セブではたらく(インターン)
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2015.12.08
#8
人事担当必見!よくわかる採用戦略

【イベントレポート】成長企業の採用戦略!メルカリ×LIGの「待たない採用」とは

塚本

【メルカリ】必要なメンバーが集まる仕組みづくりとその運用

メルカリ×LIG_人事セミナー01

株式会社メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを掲げ、2013年2月に設立。その後、2013年7月に「メルカリ」というフリマアプリをリリースしてから、たったの2年3ヶ月で国内2,000万ダウンロードを突破しています。

また、代表の山田氏が日本の起業家ランキング2016で1位に。そんな今話題の企業からは、HRグループの石黒氏が登場しました。

メルカリ×LIG_PG02 株式会社メルカリ HRグループ 石黒氏
前職NTTドコモでは営業、人事、放送事業会社を立ち上げ、その後に新規事業企画を担当。2015年より現職。メルカリでは採用を中心とした人事企画を担当。現在3児の父であり三男出生に合わせ2ヶ月の育休を取得。米国CCE-Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー。

全社員へミッションとバリューの共有を

メルカリでは、バリューと呼ばれる、事業ミッションを遂行するにあたり必要とされていることを大きく3つ、以下のように掲げています。

  1. Go Bold – 大胆にやろう
    世の中にインパクトを与える多くのイノベーションを生み出します。破壊的創造を目指し大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学んでいきます。
  2. All for One – 全ては成功のために
    メンバーの力を結集してチームで最高のプロダクトを創ります。チームはどのような成果をあげており、それに個人としてどのように貢献しているかというチームワークを非常に重視しています。
  3. Be Professional – プロフェッショナルであれ
    メルカリは卓越した能力を持った個人が考え抜きベストを尽くす組織です。メンバーは常にオーナーシップを持って自由闊達に仕事をし、専門的能力をレベルアップしていきます。

バリューをメンバーに知ってもらう方法として、会議室の名称に活用したり、Tシャツを作成したり。日常会話や社内SNSの中でも自然とこれらの言葉が飛び交っている環境とのことです。

採用をするにあたって重要なこと

このような会社のミッションやバリューに基づき、HRグループで行っていることは、大きく分けて以下の3つです。

  • 自社にとって価値のある優秀なメンバーを集める
  • メンバーが思い切り働ける環境をつくる
  • 思い切りやったことに対して、適正に評価する

人と人、個人のつながりを活用することで採用を行う

最近、耳にする機会が増えてきたと思いますが、メルカリでは様々な「リファーラル採用」の方法を実行しているそうです。具体的に、どのように求職者との接点を増やしているのか。大きく分けて、以下の6つの手法が紹介されました。

1. Meetup

メルカリ2

過去18回開催しているイベントで、参加者は毎回20名前後とのこと。過去の参加者やイベントページのフォロワーを合わせると、現在では700名以上となっています。

メルカリの理解が深まると嬉しい」という採用目線の思いとともに、「参加されている方々に場を提供し、情報交換やネットワーキングに活用してほしい」という思いもあるそうです。

前回は、“2000万ダウンロード突破記念”という形で、100名規模のイベントを初めて開催したとのことでした。今後も定期的に20名前後の規模で開催を継続していくそうです。

2. GitHub採用

メルカリ1

春にオープンしてから半年で80名以上の方からエントリーがあり、うち5名が採用されたのが、こちらの新卒GitHub採用です。使用するのもGoogleフォームのみなので、コストがかかりません。10秒でエントリーできますが、送り手としては少し勇気が必要かもしれませんね。

こちらの手法のポイントをまとめると以下の通りです。

  1. 大手ナビ系媒体やHPに新卒採用ページも用意しない
    情報が少ない中でも流入してきてくれるということは、候補者が “Go Bold” にチャレンジする意志がある方が多い。
  2. 入力項目が実力主義
    入力項目がソースコード(GitHubアカウント)やポートフォリオURL、そしてメールアドレスのみ。学歴や経験に関係なく、完全に実力主義の採用方法。仮に採用に至らなくても「メルカリってこんな採用手法やってるんだ!」というブランディングができればいい。
  3. ミスマッチが少ない
    レジュメを集めて母集団を形成する採用戦略とは異なり、ミスマッチがあまりないことがこの手法のメリットでもある

3. LinkedIn

メルカリリンク

2015年5月から開始し、11月現在ではフォロワーが500%増になったとのこと。石黒氏からの「LinkedInを知っていますか?」という問いかけに対し、ほぼ9割の方が手を挙げていました。ただ、「採用に活用していますか?」という質問に対してはほぼゼロ。

LinkedInでのリクルーティングを行うメリットとして、「自身のプロフィールを公開している方≒ビジネスプロフェッショナルが多い」との観点が挙げられていました。

4. Wantedly

メルカリw

上記画像の「2000+」という数字は、インタビューページのSNSシェア数です。求人ページのシェアによって周知してもらえる機能に優れたWantedlyにおいて社員インタビューという機能を活用することで、HRグループの方が社員に実際にインタビューを行い、記事を執筆しています。

外部からインタビューをされているような見え方になること。そして、インタビュー記事の質を担保することで、記事に共感してくれた方や知り合いの方々からシェアをしていただくことが増えているそうです。

5. Instagram

メルカリインスタ

最近始めたばかりではあるものの、フォロワーが徐々に増えているとのこと。海外では、公式アカウントを運用している企業も多く、フォロワーには新卒や海外在住の方も多いので、採用ブランディングに活用できるかもしれません。他の企業よりも先にやる、そして継続することが何よりも大切ですね。

6. 採用会食

採用会食

社員による人材紹介施策として、「採用のためであれば会社の費用でご飯を食べてもいいよ」という採用会食はずっと続けてきたとのことで、2015年4月ごろからはさらに強化し、累計70名以上の方にお会いできたそうです。

当初は、週に1人くらいのペースでしたが、今では平均すると1日1人くらいから、この採用会食の依頼メールが届くようになったとのこと。メール1通(3秒)で会食の予定を共有(ランチ or ディナー)し、費用や回数の上限設定はありません。「今自社にどんな人材が必要なのかわからない」という社員も多いものの、経営陣やHRグループから具体的に「どんな人材が必要なのか」を伝えることによって、積極的に動いてくれるようになるそうです。