こんにちは、きょうへいです!
僕は普段、「LIGブログの広告枠をいかに収益最大化させるか」を目標としたマーケティング業務を担当しています。
LIGブログの広告枠以外にも、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告、Facebook広告の運用など、たくさんの数値データを日々追いかけています。
マーケティング担当の皆さん、追いかけるべきデータの把握は大丈夫ですか?
さて、僕自身がそうなのですが、多くのマーケティング担当者の方にとって大きな悩みの1つは「見るべきデータが多種多様であること」ではないでしょうか。
LIGはまだそこまで大きな会社規模ではなく、僕が取り扱うデータの種類も限られているのですが、それでも複数のデータを管理・把握するのはなかなか大変です。
特に、最近は多くの企業でビッグデータの重要性も増している中、膨大な量の個別キャンペーンや売上データを包括的に理解することができず苦しんでいるマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
たとえば以下の質問に対し、マーケティング担当の皆さんはすぐに適切な回答ができますか。
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- 直近の四半期で、リスティング広告にいくら使ったか
- そこからどれぐらいの収益を生み出すことができたか
- オウンドメディアなどに取り組んでいた場合、それが他のサイトよりも質の高いリード(将来顧客となる可能性の高い見込み顧客)を獲得できることを証明できるか
- プレスリリースを打つことによって、どれだけサイトへの訪問者を獲得できたか
- Salesforce.comやMicrosoft Dynamicsにログインしたことはあるか
- EloquaやMarketo経由でメールを送信したことはあるか
- Googleアナリティクスのデータを分析するのに何時間もかけていないか
さらに、成功するマーケティング担当者であれば、上記だけでなくオフライン(イベント集客など)のデータも把握しておく必要があります。
こうなるともう、本当に管理と把握が大変ですよね……。
一体どういう取り組みをすれば、これらを適切に理解し、ビジネスにデータを活用できるようになるのでしょうか。
そこで今回は、誰でも簡単に使えるビジュアル分析ソフト『Tableau』を提供しているTableau Japan(タブロージャパン)さんにご協力いただき、マーケティング活動に不可欠な「マーケティングダッシュボード」でやるべきことについて紹介していきます。
(Tableau Japanさんの「Tableau無料トライアル版」を使いながらご確認いただくと、よりわかりやすい内容となっています。)
データ分析などのマーケティング活動でお悩みの方は、ぜひご参照ください!
▼目次
- マーケティング活動に不可欠な「マーケティングダッシュボード」とは
- すべてのチャンネル(集客経路)で実際に起こっていることがわかる
- チャンネルごとに指標が異なっても、相互関係を示すことができる
- パフォーマンスの要旨や詳細を提示でき、その場で有効な意思決定ができる
マーケティング活動に不可欠な「マーケティングダッシュボード」とは
マーケティング担当者が施策の全体を理解し、データに基づいてすばやく決断するためには「マーケティングダッシュボード」が必要となります。「マーケティングダッシュボード」とは、
というマーケティングツールのことで、パフォーマンスや組織の目標について重要な情報を得るだけでなく、すべての情報を1か所に集めることで、各自がそれを見るだけで部門間の調整までもが可能となります。
見るべきデータがこれだけ多様となってしまった今こそ、会社やチームで、「マーケティングダッシュボード」は活用しなければならないツールなのです。
「マーケティングダッシュボード」の定義とは
まず、2006年出版の『Information Dashboard Design』によれば、「ダッシュボード」とは以下のように定義されています。
ダッシュボードとは、1つ以上の目標を達成するために必要とされる最も重要な情報を、ひと目で把握できるよう1つの画面上にまとめて配置して視覚的に表したものである。
こちらの定義をもとに、効果的なマーケティング活動におけるダッシュボード(=「マーケティングダッシュボード」)とは何かを考えると「マーケティング目標(ROI向上、優良リードの獲得、収益目標など)を達成するために必要な、現行および関連するキャンペーン、顧客、広告宣伝、ブランディングなどの情報を、マーケティング担当者が視覚的に表示できるダッシュボード」と定義できるのではないでしょうか。
つまり、現在の傾向や統計に対する評価や反応が短時間でわかり、メンバーもそれを閲覧できるよう最適化されたツールこそが「マーケティングダッシュボード」です。
マーケティング活動の成否は、いかに効果的にこれらを作成・展開できるかに大きく左右されるといえるでしょう。