littleBitsのMAKEY MAKEYモジュールで「すしインタラクティブ」を作る
それでは、実際に「すしインタラクティブ」を作った方法をご紹介します。
littleBits MAKEY MAKEYモジュールが寿司反応をメインでおこない、その反応をlittleBits ArduinoモジュールがスティックPCへ伝えます。そして、スティックPCはNode.jsを使ってArduinoとのシリアルポート連携し、Webへのリアルタイム通信をおこなっています。
littleBitsとは
littleBitsは、パチパチとつなぐことで気軽に楽しく電子回路を学べるデバイスです。4つのカラーで役割が分かれています。littleBitsは「モジュール」という名前で分かれていて、それぞれ磁石でくっつきます。モジュールには電源・スイッチ・LEDなどいろいろなモジュールがあります。
littleBitsにはArduinoモジュールもあり、Node.jsなどと連携すればWebともつながるので、IoTのプロトタイプも気軽に作れます。
MAKEY MAKEYモジュールとは
MAKEY MAKEYモジュールは、わにぐちクリップをつなげることで、タッチ反応(クリック)やキーボード操作でコントロールできるデバイスです。littleBitsにもMAKEY MAKEYモジュールがあります。littleBitsではMAKEY MAKEYをきっかけにして、ほかのlittleBitsモジュールのLEDやモーターなどを動かすことができます。
このように、わにぐちクリップをつなげたみかんがスイッチになります。みかんとみかんが触れたときに電流が流れ、スイッチがオンになります。反応し、ライトが点灯しました。
MAKEY MAKEYは微弱な電流に反応するので、みかんだけでなく人体を通しても反応することができます。ですので、このように両手で触れても反応します。
今回の「すしインタラクティブ」では、みかん部分を通電させるため、エナメル線を仕込んだ手パーツと寿司の模型に置き換えます。
小皿にもエネメル線を仕込んで、醤油と寿司の模型が触れると反応できるようにします。醤油スイッチです。
こうすることで、反応します。
littleBitsのMAKEY MAKEYモジュールからArduinoモジュールに知らせる
いよいよ、littleBitsのMAKEY MAKEYモジュールからArduinoモジュールに知らせます。前述のとおり、MAKEY MAKEYモジュールをLEDやサーボなど他のlittleBitsモジュールとつなげることで、気軽にいろいろなアクションへつなげることができます。
littleBits MAKEY MAKEYモジュールにLEDモジュールをつなげると、ボタンモジュールでおしてLEDモジュールが光るときと同じ反応をします。
littleBits MAKEY MAKEYモジュールだけでも、PCにつなげて左右キーやSPACEキー、クリックのキーボード操作を知らせることができます。さらに、今回のようにArduinoモジュールをつなげることで、「反応が来たら3という文字列を知らせる」といった調整ができます。
この仕組みで、寿司反応担当は醤油と寿司の模型が触れると反応し、PCに分かりやすい反応を知らせられるようになりました。