営業の枠から飛び出せ!
営業の枠から飛び出せ!
2015.12.25
LIG PR
#4
働き方インタビュー(エンジニア編)

「弁護士をもっと身近に」技術の側面から社会構造を解決する| 弁護士ドットコム

たか

こんにちは。社長の岩上です。

ぼく自身が弊社LIGを起業したので、起業後の未来や将来性に悩む経営者の話は何度も聞いたことがあります。

そのような中、「起業家が未来を描くことが難しくなったとき、共感できる誰かのビジョンに合流することも、キャリアの選択肢の一つ」と話すのは、弁護士ドットコム株式会社で執行役員兼CTOを務める市橋氏。

今回は自ら立ち上げたITベンチャー企業を離れ、日本最大級の法律相談ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム株式会社に転職する決め手となった、キャリアチェンジの考え方についてお聞きしました。

Poole:アイコン_弁護士ドットコム/市橋様 人物紹介:市橋 立氏
2005年東京大学大学院工学系研究科卒業。同年アクセンチュア株式会社入社、戦略グループ通信ハイテク事業本部コンサルタントとして新事業戦略・事業戦略・マーケティング戦略の立案および業務改革支援などに携わる。起業を経て、2014年1月に当社入社、2015年10月より執行役員に就任。

月間850万PV、有料会員数が6万人を突破した「弁護士ドットコム」とは

弁護士ドットコム_市橋様1

 
— 弁護士ドットコム株式会社は“専門家をもっと身近に”という理念を掲げていると思いますが、なぜ“弁護士”に注目して事業展開をしているのですか?

法律は人を助ける力になる、と考えているからです。日常生活においての弁護士との関わりって、想像しづらくないですか?

身近に起こりうる離婚や交通事故、ブラック企業の労働問題などで弁護士の力を借りることができるにもかかわらず、日本で法律的なトラブルを抱えている人のうち、実際には2割の人しか弁護士の力を借りていないんですよ。

 
— 残りの8割の人が心配ですね……。

残りの8割の人はトラブルに見舞われたときに泣き寝入りしたり、法律の知識を自分で勉強して解決しようとしている現状があります。

しかし自分でトラブルを抱え込んでしまうと、結果的にいい解決にはならないんです。だからぼくらは消費者と弁護士をつなげるプラットフォームをつくって、困っている人を助けたいと思っています。

 
— 現在運営しているサービスはどのような利用状況でしょうか。

国内初の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の運営を始めたのは2005年の8月ですね。それからは累計法律相談件数が40万件を突破した無料法律相談サービス「みんなの法律相談」をはじめ「弁護士ドットコムニュース」などのサービス・コンテンツを提供しています。

2015年には、弁護士ドットコムの月間サイト訪問者数は850万人を越え、有料会員数が6万人を突破しました。会員登録弁護士は9,000人まで増加し、順調に成長しています。

自ら創業した企業を離れ、弁護士ドットコム株式会社へ

弁護士ドットコム_市橋様2

 
— 弁護士ドットコムに参画する前は、起業して一人の経営者・エンジニアとして働いていたそうですね。同社にキャリアチェンジをした経緯をお聞きしたいです。

もともとは新卒でアクセンチュア株式会社に入社し、通信やハイテク業界向けのコンサルティング、新規事業の立ち上げを担当していて。仕事のやりがいはあったのですが、5年ほど経ったころ、マネージャー職へとキャリアアップしたことをきっかけにマネジメントや営業色が強くなってきたんです。

社会や組織をより良くするというコンサルティングの醍醐味である現場の仕事が少なくなる状況で、より現場に近い仕事を自ら組織をつくって実現したいという思いが抑えられず、30歳のときに当時の同僚を含め3名で会社を立ち上げました。

 
— 設立した会社では、どんな事業をしていたのですか?

取締役兼最高技術責任者として、受託開発で事業を回しつつ、自社サービスを何個かつくっていました。小さい会社ながらメンバーの生活を担保するくらいは軌道に乗っていたんですけれど。

 
— なぜ自ら創業した企業の重役だったにもかかわらず、退任したのでしょうか。

起業して3年ほど経ったときに、ふと自分の会社を見つめなおしてみたんです。“技術の側面から社会構造を解決する”ことをテーマに大学時代を過ごし、世の中に良い影響を与えたいと起業をしたのですが、このままだと社会構造に影響を与えられるほどの事業規模にならない未来が見えてきてしまいました。

人生の多くの時間を仕事に使うのであれば、社会的な課題を解決できる、スケールの大きい事業がしたい。その思いがますます強くなってしまったんです。

 
— それは大きな決断が必要だったと思います。経営者としての立場にいた市橋さんの転職活動で、注目していたポイントや基準はありましたか?

自社のビジョンが見えずに悩んでいた時期だったこともあり、転職活動で重視していた基準は、社会的に必要な事業で独自のポジショニングをつくっていけるか。

知人経由やさまざまなエージェントを通して転職活動をしていたのですが、弁護士ドットコムを紹介されたときの第一印象は「ドットコムっていう名前、ダサいな……(笑)」と思いましたね。

社名から2000年当初のベンチャーバブルを想起してしまい、古くさい印象があったのは否めません。とはいえ、「ひとまず話を聞いてみるか」という気持ちで面接に臨んだことを覚えています。

 
— 元榮社長(以下、元榮)も起業前は大手弁護士事務所で活躍されていたんですよね。リスクを犯すという観点で、歩まれてきたキャリアやバックグラウンドは似ている部分もあるように感じます。

元榮の第一印象は、とにかく眼力が強い。弁護士ドットコムは設立から8年ほど赤字だったのですが、わたし自身、創業者としての経験があるからこそ、赤字の事業を8年間続ける信念の強さ、強い精神力に圧倒されました。

そのうえで事業を熱く語り、お金儲けではない「弁護士をもっと身近にすることで生活をより良くする」というビジョンに共感できたんです。

一線で活躍していた弁護士を辞め、強烈な信念でビジョンを実現しようとしている元榮と話をしているうちに、面接直前まで抱いていた「この会社はダサくてきっと自分には合わないだろう」という思いは消えていきましたね。入社後は技術部の責任者として、当時20人前後だった弁護士ドットコムに参加しました。

  • 1
  • 2