成長する組織に訪れる「変化」を認知して、ベンチャーを楽しむ


成長する組織に訪れる「変化」を認知して、ベンチャーを楽しむ

皆さんこんにちは、マネージャーそめひこです。気付けばマネージャーになって2年が過ぎました。

マネージャーになった当初、とある企業の創業期から上場後までを体験している方とお話をさせていただいたことがあり、その方の言葉が今でもとても印象に残っています。

「30名くらいのときが、一番自分は楽しかった。企業が成長することを内側で体験できたのは、とても良い経験だった」

LIGも2年前から比べるとメンバーの人数が2倍以上になりましたし、新しい取り組みも増えています。人数や事業の規模が変われば、必然的に変わること、変わらないことが出てきます。
その中で、良い意味でも悪い意味でも変化をいかに楽しむのかというところが、ベンチャーならではの醍醐味だと感じることが多くなりました。

拡大、縮小によって企業は変化していく

僕はLIGが30名だった頃にジョインしたので、そのときとの比較対象にしかならないのですが、2年の時を経て2倍以上の70名となり、会社の中で変わったなと思うところがたくさんあります。

人が増えることで変わること

例えば2人で飲むのと10人で飲むのとでは、スケジュールを合わせるための工数も違ってきます。10人になるのであれば、少し形式ばって「◯◯会」みたいな名称がつくこともあります。また、好きな食べ物・嫌いな食べ物を考慮すると、飲み会を開くだけでも結構大変になります。
それと同じように、打合せも、全社集会も、面談も、人数が増えればちょっとしたことでも気軽さがなくなっていき、管理コストが増え、少しずつ形式ばったものに変わっていきます

成長することでできること

逆に成長することで、できることの幅も広がっていき、2年前にはできなかったことも今ではできるようになってきたりします。例えば当時はメディアサイトを制作することはできても、コンテンツを運用することはできませんでした。それが今では、制作から運用までできるようになっています。

本当に一例ですが、企業が拡大するとさまざまな変化が起こりますし、変化が必要になってきます。その変化は、企業全体はもちろんのこと、チーム内にも言えることです。

5人のチームが15人のチームになったときの違い

約2年前にマネージャーに就任したとき、任された部署はLIGブログを中心としたメディア運用・広告運用チームでした。

就任時のチームメンバーの人数は5名で、そこから収益目標に応じて部署を拡大させるために、自社メディアを立上げ、他社さまのメディアを運用するチームを作り、コンサルティング、メディアの売却、広告メニューの増加など、各メンバーがさまざまなことを展開していきました。

気付けば2年でメンバーの人数が3倍強になりました。

Web編集・広告運用をしたことのない5人でLIGブログを運用していたときは、5人の役割が重なっていることもありました。今でこそ編集部、PRチーム、広告運用チーム、外部メディア運用チームと分かれていますが、当時は全員編集者、全員ディレクター、全員広告運用者みたいな状況だったと思います。

5人のチームが15人のチームへと変わり、その中でさまざまなことが変わったのですが、大きく変わったと思ったのが、下記2つになります。

1. 意識と機能のシフトチェンジが起こった

収益化を始めた当時は規模も小さく何も決まっていなかったので、「わからないけどとりあえず全部やるしかない」というのが自然でした。それが、人数が増え、役割に応じてチームの動きが明確化されていくと、「これはあの人、あのチーム」と区別ができ始め、クオリティが上がり、各チームの伸びがよくなりました。

「全部やらないとこの部署潰れる」という危機感から、「それぞれの事業範囲でプロフェッショナルを目指す」という意識と機能のシフトチェンジが起こっていきました。

2. メンバー個々人との繋がりの強弱が生まれた

5人だったときは各人の役割が重なることが多かったのですが、15人になると役割が区別されていき、それに応じてチームを編成していくことが必要となりました。
チームが分かれていくことで効率と事業の伸びは良くなりましたが、部署内のコミュニケーションは減っていきました。

5人の会社ならプライベートまで理解できても、100名の会社だと名前すらわからなくなってきてしまいます。それと同じように、人数の拡大は全体的なコミュニケーションラインの本数と量を減らす形となりました。

企業とチーム、メンバーはそれぞれ違うフェーズを歩む

また企業全体と、単一チームと、メンバー個々人ではそれぞれ変化のフェーズが違います。

2年前は制作事業部とメディア事業部の2つがありました。
制作事業部は25名で事業がある程度確立していたのに対し、メディア事業部はこれからマネタイズを開始するという、今後の拡大を期待して投資していた部署でした。
制作事業部はいかにクオリティを高めていくのかというところにコミットしていましたが、メディア事業部はとにかく収益を安定させてるのに必死で、てっぺんを超えて働くのが当たり前になっていたときがありました。

同じLIGでも、大人と赤ちゃんみたいな状態でしたので、働き方もそれぞれ違っていました。統一されたルールはあれど、同じ会社でもフェーズと課題が違うというのは当たり前です。

会社全体ではこの2年で30名から70名になり、さまざまな変化が生まれましたが、もう少しミクロな視点で見るとチームでも歩み方も違ったり、また当たり前ですが個々人でもそれぞれフェーズがあったりします。

会社として次のステージに、チームとして次のステージに、個々人として次のステージに進むということは、そのフェーズに応じて成長と変化を経ることです。

成長させ続けるために動くこと

ベンチャー企業は事業内容はもちろん、事業規模についても成長していかなければなりません。「変わるならこのままでいいんじゃないの?」と思うこともあれど、成長しなければならない理由は、明確にあります。

それは、最近になってようやく肌で感じられるようになったことなのですが、「事業が安定しているときは衰退の道に進んでいる」ということです。

競合他社などは常に成長し、どんどん新しいモノが生まれ続けています。
ということは、自社だけを見れば安定していても、業界レベルで比べれば衰退していることになります。また、自社としては成長していても、競合と比べれば衰退しているという現象も考えられますし、体力のないベンチャーなら少しの衰退で潰れることもあります。

そういう意味もあって、LIGが成長し続けるために、事業責任者やチームリーダーにとって、組織や事業の健全な成長を考えることは、大切な仕事の1つだと思います。しっかりとストレッチして、前に進んでいかなければいけません。

変わること、変えることを知ってどうするか

ここまでで、変化するということを強調してきたのは、「成長すると、人もチームも企業も、変化していくものである」ということを知るか知らないかで、ベンチャーに所属する楽しみ方が変わってくるなーと最近思ったからです。

前述した通り、ベンチャー企業にとって成長することはひとつのミッションです。
成長すれば、変わることがたくさん出てきます。変わったなと思ったら、自分が乗っかっている船が前に進んだということと同じ。
そう思えば、変化を社内から体感できているということはいい機会ですし、ベンチャーという規模感だからこそ自分が変化させている一員であることを強く感じられるはずです。

最近「どんどん昔から離れていく気がします。今のままでいいのに、どうして拡大しようとするのですか」と聞かれたことがありました。確かに、それも一理あると思います。

ただ今この瞬間の状態が、良い意味でも悪い意味でも、永遠に続くことはないです。それを踏まえた上で、変わることを肌で感じ続けるのも良し、ベンチャーなのだから自ら変えていく側に進んでいくのも良しです。

2年経って、ようやく変化を認知することの楽しみに気付き始めました。これからもっと、ベンチャー企業で働くことを楽しめそうです。

深夜2:00からのメッセージは以上です。

 

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この記事を書いた人

そめひこ
そめひこ 執行役員・人事部長 2013年入社
執行役員・人事部長のそめひこと申します。京都で生まれ、京都で育ちました。母の名は直子、父の名前は明でございます。LIGに来る前は藍染師として生きていました。京都の四富会館二階にあるBAR「アイエン」が大好きです。