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2015.12.18
第33話
漫画チャンネル

「捨てる」ところから世界は拡がる『べしゃり暮らし』vol.2

ズイショ

こんにちは、外部ライターのズイショです。

前回より始まりました『べしゃり暮らし』について気が済むまで語る連載。今回のテーマは “「捨てる」ところから世界は拡がる” です。

なぜかミニマリストっぽくなってしまいましたので、まずは「俺って〜ミニマリストの部屋を見ると無性にワックスかけたくなるんだよね〜」と言うことで家庭的な男性アピールができるライフハックをシェアさせていただきます。

さて一方、『べしゃり暮らし』が描く「捨てる」は、つまらない意地。学校という狭い世界で生きてきた主人公・上妻の物語は、自身のプライドと向き合いつまらない意地を捨てることから始まり、そして拡がっていきます。

(以下、ネタバレを含みます)

学園の爆笑王、元芸人に出会う

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べしゃり暮らし 1 学園の爆笑王 (ヤングジャンプコミックス)

自称「学園の爆笑王」・上妻圭右のクラスに、ある日転校してきたのは元芸人・辻本潤。自分が学校で一番おもしろい男でなければ気が済まない上妻は、あの手この手で辻本より自分のほうが面白いことを証明しようと画策します。

ついには、カツラ疑惑が囁かれる校長を全校生徒の目の前でいじるため、「命より大事」と豪語していたお気に入りのヘアースタイルを犠牲にして坊主頭に丸めます。その結果、見事、学校中の大爆笑を掻っ攫うことに成功します。

ここで上妻が捨てたのは「お気に入りのヘアースタイル」。傍から見れば馬鹿馬鹿しいくだらない話かもしれませんが本人は至って大マジメ。「俺は学校で一番おもしろい」というプライドを守るために下した大きな決断だったのです。

すべてのキッカケは、自分と同じくらいかそれ以上に面白い男・辻本の登場によるもの。それまで安穏とクラスの人気者をやってきた上妻は、このとき初めて自分の笑いに賭けるプライドと向き合い、覚悟を迫られたのです。