ベンチャー企業と大企業が語る!起業するためのチャンスをつかむ方法


ベンチャー企業と大企業が語る!起業するためのチャンスをつかむ方法

こんにちは、エディターのケン(@KenTakahashit)です。今回は、2015年12月17日に行われたサンカクxスペースマーケット共催のイベント「ベンチャーDive!」vol.2でのパネルディスカッションの模様をお伝えします。

もしあなたが起業やベンチャーにキャリアチェンジするなら、何からはじめますか?
資金、経験、失敗、アイデア……と、いろいろな疑問が浮かぶはず。渋谷TRUNK BY SHOTO GALLERYで行われた、ビジネスパーソンがより深くベンチャー企業を知るイベント「ベンチャーDive!」vol.2(サンカク×スペースマーケット共催)では、そんな疑問を解決するパネルディスカッションが行われました。

サンカクとは:リクルートキャリアが提供する会社を辞めずに成長企業の経営に参画できるサービス

同イベントのパネルディスカッションにて、株式会社スペースマーケット代表取締役CEOの重松大輔氏をモデレーターに、freee株式会社代表取締役の佐々木大輔氏、SONY株式会社ビジネスクリエーター室室長の下村秀樹氏、株式会社リクルートホールディングスMedia Technology Lab室長の麻生要一氏を迎え、起業やベンチャーにキャリアチェンジするための必要な要素について、ベンチャーと大企業の立場から語りました。

「会計ソフトって結構問題点多いけどイノベーションが起きていない」freee佐々木氏が起業したきっかけ

DSC_1400

重松 大輔(以下、重松):パネルディスカッションスタートということでしてね、ベンチャーの方に質問、今日この二人しかいないですけども、「なぜ大企業を飛び出してスタートアップしたのですか」というところを、まず佐々木さんから。

佐々木 大輔(以下、佐々木):僕は、Google時代の中小企業向けのマーケティングっていうのをやっていて。どういうことかっていうと、検索結果の横に広告が出せるんですけど、中小企業の方でも、誰でも自分で申し込んだら出せるんですね。ただ、皆さんそういうことを知らないので、マーケティングして認知を広めるということをやっていました。日本でやったらすごく成果がでたので、僕はアジアパシフィックの責任者にもなって、すごいこう、やっていて面白い仕事だなと思ったんですよね。

DSC_1423

小さいビジネスをやっているみなさんって、テクノロジーのこと全然知らなくて。実はいろんなものをかき集めれば、自分ではできないことがいっぱいできるんだけども、それが全然調べてないとか、それ面白いなぁと思っていたんです。

一方で歯がゆかったのが、オンライン広告って割と最後にくるものなんじゃないかと思っていて。そもそも日本のビジネスって、Webサイト持っていればいい、みんなFAXつかってコミュニケーションしているとか、こういうような状況なので、もっとビジネスのど真ん中をインターネット化する、こういったことに取り組めないかなと思ったんですね。

たまたま、僕はGoogleの前にスタートアップのCFOをやっていて、自分のチームで経理を見ていたこともあったので、会計ソフトって結構問題点多いんだよなということを、昔思ったことを思い出して、もう一度あの業界ってどうなったんだろうというのを検索してみると、何のイノベーションも起こってないと。こんな問題が明確にあるところにイノベーションが起こってないっていうことは問題だ、と思ってですね、どうしても解きたい問題みたいのが見つかってしまって、自分でプログラミング勉強して、コーディングはじめた。

そんなのが起業したきっかけですね。

「100個くらいビジネスアイデアを考えて」スペースマーケット重松氏が起業したキッカケ

重松:私はですね、まずNTT東日本という会社に入って、NTT東日本のいいところは安定しているところだし、悪いところもある意味安定しているところだと思っていまして。

当時の上司に言われたのが、「40歳になると君はなんとか支店の課長だよ」みたいな話をされてですね。それって先が見えるってスゲー怖いことだなって当時思って、実際に僕今40歳なんですけど、同期とか見ると、本当に今はどこかの支店の課長とかなんですよ。

DSC_1415

それで先の見える世界が嫌だったので、見えない世界に行こうと思って、でもいきなり自分で立ち上げるのも怖かったんで、一旦そのスタートアップっぽいとこ行こうと思って探していたら、たまたまフォトクリエイト、わたしのNTT東日本時代の同期だった創業者がいた会社にジョインをしてですね。

十数人くらいのところから、本当に無茶苦茶な会社だったんですけど、それがこうだんだん事業を大きくしていって、当然そのグローイングペイン、成長の痛みとかっていうのが必ずあって、組織も30人の壁とか50人の壁とか、100人の壁とかいろいろあって。

そういうのも全部体験して、結果的に2013年に上場して、ひとつの成功の形を見てですね。ある程度安定した会社になってそこでまた、安定というか、いい意味で先が見えてきたということもあって。

その瞬間にですね、やっぱりまた不安定なとこに戻りたいなと思ったんです。じゃあ次は自分でやろうと言うことで、2年半前くらいにいろいろこう考えて、100個くらいビジネスアイデアを考えて。

起業したい方は絶対やったほうがいいんですけれども、500 StartupsとかY Combinatorとかですね、アメリカのアクセラレーターがですね、出資してるリストみたいのがネットに落ちているんです。

あの人たちのトレンドが早いので、それをつぶさに見ていって、自分でできるのはないかなと思ったんですね。自分が今までやってきた経験が活きて、やっていて楽しくて、なんか面白いビジネスないかなと思ったところに、ひとつのキーワードでシェアリングエコノミーというのが2年半前あったんですね。

UberとかAirbnbがガンガン伸びていて、「これは日本にも絶対来るはずだ」と思っていろいろ考えていて。その当時結婚式場に式の写真をネットで販売するというビジネスを導入していて、結婚式場の平日に営業に行っていたんですよ。結婚式場の平日ってガラガラじゃないですか。土日祝日はフル稼働しているわけですね、この結婚式場が。

一方で普通のオフィス、スタートアップのオフィスとかって、土日も働いている会社もありますけど、とはいえ、土日はセミナールームとか会議室が無駄に空いていたりするんですね。これ絶対お金払っても借りたい人がいるはずだというのを、Airbnbとかの発想とガッチャンコになって。

「これは、やるしかないな」っていうので、スペースマーケットっていう会社をちょうど2年前ぐらい前につくったっていう感じです。

「やりたいと思ったことをやりたいと言った」大企業での起業のチャンス

重松:はい。じゃあ次は大企業の方に質問ということで、なぜ大企業の新規事業という道を選んだのか、というところですね、じゃあ麻生さんから。

麻生 要一(以下、麻生):いろんな人に言われるんですけど、なぜ選んだのかという質問はあんまり当てはまらなくてですね、僕の場合はやりたいと思ったことをやりたいと言ったら、やらしてもらえてしまったので、(組織から)出る必要がなかった……。

DSC_1449

重松:いい会社ですね。

麻生:いい会社なんですよ、本当に。今もですね、出たらって散々いろんな人から言われるんですけど、出る必要をあまり感じていなくて、およそやりたい、ほとんどの新規事業をいま出来ているんですね。なので、出る必要性がまったくないというか。ということなので、なぜというか、出る必要に迫られなかったからということです。

下村 秀樹(以下、下村):麻生さんと個人的な感覚で言えば僕も近くて、必要に迫られないんですよね。僕もう50歳ですけど、45ぐらいまで真面目に研究開発をしていて、本当に研究で飯食っていくとずっと思ってやっていてですね。それが突然、新規事業やれと言われて「ふーん」と思って、とりあえずやってみようかなと思ったら、2つぐらい結果がでてきて。

DSC_1436

自分自身のキャラも「自分で何かガリガリやる」っていうよりは、割とフォロワー的なマネジャーなんですよね。「君たち、やりたいのはなに? じゃあこうやったら、こう引っ張っていこうか、ここと話つけようか」みたいな感じなので、大企業で新規事業をこの立場でやるのにキャラはあっているという感じで、あんまり個人的にはないんですね、辞める理由が。

一方で、みなさんに参考になるのかなっていうのが、僕の周りで辞める若い人がいっぱいいるんですよ。例えばある筋電義手をやっている会社のCEOがいるんですけど、もともと僕のとこにいたんですね。1年くらい前か。彼が突然来て、辞めていったんですけど、彼をみていると、世の中に対してインパクトを与えたいという思いが潜在的にあるんですね。彼なんかはね、それをどうやっていいかわからないので、大企業でモノを作ったり、ロボット作ったりしていました。

やっていたんですけど、ある時やっぱり、きっかけが来るんですよ。それはダイソンアワードをもらったりとか、ベンチャーキャピタルから資金調達ができるタイミングとか。そのタイミングで何度も僕のとこに相談きたんですけど、僕も多分最後はね、背中をバーンと押しちゃったんですよね。

なるほどっていうので出るわけですよね。すごく強い思いがあって、そこにきっかけが重なったときが、やっぱり若い人が次のチャレンジするのかなと思って。

それは、僕はいいことだなと思うんですよ。彼がやりたいと思ったことをやれたのはすごくよかったなと思います。もうひとつね、外に出て彼を見ていて、すごい勢いで成長するんですね。

社内ってちょっと閉鎖的なところがあるので、彼なんかを見ていると、スタートアップとか自分の責任を持ってやるっていうのは、すごく重いことだし、だからこそ得られるものがある。大企業にいて僕らはもう少しそういう価値観を社内に持たないと危ないと思います。ちょっと蛇足ですけど。

やりたいときに、チャンスに巡り会えるかどうかで決まる

重松:ありがとうございます。ちょっとこの2社は特殊かもしれないですね。Googleとかもやっぱりね、全然違うけど、僕が最初入った会社はかなり固い会社だったので、新規事業なんか考えられないって感じですよね。

麻生やりたいと思ったときに、チャンスに巡り会うかどうかって、そうだなと思っていまして。僕なんかも、やりたいって言ったときにやらしてくれるチャンスをリクルートの中で与えてくれたから、大企業内でやっています。なので、そういうことだと思います。

下村:そうですよね。思いを持っていることがすごく大事で、そこにチャンスがくるかどうかで、そのチャンスを誰がくれるかっていう選び方じゃないかと思うんですよね、多くの場合は。

重松:うちの創業者もですね、CTOがメディアテクノロジーラボの出身で、いまいっぱいいますもんね、OBが経営者で。

麻生:そうですね。いいのか悪いのかあれですけど、いっぱい輩出させていただきました。

後半は、近日公開します!

この記事を書いた人

ケン
ケン エディター 2015年入社
メディア事業部エディターのケンです。
日本人とのハーフの日本人です。オカルトと柔術が好きです。
好きな食べ物は、チャーハンです。
目標は、フリーメイソンに認定されることです。