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プログラミング知識ゼロでスマホアプリを出すための8つのステップ

プログラミング知識ゼロでスマホアプリを出すための8つのステップ

はじめまして。ライターのきっくんです。歴史と金魚が好きです。

さて、スマートフォン全盛の現在、アプリを自分で出してみたいと思っている方は意外と多いのではないでしょうか。かといって「プログラミングを一から学ぶのは面倒だし、そんな時間はない!到底無理!!」という方も少なくないはず。

今回は、そんな方たちの為に「プログラミング知識ゼロのままで、iOS(iPhone、iPad)アプリとAndroidアプリをリリースするという実体験に基づく方法」を公開します。

実際、私はこれを書いてる現在もプログラミング知識は全くありませんが、iOSアプリ6個、Androidアプリ1個を公開中です。

これがプログラミング知識ゼロの私がリリースしたアプリになります。

アプリを作ることにちょっとでも興味のある方は、以下の手順を是非実行してみてください。

少しの情熱と少しの手間、そして少しのお金があれば、1ヶ月後には自分が作ったアプリをリリースすることが可能なのです。

プログラミング知識ゼロでスマホアプリを出す方法

【目次】

  1. まずはリリースしたいアプリ案を考える
  2. クラウドソーシングサイトでアプリ開発者を募集する
  3. アプリの仕様書を作り、開発者に具体的に伝える
  4. アプリに使う素材画像を用意する
  5. アプリのプログラミング完成を待つ
  6. デベロッパー登録、そしてアプリの公開申請
  7. ついに感動のアプリ公開へ!
  8. リリース後、アプリの宣伝活動を行おう!

では早速、どうやってリリースするか具体的に見ていきましょう。

1. まずは、リリースしたいアプリ案を考える

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 思いつく限りのアイデアを書き出す

はやる気持ちをグッと抑えて、慌てず騒がず、まずは自分が世の中にリリースしたいアプリを思いつく限りたくさん考えてみます。

「自分が欲しい」「売れそう」「ウケ狙い」など、『App Store』や『Google Play』で人気のアプリを参考に、たくさんアプリのアイデアを書き出して、使えそうなものを取捨選択します。

既に似たアイデアのアプリが公開されているからといって、諦める必要はありません。そのアプリの要素と他のアイデアを掛け合わせて、新たなアプリとすれば良いのです。

何かの本に書いてありました。「これまで世の中に生み出されてきた新しい商品やサービスの多くは、既存のアイデアと既存のアイデアの新しい組み合わせだ」と。

世の中のニーズを探す

そもそも新しいアイデアだけに価値があるものでもありません。

例えばリリースしたいアプリと類似のアプリが既に有料アプリとして販売されていた場合、無料アプリがなければそれはニーズになります。

また、AndroidにはあるけどiOSアプリにはない場合、その逆の場合なども世の中のニーズはあるはずです。

アプリのテーマが決まったら、次はiOSかAndroidか、無料か有料か、広告の有無など、アプリのタイプを決めて全体像をより具体的にしていきます。

どんなアプリにしようかと考えるこの作業は、ワクワクするとても楽しい時間です。

アプリ案を可視化する

テーマ、アプリの詳細が決まったら、画面デザイン、画面遷移などを実際に紙に書き起こしてみましょう。

絵の上手さなど全く必要ありません。どういうアプリの仕様かを可視化すればいいだけです。

2. クラウドソーシングサイトでアプリ開発者を募集する

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 「プログラミング=アプリ開発」ではない

「アプリのアイデアを考えたはいいけど、プログラミングできないよ!単なる絵空事じゃん!」ですって? いやいや、ちょっと待ってください。

現在、書店には初心者がスマートフォンアプリを開発するためのプログラミング本が多数並んでいます。

「プログラミング初心者の私が、×ヶ月でアプリを公開した方法」とか、「絶対に挫折しない!アプリ開発入門」とかそんな感じの本です。それらの本は自分でプログラミングすることを前提に書かれています。

しかし、自分ですべてプログラミングすることだけがアプリ開発かというと必ずしもそうではないと思うのです。

1つの商品を作る、1つの家やビルを建てるにも全部1人でやる必要なんてありませんよね。アプリだって同じです。

自分で出来なければ、出来る人にやってもらえばいいではありませんか。

プログラミングをクラウドソーシングする

1年ほど前、プログラミングに関して知識ゼロの私は 「自分のアプリをリリースしたいなあ」と思っていました。そして、初心者向けのアプリ開発プログラミング入門書を購入して読んでみました。

…2時間後「なるほど、なるほど、これは無理だ」と即、挫折。すぐに諦めました…「自分でプログラミングをする」ということは。

そこで利用したのが、昨今話題のクラウドソーシングサイトです。

クラウドソーシングとは?

不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態。ウェブサービスのトレンドの1つでもある。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語。

ランサーズクラウドワークスに代表されるクラウドソーシングサイトを利用するのです。

例えると、インターネットを通じて「俺はバンド(アプリリリース)をやりたい。でも、ギター(プログラミング)ができない。俺がボーカル(アプリ企画)をやるから、ギター(プログラミング)ができる人募集!」というわけです。

クラウドソーシングサイトでの募集の仕方は、アカウントを作成し、募集内容を掲載するだけです(実際の詳細な募集の仕方は、各サイトで確認してみてください)。

具体的にアプリの内容を書いて募集する

募集する際は、前述したようなアプリの概略と、依頼したい内容(プログラミングのみか、リリースまで一括でお願いしたいのか)など、なるべく具体的に作りたいアプリの内容を書いて募集しましょう。

iOSアプリの場合は「リジェクト(公開拒否)」された場合はどうするかなどを添えておくことも重要です。

もちろん、特殊技能を持つギター奏者(プログラミングできる人)には報酬が必要です。ちなみに私の中でのアプリ作成料の目安は、1つあたり5万〜20万まで。

この予算を大きく超えそうだったら無理はせずに諦めるようにしています。

しばらくすると募集に対し様々な提案が集まってきますので、応募頂いた開発者の方々の中から、今までの実績や他の方からの評価、メッセージの文面、見積額とのバランスを考慮して、慎重にアプリリリースのパートナーとなる開発者を選びましょう。

見積もりは安ければいいというわけでもないことに注意してください。

3. アプリの仕様書を作り、開発者に具体的に伝える

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仕様書はアプリのイメージ図

クラウドソーシングサイトで1週間程度の期間を区切って開発者を募集し、応募頂いた中からパートナーとなる開発者を決定したら、その開発者の方に作りたいアプリをより具体的に詳細に伝えます。

その際は簡単な手書きのものでもいいので、アイデアを考えた際に書き出したアプリのイメージ図をもとにした仕様書を、開発者の方に送るとイメージが伝わりやすいはずです。

仕様書とは、アプリ画面のイメージ、画面遷移、ボタンの配置図、広告を設置する場合は広告をどこに置くかなどのページごとのイメージ図です。

仕様書がアプリの出来を左右する

その他「こうして欲しい、ああして欲しい」などの細かい要望もすべてこの仕様書にまとめて書いてパートナー開発者に送りましょう。

この仕様書で出来上がるアプリの内容がほぼ決まりますので、あとで後悔しないように考えて決めることが大切です。

【参考リンク】

伝わりやすいスマホアプリ画面仕様書のフォーマットを大公開
http://www.glpgs.com/d-blog/archives/1303

4. アプリに使う素材画像を用意する

preparing food

 素材画像は自分で作るか収集する

また、プログラミング以外の素材は出来るだけ自分で作るか、または自分で集めてパートナー開発者の方に送る必要があります。

素材を開発者の方に作ってもらうことも可能ですが、アプリのアイコンやトップ画像などは自分で作る、または自分で選んだものでないとイメージと違うものが出来てしまう可能性があるので、私は素材だけは自分で作ったり選んだりしています。

素材を作ることが出来ない場合や自分の手持ちに素材がない場合は、写真素材サイトでロイヤリティーフリーの写真やイラストなどを購入したり、pixiv(ピクシブ)などWeb上で公開されているイラストの著作権者の方にイラストの使用を直接交渉するしてみるという方法もあります。

無料の写真やイラスト等もインターネット上には多数公開されています。しかし、無料のものは著作権などの権利の所在が明確でないものが多く、また、質も有料のものと比べると劣るものが多いため、総合的に判断して私は有料の素材を選択しています。

自分で用意すべき素材とは?

具体的にどのアプリで何を自分で用意したのかは、下記の通りです。

『やる気が出る!一日一名言』というiPhone名言アプリで用意したもの

  • アイコン用画像
  • TOP画面用画像
  • アプリの背景画像
  • 名言
  • アプリ広告コード(私はnend、admobを使用)

『戦国もののふ検定』というiPhone、iPadクイズアプリで用意したもの

  • アイコン用画像
  • TOP画面用画像
  • クイズ問題
  • クイズ正解時の獲得画像
  • アプリ広告コード

こんな感じで1つのアプリにつき5つ程度の作業です。

必要なトップ画像のサイズは最大で縦2008×横1536ピクセル(iPadアプリ)、縦1136×横640ピクセル(iPhoneアプリ)、アイコンは最大で縦1024×横1024ピクセルあれば大丈夫です(Androidは開発者の方にすべて任せたのでよく知りません)。

すべてをクラウドソーシングしてしまうのも1つの方法

私と違いアプリ作成にかけられる費用がもっと多くある場合は、これらすべてをクラウドソーシングしてしまうのも1つの手です。

自分の手元に現時点では知識も素材も何もないとしても、自分の作りたいアプリを作ることは可能なのです!

ちなみに、アプリに広告を入れる場合は、アドネットワーク広告のアカウント登録、コード取得、そして取得したコードを開発者に連絡することが必要です。

この作業は広告により得た収益が振り込まれる銀行口座などを登録しなければならないため、必ず自分で行わないといけません。

しかし、各媒体のマニュアルに沿って作業を行えばまったく難しくありませんので、アプリ内に広告を設置してアプリの収益化にも挑戦してみることをお勧めします。

5. アプリのプログラミング完成を待つ

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 完成を待つ間にすべきこと

このあと、しばらくはプログラミングの完成を待つだけです。

ただしiOSアプリの場合、アプリのサポートページを作ることが必須ですので、アプリの完成を待っている間にアプリのタイトル、概要などを書いて、ユーザーがメールで問い合わせできるページをWeb上に作成しておきましょう。

サポートページは無料ブログで構いませんので、凝ったものを作る必要なんてありません。

完成後は、実機でアプリの動作確認を行う

「アプリのプログラミングが完成した!」との連絡が開発者からきたら、公開前に自分の実機(スマートフォンやタブレット)でアプリの動作確認を行うことが可能です。

パートナー開発者の方にお願いして自分のデバイスの識別子コードを設定してもらえばアプリがインストールできるので、致命的なバグがないか、自分のイメージしていたものであるかなどをチェックします。

自分のアプリが自分のスマートフォン上に初めて表示されたは、ちょっとした感動ものです! さあ、いよいよアプリ公開まであともう少しです!!

6. デベロッパー登録、そしてアプリの公開申請

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Andoroidアプリは簡単!iOSアプリは、少し面倒くさい!

アプリの動作チェック、修正依頼等の開発者とのやりとりを経てアプリが完成したら、最後にすることは「デベロッパー登録」と「アプリ公開申請」です。

iPhone、iPadアプリならiOS Developer Program(iOSデベロッパープログラム)への開発者登録(現在、年間参加費8400円で毎年更新が必要)を行います。

AndoroidアプリならGoogle Play Developer Console(グーグルプレイデベロッパーコンソール)への開発者登録(初回のみ25ドル。更新不要)が必要です。

Androidoアプリの場合は、開発者登録、アプリ公開申請ともに簡単なので、下記のリンクも参考にgoogle先生に聞きながら進めていけば問題はないはずですが、iOSアプリはちょっと大変です。

iOSアプリ公開申請のウラ技はこれ!

iOSアプリの場合は開発者登録後のアプリの公開申請がなかなか難しいので「Google大先生に聞いてもよく分からない!」という方は、下記の手順をパートナー開発者に相談してみて下さい。

パートナーアプリ開発者がアカウントを持っている場合、とりあえずアカウントを間借りさせてもらい、パートナー開発者の名義でアプリをリリースします(パートナー開発者がiOSデベロッパープログラムのアカウントを持ってない場合は、新規に開発者登録してもらいアカウントを間借りする)。

その後、iOSアプリをアカウント間で譲渡できる「Transfer App」機能を使って自分の開発者アカウントへiOSアプリを移動するという方法です。

【参考リンク iOS編】

日本のApple StoreでiOS Developer Programを購入しActivateするまでの全スクリーンショット

http://mushikago.com/i/?p=917

よく分かる!iOS アプリのリリース手順のまとめ

http://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/ios-app-how-to-release/

iPhoneアプリを譲渡できる Transfer App をやってみた。

http://tonosamart.com/blog/iphone-transfer-app/

 

【参考リンク Android編】

Google playデベロッパーアカウントの取得方法

http://app-pro.net/step3_ama.html

Google playアプリケーションへのアップロード・公開方法

http://app-pro.net/step3_up.html

7. ついに感動のアプリ公開へ!

Rocket launch

アプリの公開前に審査がある

Androidの場合、公開申請したら審査は無いに等しいので、遅くとも3日以内にはグーグルプレイ上に公開され、ダウンロードが出来る状態になるはずです。

iOSアプリの場合は、公開申請をしたあとユーザーのメリットとなるアプリかどうかという観点からAppleの審査を通過しなければなりません。

恐怖の「リジェクト」を乗り越えて…

残念ながら「リジェクト(公開拒否)」されてしまった場合は、何がダメだったかAppleがメールで教えてくれるので、修正したり機能を付加したりして再度公開申請をすることとなります。

…といっても、必要以上に恐れる必要はありません。一定の基準さえクリアしていれば、通常は申請から1~2週間後に「公開されましたよ!」という旨の英文メールがAppleから届くので、審査通過の連絡を首を長くして待つことにしましょう。

審査を無事に通れば、晴れてAppStoreへ自分のアプリが公開され、世界中の誰もが自分のアプリをダウンロードできるようになるのです!

【参考リンク】

iOS(iPhone)アプリ 審査のリジェクト事例まとめ

http://appmarketinglabo.net/iosapp-reject-case/

8. リリース後、アプリ宣伝活動を行おう!

Advertising word in tag cloud

アプリが見事にリリースされたら、アプリの宣伝活動を行いましょう。アプリの宣伝活動は、基本的に以下の3つに集約されます。

  • 影響力のあるアプリレビューサイトへのレビュー依頼。
  • Twitter、FacebookなどSNSでの告知、拡散。
  • アプリの使い方動画をYouTubeなど動画サイトへの投稿。

アプリはすでに数多く公開されており、何もしなければせっかく作ったアプリも多くの人の目に留まることなく埋もれていってしまう可能性があります。

したがって、レビュー依頼などの宣伝活動をしっかり行って、多くの人の目に留まる可能性を高めましょう。

レビュー依頼が採用されるとこんな感じ(AppBankiPhone女史AppLibrary)にレビュー記事を掲載してもらえます。

その後ユーザーがダウンロードしてくれるか否かはアイコンとアプリの出来次第です。iOSアプリの場合、ランキング推移を一目で表示してくれるAppGraphyという便利なサイトもありますので、自分のアプリのランキングをチェックしてみましょう。

アプリの収益化を狙おう!

アプリがヒットして数多くの人にダウンロードしてもらえれば、広告付き無料アプリや有料アプリの場合、本業とは別の新たな収入源となってくれるはずです。

といっても、そういう私はアプリを十分に収入源化できてるかというと必ずしもそうではありません。しかし、アプリの企画次第で一攫千金も夢ではないアプリ企画・リリースは「男のロマン」なのです。

【参考リンク(アプリレビューサイト)】

Appbank

http://www.appbank.net

iPhonePLUS(自ら投稿が可能)

http://iphone.ascii.jp

まとめ

一部ではアプリ市場はすでに飽和したレッドオーシャンとも言われていますが、スマホ市場はまだまだこれからさらに拡大していくということも事実です。

大きな収益を得られるに超したことはありませんが、それを度外視してもWebサイトに続く個人が出来る新たな自己表現の手段として、スマートフォンアプリには大きな可能性があると思います。

さあ、みなさん、是非アプリ作りに挑戦してみてください!

この記事を書いた人

きっくん
昔で言う豊後国(現在の大分県大分市)に生まれ育ち、当初は禅宗に帰依していましたが、後に正式にキリシタンとなり「ドン・フランシスコ」という洗礼名を持つのは、歴史オタクの僕ではなく、戦国大名の大友宗麟です。コンサルティング会社に勤務しながらアプリ開発もしています。

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  • 出版社技術評論社