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ビジネスの勉強会を主催するときに参加者を盛り上げるテクニック5つ

ビジネスの勉強会を主催するときに参加者を盛り上げるテクニック5つ

こんにちは。ライターのあだちです。皆様は勉強会に参加されたことがあるでしょうか?社内、社外と様々な勉強会がありますが、誰でも1回くらいは経験があるのではないかと思います。

ご多分に漏れず、私も社内外の様々な勉強会に参加したり、開催したりしました。しかし、そのクオリティは「これは良かった」と思うものから「時間の無駄だった」と感じるものまで様々です。

一体この違いはどこにあるのだろう?といつも疑問でした。そこで今回は、経験から考えた「勉強会の参加者を満足させるために必要なこと」を自分なりにまとめてご紹介したいと思います。

1. 勉強会の目的を「スキルアップ」にしない

まず大事な確認事項は勉強会の目的です。私が社内研修の講師をしていた頃に痛感したのは「スキルアップ」を目的にすると失敗するということです。

考えてみれば当たり前なのですが、スキルアップには時間がかかります。スキルは語学と同じです。例えば「英語の勉強会」を1回やったから英語が喋れるようになる、とは考えにくいでしょう。スキルアップには反復練習が必要であり、実際に使ってみないと「血となり肉となる」ことはありません。

したがって、勉強会の目的を「スキルアップ」とすると、回数を増やしたり、宿題をたくさん出したりといった具合にどうしても会が重くなります。忙しい中でこれをやりきれる人はそうはいないでしょう。

「結局自分でやるかどうか」になってしまうので、勉強会で無くともよいのです。勉強会の目的はスキルアップにしないようにしましょう。

2. すぐに応用可能な目的を設定する

では、勉強会の目的はどこに設定すればいいのでしょう。私が掲げていた目標は次の2つです。

  • 刺激をもらってモチベーションを高める
  • すぐに役に立つ情報を共有する。

これは、最新の技術に関する知識や、著名人の知見などで知的好奇心を満たすということです。あるいは、「インスタントに役立つ知識」もテーマとして優れていたと感じます。「効率のよい勉強方法を知る」「トラブルの対処事例を知る」「成功事例を知る」などはすぐに応用可能なため、参加者の満足度が高まります。

勉強会への批判として、「知識を得ただけで、実行しないから意味が無い」という方がいらっしゃいます。それにも一理あるのですが、私は「知る」ということはそれだけで楽しく、参加者のモチベーションの向上につながるので、お金には代えられない価値があると思います。

3. 参加者は「有志」がベター

上の目的を設定するなら、勉強会への参加は強制しないほうが良いと思います。会社で参加を強制するとそれだけでモチベーションが下がりますので、目的に適いません。

最初は何の勉強会でも「有志」は少ないものです。まずは「参加したい」という人でとりあえずやってしまいましょう。本当に面白いものなら、長く続けることができます。

また、企業内で開催する場合、「公認」でやることは避けていました。公認になるとどうしても「評価に響くのでは」「残業代はつくのか」「業務時間中にやっていいのか」など、様々な解決しづらい問題が出てきます。

「有志が勝手にやっている」程度が、企業内ではちょうどいいように思います。

4. 参加者のレベルはできるだけ揃える

「スキルの高い人が低い人に教える」という目的でない限り、参加者のスキルはレベルを合わせておいたほうが良かったです。特にディスカッションなどがあると、スキルの低い人が圧倒的に浮いてしまう、という事態が発生しかねません。

ただし、一般的なディスカッションの人数である4~5名の内、1名程度ならスキルの低い人がいても問題はありません。むしろ、「皆でその人に教える」という雰囲気ができると、教える人にとっても勉強になることが多いです。

ですから、「スキル低い人は参加者全体の20%程度」を目安とするのが良かったように思います。

5. 「追体験」か「ものづくり」の場を用意する

参加者にとって有用だった、と言われるケースが多いのは以下の2つの進め方をした時でした。

  • 追体験をする
  • ものづくりをする

前者のケースの進め方は、「体験」を使った勉強会です。いわゆる「ケーススタディ」と呼ばれるものです。あるプロジェクトを事例に取り、様々なポイントで「さて、私は次に何をすべきだったでしょう」あるいは、「何をしたでしょう」という形式で進めます。

これはクイズにもなるので、大変盛り上がります。実際のプロジェクトや仕事を時系列に追うことは記憶にも定着しやすく、オススメです。

後者のケースの進め方はグループ単位に課題を与えて、時間内にアウトプットを作成してもらうやり方です。何らかのツールを作成してもらったり、企画書を出したり、あるいはマニュアルを作ったりすることも盛り上がります。

もちろん最後は発表してもらいますが、業務にとって有用な知識を共有することもできますので、こちらも時間対効果が高い勉強会です。

まとめ

いかがでしょうか。もちろんこれ以外にも勉強会のやり方は無数にありますが、比較的効果が高いと思われるポイントをまとめました。ご活用いただければ嬉しいです。

この記事を書いた人

あだちゆうや
あだちゆうや 外部ライター 東京
あだちゆうやと申します。コンサルティング会社のDeloitteで12年間、仕事をさせていただきましたが、「人材育成」というテーマの仕事を全力でやりたいと思い、退職して個人向けに学習塾、法人向けに採用・人事コンサルティングを行う会社をつくりました。
IT、学習、教育、マネジメントについてブログを書いています http://blog.tinect.jp