日本の投資家を育成して経済的自由人を増やす| クロスリテイリング


日本の投資家を育成して経済的自由人を増やす| クロスリテイリング

こんにちは、編集部のまゆこです。

クロスリテイリング株式会社は、日本の投資教育普及を目的として、日本の投資家育成事業に注力するベンチャー企業。そして、クロスリテイリングの創業者でありトレーダー出身の山口さんは「日本が持っているお金に対する意識や考え方を変えたい」と話します。

では、同社ではどのような信念のもと、日本の投資ビジネスを変えていくのでしょうか。今後の展望とともに今回お話をお伺いしてきました。

※トレーダー:為替や株価、債券の動向を常に把握し、売り時・買い時の情報を提供したり、あるいは売買を行なう者

参考元:ELITENetwork(トレーダーとは?)

Poole:アイコン:クロスリテイリング様 人物紹介:山口 孝志
2008年に培ったトレーダーとしてのノウハウを駆使し、会員の資産を1年で10倍~20倍にする。その後、日本に投資に関する教育環境がつくられていないことや、個人がトレードスキルを持つことの重要性に着目。セミナーやWebコンテンツを販売し、顧客のトレードスキル向上を目指している。

「世の中に循環を起こすのが投資」マーケットから稼ぐっていう思考を持っていい

クロスリテイリング様:記事003

― クロスリテイリングは投資家の教育事業を中心に事業を展開していますが、投資に対してどのような課題意識があったのですか?

僕から見ると、日本のお金に対する意識は間違っていると思っていて。だから、そういった考え方を変えていけたらおもしろいって思います。

例えば「もっと稼ぎたい」「もっといい生活を送りたい」って主張すると、「え、この人何言ってるの?」って思われる場合が多いじゃないですか。極端な表現ですが「お金をほしがるのは、貪欲で汚いことだ」っていう意識が、どこかにあるんだと思います。

 
― では、お金に対する意識や考え方を変えることと、投資家を支援することは、クロスリテイリングの事業にどう関係するのでしょうか?

企業理念は、“全ての投資家のために、誇りを持って、よりよいものを創り、より広く販売提供し、より多くの顧客満足に挑戦し続ける会社”です。そして僕の理念は、“日本の投資家を増やす”こと。

そして、投資家は「どうやったら資産が増えるか」「増えた資産をどう運用するか」を考えているので、お金のために働いているのではありません。自分が働くのではなく、お金に働いてもらうためにどうするかを常に考えています。

増えた資産をベンチャー企業に投資し、企業が成長することで新しいサービスがはじまり、それに伴って新しい雇用が生まれる、というのが投資なんです。つまり、“世の中に循環を起こす”ために“お金に働いてもらう”ということ。この考え方は海外では浸透しています。

 
― 日本でそういった考え方は、あまりない印象があります。なぜだと思いますか?

日本の歴史が大きく関係していると思います。時代背景や政権、もっといえば教育など、要因はさまざまですよね。

一方で、イギリス諸島にはマン島という“世界最高の金融サービスを提供する場所”と呼ばれる小さな島があります。その国の主な産業って、昔は漁業と観光だったんです。でも、行政がストップしてしまうほど貧しくなってしまって。マン島の村民たちは最後の望みをかけて「金融の島にしよう」って、トレーダーたちを招聘したんですよ。そして、村民たちがトレーダーのスキルをつけたら、世界中から資金が集まったんです。

 
― きちんと勉強したことによって、優秀なトレーダーが育成されたんですね。

行政がサービスを止める原因は、結局はお金ですよね。そしてお金を集めるために、税金を上げる。でも、マン島の村民たちはそんな余裕もないほど貧困な生活を送っていたので、国の資金源である産業を根本から変えたんです。マン島のようにマーケットから稼ぐっていう思考を持っていいと思うんです。

「朝起きたら2,000万の損」世の中に自分のノウハウを出し続けたほうがいい

クロスリテイリング様_記事002

― 「“日本のお金に対する考え方”を変えたい」と仰っていましたが、起業する前は何をされていたのですか?

大学卒業後に新卒で公務員になったのですが、25歳のとき給料の安定が嫌で辞めました。

 
― 安定を嫌っているのに、なぜ公務員を就職先に選んだのですか?

大学を出たときって、世間知らずなんですよ。学校っていう世界しか知らなくて、何の経験もないから、“自分にとって一番のやりがい”を知らずに世の中に出るんです。周りは「安定した仕事に就きなさい」って言うので「安定って重要なのかな?」みたいな。

でも、本当はそうじゃなかった。マイナスになったりプラスになったり、アップダウンが激しくないと、生きている気がしない。刺激を求めているし、やりがいも求めているし、課題を解決していくプロセスは楽しいですね。たぶん、すごく軽い発言に聞こえてると思うのですが、本当に常に何か起きてほしいんです。何もない、暇な状況が無理。

 
― なるほど、それで公務員を辞めたのですね。その後、すぐに起業されたのですか?

公務員を辞めてもやりたい仕事がなく、フリーターとして生活を送っていました。でも「結婚したら、まともになるのかな?」と思って、当時付き合っていた女性と結婚しました。

でも、結婚したからといって仕事が決まるわけでもないし、だからといってどこかに就職するのは嫌で。それで、観光カメラマンや便利屋、ホントに転々としました。それもうまくいかずに「じゃあ、元手がいらない、自分にできることって何だろう」と考えた結果、塾を開くことにしたんです。

でも、学生は夕方からしか来れないので、昼間は暇なんですよ。そんな中「そういえば昼間って、株式市場やってたよな?」と、ふと思い出して。それから株式投資をはじめたんですけど、3年がんばった結果、つぎ込んだお金が全てなくなりました。

 
― そのような状況で、何か学べたことはありますか?

勉強しないと、ダメなんだと学びました。それから少資金で出来ると聞いてFXに転向したのですが、1年後くらいにまた全滅するんですよ。

株式やFXには、いくら所有していても損失しか生まない場合があります。でも、決済することでそれ以上の損失を止めて、損失額を確定させる“損切り”っていう行為があるんですけど、その設定をせずに僕は寝てしまって。ちょうどそのとき、夜中に相場が動いてしまって。損切り設定をしておけば何も問題なかったんだけど、油断して設定しなかった。そのため、朝起きたら2,000万の損が出ていました。単純な自分の判断ミスです。

 
― 2,000万円の損が出たら、さすがにトレーダーを辞めたいとは思いませんでしたか?

僕のように多額の損が出てしまった場合、普通のサラリーマンが生活費をギリギリにしてもその金額をまた貯めるのに数年かかるレベルじゃないですか。それに、トレーダーには“相場の損は相場で取り返せ”っていう格言があります。

出してしまった損を相場から取り戻すために、そこから猛勉強しました。もう、必死でしたね。そしたら利益を生み出す方法がやっとわかってきて「これって、やっぱりスキルなんだな」と。

 
― たしかに。株式やFXは、宝くじとは違いますよね。

負ける人は「上がりそう/下がりそう」っていう予測だけでやっているので、勉強をしていないだけなんです。「勉強したら、ちゃんと利益がでる」というのがわかったので「じゃあ、自分が勉強した内容を世の中に出していこう」と思いました。

 
― 自分のスキルを使って、そのまま投資を続けたほうがお金は稼げると考えなかったのですか?

最初はそのつもりだったんです。でも、ある人が僕のトレード履歴を見て「これは世の中に出したほうがいい」って。そこで自分が最初にやったのが、優秀なトレーダーの売買情報をメールで受け取ることができる、シグナル配信というサービスです。

最終的には、顧客の資産を1年で10倍くらいに増やすことができて。そしたら海外のファンドから「専属トレーダーで来てください」と、オファーが来るようになったんです。でもシグナル配信って、結局こちらが配信をやめたらみんな稼げなくなるんですね。それを身をもって知ったので、魚を与えるのではなく釣り方を教えようと。

そして、「世の中に自分のノウハウを出し続けたほうがいい」と思って、クロスリテイリングを創業しました。

「なんか、意外と楽しかったな」多様性に富んだチームって、組織にも変化にも強い

クロスリテイリング様_記事001

― 山口さんご自身はアップダウンを求めているようですが、クロスリテイリングにはどのようなメンバーが集まっているのでしょうか?

クリエイティブで自由だし、1人ひとり賢い子が多くて、どうすれば自分の利益になるかを考えられるんです。正論だけを言い合って長期戦になった場合、お互いが不利になる。自分の給料を上げたいとなった場合、まずは会社が潤わなきゃいけない。そういった考えをもった人たちばかりですね。

 
― “何をすれば、全ての人の利益になるのか”をよく理解しているのですね。

会社の利益をあげるために「とにかく売れればいい」っていう考えになるのではなく、事業を成功させるためには手厚い顧客サポートがあったり、会社のビジョンがあったり。そういったものがセットになってはじめて実現するんだっていうことを理解している。本質を理解している社員は多くいますね。

 
― 採用をするときも、そういった部分を重要視するのでしょうか?

採用のときに自分が一番興味を持つのは、つまずいた経験を持っている人。例えば、大学入試に落ちたとか。そういった“自分がやられちゃった”っていう経験を持っている人をメインに採用しています。

 
― そういった人のほうが、トラブルにも強そうということですか?

そうですね。それに、失敗体験があって、ここで小さな成功体験を積んでいってもらうほうがいいですね。あんまり苦労を経験してこなかった子は「他のほうが、もっといいんじゃないか」と、いろいろ考えて、せっかくのスキルを生かし切れずに辞めてしまう場合も何度かあったので。

いくつかいろんなことを経験したうえで「あ、この会社ってなんかいいな」って思った子たちが残っている印象はあります。

 
― では、今後事業を大きくしていくうえで、どのような人材が必要ですか?

“1人ひとり、人間は違います”っていう多様性を理解できる人。個人を尊重して理解できる多様性に富んだチームって、組織にも変化にも強いんです。

それに起爆材になる人って、タイミングによって違うじゃないですか。今はシステムに強い人がほしい、今は営業に強い人がほしい、とか。それぞれ活躍する段階があると思います。だから、いろんな人に来てほしいですね。

例えば、今いる社員が「1年間海外を放浪したいので、会社辞めます」と言って、1年後に「戻ってきました!面接受けさせてください!」とかでもいいんです。何でもいいので1年間フラフラしたことによって、その視点を会社に還元してくれる可能性も充分に有り得る。むしろ、そういうのを受け入れない会社には絶対にしたくない。だからこそ、本当にいい会社をつくっていきたいと思うし、大事にしていきたいですね。

 
― 最後にどのように働きたいか、メッセージをいただけますか?

もちろん大変なときはありますが、トラブルを含め、毎日ワクワクして1年間があっという間に過ぎる充実感はありますね。そういった視点で見ると、楽しい会社ですよ。

それに、僕がアップダウンを好むので「これやりたい!あれやりたい!」って、周りを「わー!」って翻弄しちゃうんですよ。でも、終わってみたら「なんか、意外と楽しかったな」っていう声はよく聞きますね。たぶん、みんなドMなんだと思います。

インタビューを終えて

“投資を通じて経済的に自由になってもらう”という立場で、日本の投資家たちを支援するクロスリテイリング。山口さんが目指す“多様性に富んだチーム”は、日本の金融市場を現状よりも、よりクリエイティブな場所にしていくのではないでしょうか。


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この記事を書いた人

まゆこ
まゆこ エディター 2013年入社
記事の編集しています、まゆこです。喋るのが得意ではありません。シャキン、シャキンという音を聞きたくて、週末に前髪をよく切ります。目上の方にドッキリをしかけるのが好きです。あと寿司も好きです。