜかっていうと、最終的にはクライアントが要求するからであって、個人的に細かい性格だからというわけではないんですよね。

そんなとき、普段から明るい雰囲気でコミュニケーションが取れていると厳しめの指摘もしやすくなるし、結果的に仕事の質もよくなると思うんです。

チームワークが円滑に進むために必要なのは、スキルよりもまずはフレンドリーな精神を持つこと。上下関係に縛られない、風通しの良い非体育会系ともいえる職場環境で大切にされているのは、「みんなで1つのものを作り上げる喜び」だそうです。

テクノモバイル様_02

堀江
先日、電車のなかで自分が制作に携わったアプリを使っている人を見かけたんです。ものすごくうれしかったんですが、アプリ開発のやりがいってそれだけではなくて、やっぱりリリースしたときも同じくらい達成感が大きいんです。レビューで好評を受けたらうれしいし、ヒットすればもっとうれしい。でも仕事をする楽しさはそれだけじゃないと思っています。

“まずは動くものを作る” という根源的な喜びを共有できる人と、一緒に働けたらいいなと思います。

今も多くの企業から依頼が殺到するテクノモバイル。同社が大きな成長を遂げた秘訣の1つは、ユーザーよりもまず「自分たちが楽しむ気持ちを大切にする」という仕事への取り組みであるようにも感じました。未経験者も積極的に受け入れ、さらに組織規模を拡大する同社の飛躍に注目が集まります。


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ペロンパ田中
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