業務時間中の飲酒やゲーム、こんなのアリ? ニュージーランドで自由すぎる働き方ができる理由

業務時間中の飲酒やゲーム、こんなのアリ? ニュージーランドで自由すぎる働き方ができる理由

はっしー

はっしー

こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしーです。

前々回の記事で、はニュージーランド(以下、NZ)式の集中して働く方法を紹介しましたが、かといってNZの職場が常にピリピリした雰囲気なのかといえば、そうでもありません。

日本の価値観では思わず「えっ、それいいの!?」と驚いてしまうような自由すぎる働き方が実践されているのです。今回は、NZではいったいどんな働き方ができるのか、そしてなぜそれが許されるのかについて書いていきます!

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自由すぎる! NZのフリーダムな働き方

1. 勤務時間中からお酒を飲みはじめる

ちょっと前になりますが、「職場でノンアルコールビールを飲むのはアリかナシか?」という論争が、日本のインターネットで巻き起こりました。

これ、NZの価値観からするとまったくナンセンス。この国では仕事中にお酒を飲むなんて当たり前です。なにせ、会社の冷蔵庫にビールやワインが常に用意されていますから。さすがにいつでも飲んでいいわけじゃないですが、金曜日の午後はお酒が解禁されるので、16時くらいから飲みはじめる人が多いです。

たまに部署のメンバーと外にランチに行くときは、軽くビールを一杯飲んでから帰ってくる人も珍しくありません。業務時間中にお酒、全然大丈夫です。

2. 職場に子供を連れてきても問題なし

今の会社では、職場で社員の子供たちをよく見かけます。別に託児所があるわけじゃないですよ。学校が早く終わった場合など、仕事を抜けて子供を迎えに行って、そのまま職場まで連れてきてるんです。

赤ちゃんのいる人は、奥さんも子供も会社に呼んで、チームメンバー全員で子供をあやしてるなんてときもありますね。職場で赤ちゃんの笑い声が聞こえるってのはなかなかいいもんですよ!

NZでは、14歳以下の子供を、保護者無しで家に置いておくと違法となり、罰金刑の対象になるという事情があるので、会社に子供を連れてくるのも仕方ないのかもしれませんが、それにしても日本ではなかなかありえない光景だと思います。

3. 勤務中にYouTubeも見れるし、スマホのゲームもできる

仕事中、ふと周りを見渡すと、YouTube で音楽を聞いたり Facebook の投稿をチェックしたりする社員がたくさん見つかります。そんなに堂々と見てたら上司に丸見えだろ! とはらはらしますが、特に何も言われている気配はありません。

また、スマホでゲームしてる人もちらほらいますね。ある同僚は、仕事中にずいぶんスマホの通知がなってるなーと思ったら、ポケモンGOで必死にポケモン捕まえてたなんてことがありました。

笑顔で「はっしー、ポッポがいたよ!」とか言ってくるんですよ。こればっかりは内心「いやいやいや、仕事しようぜ」と思いましたけどね。

成果が重視されるからこそ、自由な働き方ができる

ここまでの話を聞いて、いやいや遊びすぎだろ、NZの人たちはまともに仕事してないのか? と感じた人が多いかもしれません。

実際はまったく逆です。NZの職場では、仕事に対する成果が厳しく問われます。だからこそ、成果さえ出していれば働き方のスタイルには口出しされないんです。評価されるべきは成果であって、勤務態度ではないんです。

みなさんの職場では、必要以上に勤務態度を重視されてはいないでしょうか。長時間席を離れてはいけないとか、デスクでおやつを食べてはいけないとか言われてはいませんか? 毎日定時で帰る人より残業の多い人のほうが「よく働いてる」と評価されるなんてことはないですか?

成果こそがもっとも大事という視点に立てば、そのような見た目だけの評価に意味が無いことはすぐにわかります。

NZの一見いい加減に思える働き方の裏に隠れているのは、「仕事するからには成果をちゃんと出してね。そのかわりオフィスでは好きに過ごしていいよ!」という、会社からのメッセージなのです。

まとめ

「成果主義」というと、残業代が出ないとか、すぐクビになるんじゃないかとか、日本ではまだまだ悪いイメージが強いように感じます。しかし、見た目にとらわれず仕事の結果を評価すると決めてしまえば、従業員はより好きなように働くことができるんです。

今の職場に不自由さを感じている人は、外資系などの、より成果を重視した評価を行う会社に転職してみるのもよいと思いますよ。

次回は、残業を減らすための「作業量見積もり」についてお伝えする予定です。それではまた!

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