開発コストを削減「ラボ開発」って?
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2015.11.16
LIG PR
#24
働き方インタビュー(経営者編)

「美味しいものを食べるのは、人が誰でもHappyになる瞬間」実名口コミグルメサイト| Retty

まゆこ
(編集部注*2015年4月9日に公開されたインタビュー記事を再編集したものです。)

“Rettyナイト”をご存知でしょうか。口コミの投稿数が140万、UU数は700万人(2015年3月現在)を誇る実名制の口コミグルメサイト『Retty』を運営するRetty株式会社が、口コミランキング1位のユーザーのみを招待するプレミアムなイベントであるそうです。

競合である『ぐるなび』『食べログ』がすでに市場を大きく先行している中で、“食を通じて世界中の人々をHappyに”をビジョンに他社と明確な差別化に成功しています。サービスを利用するユーザーだけではなく、飲食店に対しても“Happy”を追求する原動力、そしてどのように“人を巻き込む”ファン作りに成功したのか、今後の展望と合わせて代表取締役の武田和也氏にお話を伺いました。

RettyPF01poole-profileのコピー 人物紹介:武田 和也氏
Retty CEO兼焼肉担当。1983年生まれ。学生時代からECサイトを3店舗運営。その後、ネットエイジ(現:United)にて広告代理店に従事。退社後、シリコンバレーへ渡米し、現地のビジネス体験をきっかけにRettyを構想。帰国後、Retty株式会社を立上げ代表取締役に就任。

食って本当ズルくて、美味しいお店に行くとみんな「どうせなら、毎食美味しいものを食べたほうがいい」と

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Rettyを利用することで日々グルメになっていくユーザーとの距離を近くに保ちつつ、メンバーの“食への関心度を高い位置で維持する”ために、Rettyではさまざまなリアルイベントを開催しているそうです。

武田
“Rettyナイト”っていう、Rettyの社員が出て、ユーザーさんとイベントを一緒にやるんですね。(口コミの)ランキング1位のグルメな人だけが集まる、超プレミアなイベントです。

こういうのを通して自分たちのサービスでこれだけHappyになっている人がいる、と実感することができるんです。衝撃を受けて、本当にやりがいを感じるんですよ。

会社の制度として「月2回まで好きなお店、予算上限なしで行っていい。領収書を切っていい」グルメ手当があることもユニークですが、オフィスの移転を何回も行う理由にもRettyらしさが伺えます。

武田
“オフィス周辺のエリアを食べ尽くしたら引っ越す”というコンセプトで、最初は赤坂ではじまって。新宿行って、六本木行って、築地行って、今の恵比寿。今度また引っ越すんですよ。

当然ですけど、美味しいお店があったり、新しいエリアに行ったりするとお店を開拓したくなるんですよ。だから、社員たちも食を通じて自分たちがHappyになるという部分に貢献しているんです。

このように、人を動かす力のある食について「食って本当ずるくて」と武田氏は語ります。

武田
美味しいお店に行くと、みんな「どうせなら、毎食美味しいものを食べたほうがいい」と気づくんです。そして、自然と美味しいお店を開拓していくようになって、気づいたら自分たちのグルメ度というのはどんどん上がっているんですよね。

こういう体験を通じて、本当にHappyになるんですよ。Rettyって他のグルメサービスと違って、評価じゃなくておすすめを投稿するので、それによって周りの人がよりHappyになるという、このプラスのサイクルで回っているんです。このサイクルにみんながいつの間にか入っているんですよ。それで本当に自分の生活が変わって、そういう体験を通じてサービスを好きになってくれると。

日本は60年前とか、70年前ぐらいはインドと同じような場所だった

学生時代、大学生活に飽きてしまった武田氏は「結局、何がしたいんだろう」と毎日のように迷って過ごし、そして思い切って海外に渡りました。

武田
最初はニューヨークに行って、世界一の経済という意味で大国だとは思うけど、それでも貧富の差って当然すごい激しいですし。平均的な生活のレベルというのは日本のほうが上だなと思こともあったりしましたね。「あれ? 日本ってそんなに恵まれていたのか」と。

次はその真逆に行ってみようと思って、インドに行って空港に降りたときに、片腕や片目がない子どもたちが走って来て「100円ちょうだい」って言ってくる。笑いごとじゃないそういう事実を目の当たりにして、自然と泣いてたんですけど。なぜかと言うと、簡単に100円をあげられる自分と、生きていくために100円もらわなきゃいけないこの子たちと、何でこんなに差が生まれたんだろうって。

「じゃあ、日本は何でこうなったんだろう」と考え続けた武田氏は、やがてシンプルな答えにたどり着きます。

武田
日本って実は60、70年前ぐらいはインドと同じような場所だったと。戦争が終わって、負けてからという話だと思うんですけど。

ただ、その後にいろんな起業家だったり、政治家だったり、そういう人たちが今の日本を作ってきたと考えるようになって。自分は何かの偶然で、たまたま日本に生まれたということが理由なんだな、そういう立場にいれるんだ。というのが原点としてあります。

「先人たちが築き上げた“日本”の上に自分が立っている」と理解したとき、武田氏はある決意を固めたそうです。

武田
今、日本が元気がないとか、世界でいろんな国に追いつかれて、充分な経済成長を実現できなくなってきていて。過去に日本を築いてきた人たちのことを考えると、これでいいのかと思うようになって。

自分の人生を賭けて何かしなきゃいけない使命感に駆られて、それが起業という手段につながっていったんですね。

起業するに当たり、スマホとソーシャルを軸にあらゆる領域でアイデアを考え、3つの条件を設定した結果、生まれたのがRettyだったそうです。

武田
条件というのは、1つ目は、日本が世界に誇る、先行している領域であるか。アメリカで生まれたサービスの真似はしたくなかった。2つ目は、市場規模が大きいかどうか。

3つ目が、人を幸せにするか。心から自信をもって「人を幸せにするサービス」と言いたかった。だって美味しいものを食べるのは、誰が何と言おうと人がHappyになる瞬間じゃないですか。そういう人がHappyになる機会を、数多く提供していくサービスや事業というのは、やり続けられると思ってます。

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