これからの時代を生き抜くための、資産運用に関する基礎知識6選「株式」「FX」「投資信託」など


これからの時代を生き抜くための、資産運用に関する基礎知識6選「株式」「FX」「投資信託」など

こんにちは、LIGブログ編集部です。

突然ですが皆さんは、将来のために貯蓄などをされていますか。お金さえあれば万事解決というものではありませんが、自身の老後、あるいは家族のことなどを考えれば、早い段階から資産運用などの対策はしておきたいところですよね。

とはいえ、資産運用といっても何をすればいいかわからない、何だか大きく損をしそうで怖い、という人も大勢いらっしゃるでしょう。そこで今回は、社会人なら最低限知っておきたい資産運用の種類や特徴について紹介していきたいと思います。

何かと先行きが不安なこれからの時代に、自身の大切な資産をしっかり管理し、運用していくための第一歩として、特に基本的な知識となる6つの項目について確認してみましょう。

セカンドライフに向けての計画を立てる際などに参考になれば幸いです。それでは、いってみましょう。

※資産運用は、当然ながら必ずお金が儲かるというものではなく、元本割れなどのリスクも伴います。以下、この運用方法を推奨するという主旨の内容ではなく、あくまでも種類や特徴についての紹介をしていく記事となります。あらかじめご了承ください。

 

▼目次

  1. 銀行預金について
  2. 株式について
  3. 国債について
  4. 投資信託について
  5. FXについて
  6. 商品先物取引について

1. 銀行預金について

銀行に預金をしておくと、元本(元金)に対して金利(利子・利息)がつきます。つまり銀行預金とは、預けておくだけでお金が増えるという最も簡単な資産運用方法の1つです。

さらに、たとえ預金している銀行が破綻したとても、預金保険制度という公的制度により1,000万円までの元本とその利息は保護されます。つまり、1,000万円までであれば、銀行預金はリスクの無い金融商品ということになるのです。

ただし、リスクが低く安全な分、他の資産運用と比べて期待できる利益は基本的に低いものとなります。

ちなみに日本銀行が制定した政策金利は年0.1%で、これは1年間銀行に100万円を預けていた場合、利子が1,000円発生するという計算になります。
(預金年0.5%〜1.0%などの高金利な定額預金もありますが、「組合員限定」「○○の地域に住む方」などのような条件付きのものが多いです。)

外貨預金について

銀行の金利は各国で異なります。たとえばブラジルでは、ブラジル中央銀行が制定した政策金利は現在のところ年11%となっています。

「それなら多くの資産をブラジルの銀行に預けよう」と思う方もいるかもしれませんが、それを実際にやろうとした場合、以下の3つの問題が伴います。
外貨預金も資産運用方法の選択肢の1つですので、自身の資産状況や下記事項などを踏まえながらご検討ください。

両替手数料

ブラジルの銀行にお金を預けるには、日本円をブラジルレアルに両替する必要があります。しかし、日本国内で両替する場合はそれなりに手数料が掛かってしまいます。

現地で両替をすればある程度は安くなりますが、そのための旅費などが必要になってしまいますし、レアルを円に両替する際にも同様の手数料が掛かってしまいます。

為替レートの変動

為替レートは短期間で大きく変動することがあります。長期間預金していればレアル自体は増えますが、日本円への換金時に円高が進んでいれば、結局元本を割ってしまうこともあります。(もちろん円安が進み、得をする場合もあります。)

なお外貨預金で資産運用する場合は、リスクヘッジとして複数の国に預金しておくのが一般的です。

スプレッド

円貨から外貨(日本円から外国通貨)の交換レートと、外貨から円貨の交換レートは同一ではありません。この差額をスプレッドといいます。ある程度大きな額で取引をする場合は、このスプレッドによる損幅も大きくなってしまいます。

2. 株式について

株式とは、株式会社における社員権のことです。会社は事業に必要な資金を調達するために出資者(株主)を募り、事業で得た利益の一部を出資比率に応じ、配当という形で株主に分配します。

出資したことで得た株式は(株券を発行する会社においては)有価証券である「株券」として表章されます。

株式投資による資産運用で代表的なものは以下の2つになります。

インカムゲイン

出資した会社が事業で利益を得た場合、出資比率に応じて株主に配当金が支払われます。金額や回数は会社によって異なります。(もちろん事業の不調の場合、配当は見送られる場合もあります。)

あわせて、株主優待としてさまざまな権利や特典が発生する場合もあります。

これらの“株式を所有していることで得られる利益”がインカムゲインです。

キャピタルゲイン

インカムゲインが株式の所有による利益なら、株式の売買取引によって得られる利益を「キャピタルゲイン」といいます。購入時より高い金額で株を売却して利益を得るのが一番わかりやすい方法です。

他にもさまざまな方法がありますが、当然リスクも伴います。その代表的な例の1つが「信用取引」です。

信用取引について

自身の資金や株式などを担保に、証券会社からお金を借りる形で投資する方法です。

一種の借金であり、原則として6ヶ月以内に清算(売った分の株を買い戻す)の義務があり、返済期限の無い信用取引の場合であっても、毎日金利が発生します。また、追い証(おいしょう)といって、追加で保証金が必要になる場合もあります。

3. 国債について

国債とは、国庫債券の略称で、国が発行している債券です。国が投資家からお金を募る(借金をする)という構図になります。

日本の場合は日本国政府が有価証券として国債(つまりは「国の借金証書」)を発行し、それを証券会社、銀行、保険会社が買い取ります。それらの会社を通じて一般の人でも国債を買うことができます。

資産運用としての日本国債

国債にはさまざまな種類があり、利子所得などで利益をあげられる場合があります。ただし金利は低く、満期5年の固定利率で0.5%ほどです。

  • 固定利付国債:半年に1回、決まった利率の利子が支払われる。満期は3年と5年がある。
  • 変動利府国債:半年に1回、変動する利率の利子が支払われる。満期は10年。
  • 割引国債:最初に額面を下回る価格で発行され、利子の支払いは行われない代わりに満期になると額面通りに支払われる。2002年を最後に、現在は発行していない。

満期がくる前に全額でも一部でも中途換金をすることが可能ですが、その際に直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685を中途換金調整額として差し引かれることになり、その場合は元本割れをすることもあります。

日本国債について

大きな利益が期待できるわけではありませんが、満期がくれば日本が財政破綻していない限りは、元本(投資したお金)が戻ってきます。取引会社が潰れたとしても、債券自体は保証されます。(取引会社によってはキャッシュバックなどのお得な特典もあります。)

外国債券について

もちろん海外の各国でも国債は発行されていて、外債と呼ばれています。「発行者」「発行場所」「通貨」のいずれかが外国のものである場合の債券は外債となります。取引方法によって全く性質が異なるので、以下に紹介したいと思います。

  • 円貨建て外債

払込み、利払い、償還(元本の払い戻し)が円貨でおこなわれる外債です。為替の影響を受けません。

  • 外貨建て外債

払込み、利払い、償還が外貨でおこなわれる外債です。為替の影響を大きく受けます。

  • 二重通貨建て外債

円貨建てと外貨建ての2つの特徴をもち、払い込みを円でおこなう外債です。利払いを円貨、償還を外貨で受け取る「デュアル債」、利払いを外貨、償還を円貨で受け取る「リバースデュアル債」などがあり、為替の影響を受ける部分を選択することができます。

資産運用としての外債

日本国債に比べると、外債の方が損益の幅が大きくなる傾向にあります。
ただし、外貨建ての場合は当然ながら為替相場の影響を大きく受けるため、前述の外貨預金の例で説明したようなメリットとリスクがあります。

また、国によっては経済破綻を起こすリスクも高くなり、債務不履行となる場合もあるので注意が必要です。

4. 投資信託について

投資信託とは、投資家(一般人含む)から集めたお金を1つにまとめ、それを資金として専門家が株式や債券や不動産などに投資をする金融商品のことです。
運用する期間を定め、満期を迎えると信託財産を投資家の保有口数に応じて返還されるという形式が一般的です。

「一口あたり○円」という取引単位が決められており、これを投資信託の基準価額といいます。

投資家が投資信託を購入・換金する際は、この基準価額での取引が主となり、投資家に帰属する額を「純資産総額」といいます。この純資産総額を投資信託の総口数で割った値が一口あたりの価額、すなわち「基準価額」となります。

投資信託の決算

投資信託では年に4回〜12回の「決算」があります。(回数は商品によって異なります。)
決算では、その時点での資産・負債を計算して財産内容や財務状況を明らかにし、投資家に報告書を送ります。

投資信託での利益には「分配金」と、投資信託商品を解約、あるいは満期を迎えたときに一口あたりの基準価額が購入した時よりも上回っていた場合の「値上がり益」などがあります。

投資信託の運用スタイル

運用スタイルについては以下の2種類が一般的です。

アクティブファンド

基準価額が、日経平均などの指数を上回る運用成果を出そうとする運用のやりかたです。値上がりが見込める銘柄に積極的に選別投資することで、高いリターンを目指します。

ファンドマネージャー(専門家)による運用・管理がおこなわれるため、信託報酬(管理手数料)が高くなります。

インデックスファンド

基準価額を指数と連動させ、平均値と同程度になるように調整しながら投資する銘柄を構成するやりかたです。基準価額の値動きがしづらく、比較的安定した資産運用が続けられます。

コンピューターによる自動管理が一般的で、運用・管理にあまりコストが掛からず信託報酬が安くなります。

5. FXについて

FXとは「Foreign Exchange」の略です。正式には「外国為替証拠金取引」といい、「外為(がいため)」の略称でも呼ばれています。
ドルやユーロなどの外国通貨(為替)を交換・売買し、その差益を目的とした金融商品となります。利益は以下のような方法などによって生じます。

  • 為替差益

為替レートの差額が利益となります。

例)「1ドル=100円」のとき、100万円を1万ドルに変える取引をした場合、

・円安で「1ドル=110円」になったら、手持ちの1万ドルは110万円になります。つまり10万円の利益が生まれます。

・円高で「1ドル=90円」になったら、手持ちの1万ドルは90万円にしかならず、10万円の損失が生じます。

  • スワップポイント

異なる通貨間の取引をする際に、やりとりする国の間に生じた金利差から得られる利益のことです。低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うと、その金利の差額を受け取ることができます。

レバレッジ

取引会社に自分のお金を証拠金として預け入れることで、証拠金の数倍~数百倍の金額で取引できるようになることを「レバレッジ」といいます。
レバレッジの最大倍率は取引先の証券会社によっても異なりますが、現在は個人では25倍、法人なら400倍まで掛けることができます。

たとえば為替相場が1ドル100円の時に1万ドルを購入しようとした場合、100万円の資産が必要となります。しかし、FXのレバレッジを最大限に利用すると4万円の証拠金さえあれば100万円分の取引が可能となります。(株式や商品先物取引でも、レバレッジを使うことができます。)

ロスカット

最初に預けてあるお金以上の損失が出そうになると、「マージンコール」という「含み損が証拠金を上回るときのお知らせ」がきます。このお知らせを受けた場合、新しく追加証拠金を入れて取引を続けるか、損切り(損を承知で取引を確定させること)するかを選択できます。

レバレッジが高ければ高いほど、証拠金の額が少なければ少ないほど、マージンコールがくるタイミングが早くなります。

また、「マージンコールに気がつかない」などで放置してしまった場合でも、“強制ロスカット”で自動的に決済をしてくれます。

しかし、稀なケースではありますが、証券会社のシステム障害でロスカットが発動しない場合や、レートが急激に暴落しすぎてロスカットが追いつかない場合など、証拠金以上の損失が出ることがあります。
そういう場合には証拠金の不足分を入金する必要があり、大幅な損失が生じる可能性もあります。

6. 商品先物取引について

商品先物取引とは、金・銀・パラジウムといった貴金属や、ガソリン・灯油・ゴムなどの石油製品、大豆・とうもろこし・コーヒー豆などの穀類、そして鉄鋼や鉄スクラップなどまで、将来的に価値が変動する物(標準指標となる特定銘柄)を定められた期日に、定められた価格で、定められた量を取引する契約のことです。

例)
ガソリンが現時点で1リットル150円で取引されていたとします。
半年後のガソリンの価格を予想し、

  • 150円よりも高くなると思ったら「半年後にガソリンを1リットル150円(現時点の価格)で10リットル分買います」という契約を結びます。
  • 150円よりも安くなると思ったら「半年後に、ガソリンを1リットル150円(現時点の価格)の価格で10リットル分売ります」という契約を結びます。

半年後にガソリンが1リットル170円になった場合、

  • 高くなると予想していれば、170円の価値があるガソリンを150円で10リットル分買うことができるので、実質200円の利益がでます。
  • 安くなると予想していれば、170円の価値があるガソリンを150円で10リットル分売らないといけませんので、実質200円の損益がでます。

期日(清算日)までに契約した銘柄に対して反対売買をおこない、買値より値上がりしている場合は差額を受け取り、値下がりしている場合は差額を支払うことで決済される差金決済が主流となっています。実物取引をすることはあまりありません。

まとめると、先物取引とは「あらかじめ決められた期日(精算日)に、特定の商品(原資産)を定められた数量、定められた価格で、“売る”または“買う”ことを約束する取引」ということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

資産運用を実際にする場合、覚えなければいけないことは他にもたくさんあります。特に、商品リスクなどを十分に理解しないまま、信用取引などでハイリターンを狙ってしまうと大幅な損益が発生してしまう場合もあります。

今回の記事では、資産運用をおこなうための具体的な手順ではなく、社会人として知っておきたい基本的な知識や方法について紹介をさせていただきました。
これらをきっかけに、自身の将来計画や状況にあわせた資産運用をいろいろ勉強しながらご検討いただければと思います。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

この記事を書いた人

LIGブログ編集部
LIGブログ編集部です。噛み合ないコミュニケーションを曖昧な笑顔でごまかしつつ、平日は毎日ニュース/Web制作/ビジネス/生活などのお役立ち記事を配信しています。